メタルジグやスプーンなどはシンナーで塗装を剥がすことができますが、
樹脂製のプラグ類はプラスチックを侵してしまうので使用することが出来ません。

そこで鉄道模型で知られている、
IPA(イソプロピルアルコール)を使った塗装の剥離方法を紹介します。

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▼参考サイト
KH Train Factory – 「イソプロピルアルコールによる塗装剥がし



使用する溶剤は、自動車(ガソリン車)の水抜き剤。

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ただし、水抜き剤なら何でも良いわけではなく、
高純度(99%以上)のIPA(イソプロピルアルコール)が主成分のものに限ります。

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カー用品店やホームセンターでお探しの際は成分表記をご確認下さい。



<剥離方法>

※作業の前に注意点。

IPAは揮発性、引火性が高いので取り扱いにはくれぐれもご注意下さい。

作業場の換気、手袋などの着用が望ましいです。



密閉できる容器(ビン、タッパーなど)に塗装を剥がしたいルアー、IPAを入れます。

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今回剥離させるルアーが小型のものばかりなのでビンを使用しました。

シーバス用などの10cmを超すルアーは入らないことが多く、
後々塗装を剥がす作業スペースが確保できないのでタッパーが使いやすいです。

浮いてしまうフローティングタイプのルアーは、
アイにオモリを結んで全身が浸かるように沈ませます。



~24時間経過(写真)
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早いものでは1時間ほどで写真のように塗装が膨らんだり、縮れてきました。

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新品の状態と比較
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表面の塗装が縮れ、赤色を抜けています。

他のルアーも。
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メタリックカラーのピーナッツは下地のクロームメッキ?が綺麗に残りました。



浮いた塗装は、硬めの歯ブラシやマイナスドライバーなどで剥がしていきます。
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写真ではアルコールから出して剥がしていますが、
実際はアルコールに浸けながら剥がしていかないと、
せっかく浮いた塗装が乾いてしまい作業がやりにくくなってしまいます。
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使用されている塗料、カラーの違いによる塗装工程により、剥がれ具合はまちまちです。

一発で綺麗に剥がれることのほうが少ないので、
ある程度塗装を剥がしてから再度IPAに浸けましょう。

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傷が入ることでそこから成分が浸透しやすく、塗装が剥がしやすくなります。

IPAが少しずつ揮発して少なくなってしまいますが、再利用可能です。

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