ダイワ 「アルファス エア」のファースト・インプレッション。

本機の特徴や、気になるスプールの重量などを紹介します。

注)この前の購入記事と一部内容が重複します。



■ダイワ ALPHAS AIR 7.2L
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<スペック>

ギヤー比:7.2
巻取り長さ:71cm
最大ドラグ力:4kg
標準自重:165g
標準巻糸量:8lb-50m
ハンドル長さ:80mm
ベアリング(ボール/ローラー):6/1
価格:37,000円

その他、機能・仕様
・スーパーメタルフレーム
・スピードシャフト
・UTD(アルティメットトーナメントドラグ)
・ドラグ調整クリック
・シャワー洗浄

ラインナップ:5.8R、5.8L、7.2R、7.2L

メーカー製品ページはこちら



<付属品>
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・取扱説明書
・展開図&部品表
・製品特性上の注意

リール袋やオイルなどはありません。



いつもの取説と展開図とは別に、新たに付属された「製品特性上の注意」。
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ベイトフィネス専用機ということで、より性能を引き出す使い方などが書かれています。

1. スプールへのラインの結び方
2. メカニカルブレーキ設定方法
3. キャスト時の注意
4. ブレーキ調整時の注意

糸巻き時のハンドル巻き数の目安なども書かれており、読んでおいて損はないかと。



<外観>

正面、上から
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メインフレームはマットブラック、サイドカバーはメタリックブラックと、
黒基調となりました。

こちらのハイギヤモデルは赤がアクセントになっています。

ギヤ比5.8のローギヤモデルは、
メカニカルブレーキノブとハンドルのロックプレートのカラーがガンメタになります。



下から
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アルファスSVと同じく、MADE IN JAPAN 日本製です。



フロントカバーはアルファスSVと同じもの。(色違い)
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レベルワインダーもアルファスSVやPX68などと共通の
ハイスピードレベルワインド仕様となっています。

これまでのアルファス同様、整流ピラーまでは採用されていません。
(PEライン使用時に特に必要性は感じません)



本体重量
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自量:167g

カタログ値より若干重いです。



<本機の特徴・アルファスSVとの比較>
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ベースとなるリールは、昨年発売された「アルファスSV」。

スプールが異なるのと、ボディの微妙な違い(スプール径)以外は基本的に同じ構成です。

▼関連記事
・「ダイワ アルファスSV 簡易比較 外観の違い
・「ダイワ アルファスSV 徹底比較 内部の違い
・「ダイワ アルファスSV 互換性の検証



アルファスSVとの主な違いは以下の2点。



▼ZAIONスタードラグ
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同じAIRモデルに倣ってか、ザイオン製のスタードラグを採用。

30mmの大径ロングアーム仕様で、操作性が良く、
パーミングしたまま、指でハンドル(スタードラグ)を回すこともできます。
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まぁ指が短い僕には関係ありませんが…(汗)



ZAIONスタードラグの重量
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自重:6g

アルファスSVのスタードラグも約6グラムなので、
ザイオン製になったことでロングアーム分の重量を相殺しています。



ちなみに上位のAIR機(T3、SS)はザイオンノブが採用されていましたが、
こちらは通常のI型コルクノブです。

ザイオンノブは濡れると非常に滑りやすく、見た目だけの実用性ゼロなので
ノーマルのI型コルクノブで良かったです。(ザイオンノブだと価格が上がってしまいますし)

ただ、できればクリアカラー(コルク)の方が良かったです。



そして最大の特徴は、ベイトフィネスリールの要、軽量スプール。

▼G1ジュラルミン製AIRスプール(Φ32mm)
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ここが軽くなくては軽量なルアーを快適にキャストできません。

ダイワのことなので上のクラスとの差別化のため、
超々ジュラルミンでくるかと思いきや、何と上位モデルと同じG1ジュラルミン製。

ブランキングこそされていませんが、十分な軽さが期待できます。



今回のAIRモデルでは、スプール径がΦ32mmとなりました。
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そのため、既存のアルファスシリーズ(Φ33mm)とは互換性がありません。



パーミングカップ側には、
赤いアルマイトが施されたフィネスリングのようなものが取り付けられており、
これでスプール径を合わせているようです。
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内部のベアリングは、ゲタを履かせたマイクロベアリング仕様。



ボディ側はスペーサーなどはなく、Φ32ミリ用の専用フレーム。
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真っ赤なエアスプール。
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「SS AIR」に採用されているスプールとの違いは、糸巻き面のブランキングのみのようです。
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ベアリングはもちろんマイクロベアリング。



エアブレーキシステム
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自分の中でダイワのBFリールは、PX68のFSSで止まっていたので、
ベイトフィネススプール=インダクトローター固定式でした。

AIRモデルのインダクトローターは可変式なんですね。

今になってようやく知りました。^^;

効果の方は、

オン&オフがハッキリした効きの良いマグブレーキとの
相乗効果を狙ったセッティングで、
フルキャスト時にはしっかりブレーキが効くが、
ピッチング等の低回転時にはインダクトローターが飛び出さず低弾道で撃ち込める。

とのことです。



そして、肝心のスプール重量は・・・

スプール重量(BB込み)
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自重:9.6g



スプール重量(BBなし)
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自重:7.1g

さすがにG1ジュラルミン製なだけあって軽いですね。

上位の「SS AIR」とコンマ数グラムしか変わりません。



<総評>

ベイトフィネス専用のNEWアルファス。

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実売27,000円前後と、リーズナブルな価格ながら、
上位の「SS AIR」とほとんど変わらないスペックを備えています。

価格差は、9,200円。(SS AIR:46,200円、ALPHAS AIR:37,000円)

SS AIRとの違いは、スプールのブランキングと、ザイオンノブ程度。

更にアルファスはソルト対応なので、ホントにSS AIRの存在が文字通り空気のよう…



アルファス+ゾンダスプールの組み合わせで十分かと思っていましたが、
予想以上のスペックに使うのが楽しみです。(^^)



■ナチュラム



■Amazon



<アルファスシリーズ>
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・アルファス 150HL
・アルファス R-Edition 103L
・アルファス SV 105SHL
・アルファス AIR 7.2L

こうなると初代アルファス(紫)とフィネスカスタムを追加して、
(KTFを除く)アルファスシリーズをフルコンプしたい衝動に駆られます。^^;(笑)

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