昨年使った渓流用ミノー。(トレブルフック装備のみ)
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禁漁後は特にフックを交換するなどはしておらず、軽く洗浄・乾燥させたのみ。

シーズン中も針が曲がればペンチで戻しと、
ほとんどフックを交換することなく使ってきました。



フックの状態確認、取り外し

まずはフックの状態をチェック。

よくよく見てみると、針が伸びて開いてしまっているものがけっこうあります。
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一度曲がってしまったフックは、その時点で強度が下がっているので即交換するのが鉄則。

ところが実釣中はついペンチで戻して誤魔化してしまうんですよね…(汗)
(そしてどのフックが伸びたのか後で分からなくなる)



中には針先が鈍って完全に潰れているものもありました。
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これではまずフッキングしません。。



一部まだ使えそうなものは残し、あとはフックをすべて外しました。
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5センチ前後のミノーに使われる#0のスプリットリングを外すには、
スミスの「スプリットリングピンセット」が使いやすく便利です。



トレブルフック

交換するトレブルフック(トリプルフック)。
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・カルティバ STBL-1.56BC
・カルティバ ST-26TN
・カルティバ STBL-36BC
・スミス D-コンタクト フック
・スミス D-コンタクトフック アカ(赤針仕様)

カルティバ(オーナーばり)のスティンガートリプルシリーズを中心に、
一番多く所有しているスミスのDシリーズ専用フックを取り揃えてみました。

この中で標準でバーブレスなのは、「STBL-1.56BC」と「STBL-36BC」のみ。

「ST-26TN」と「Dコンタクトフック」はカエシを削ること前提です。



一時はシングルバーブレスフック化を考えましたが、
どうもトレブルフックが標準装備されたミノーのシングルフック化は一部厳しいものがあるので
トレブルはトレブルフックのまま、ただしバーブレスでいくことにしました。



ちなみに以下の条件でバーブレスのトレブルフックを探してみたところ・・・

・トレブルフック
・バーブレス
・#12~#16

主要フックメーカーでこの条件を満たすのは、

・カルティバ(オーナーばり):STBL-1.56BC、STBL-36BC

・がまかつ:トレブル17BL

・デコイ(カツイチ):該当なし

・ヴァンフック:DT-38BL 刃金トレブルフック パワーファイン バーブレス



ライトターゲット向けのトレブルフック(バーブレス)はほとんど種類がありません。

入手性を考えると、カルティバの「STBL-1.56BC」と「STBL-36BC」、
がまかつの「トレブル17BL」に絞られます。

更に言えば強度の選択肢があるカルティバ一択でしょう。



それともう一つ。

ヤフオクで落としたトレブルフックフック。
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メーカー不明のよく分からないフック、とかではなくて、
市販ミノーのシングルフック化にあたり、不要になった未使用のトレブルフックです。

その形状からスミスのDシリーズから外したDコンタクトフックと、
カルティバのST-11あたりがほとんどのようです。



<フック比較>

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左から
・カルティバ STBL-1.56BC
・カルティバ ST-26TN
・カルティバ STBL-36BC
・スミス D-コンタクト フック

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サイズはいずれも#12。

全長40~50ミリのミノー プラグに採用されているフックのサイズは#16~#12、
とりわけ#14と#12が多いようです。



注目すべきは、「軸の太さ」と「シャンク長」。

フック単体の重量は、正確に計測できるスケールを持っていないため割愛。

自分の場合、トレブルからトレブルへの交換は、重量はあまり気にしていません。
(所謂泳ぎがどうのこうの)



#12の各フックを比較すると・・・



▼軸の太さ(細い→太い)

Dコンタクトフック ≦ STBL-1.56BC < ST-26TN < STBL-36BC

軸の太さは単純にフック強度。

DコンフックはSTBL-1.56と同等か少し弱い程度な印象です。



▼シャンク長(短い→長い)

Dコンタクトフック < STBL-36BC < STBL-1.56BC < ST-26TN

シャンク長はフックサイズ選びの目安に。

後述のルアーのアイ間隔をみて、前後のフックが絡まない範囲内でサイズを選択します。



<アイの間隔>

フロント(ベリー)とリア(テイル)のアイの間隔
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上2つは全長45ミリ、下3つは全長50ミリ。

スミスのDシリーズはどれも間隔が狭めです。

Dコンフックのシャンクが短いのはこのためでしょう。



トレブルフックの交換

フック交換の前に下準備。

カエシありフック(ST-21とDコンフック)のバーブレス化。

バーブレスではない「ST-26TN」と「Dコンタクトフック」のバーブを
ハンドリューターで削り落とします。
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Dコンタクトフックのバーブは削りにくい形状をしているので
あまりバーブレス化には向いていないのかもしれません。

カルティバフックは綺麗にカエシのみを削り取れますが、
Dコンフックはカエシを削りとってもカエシの厚み(ワイヤーの太さ)が残ってしまいます。



交換完了。
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基本的にスミスのDシリーズには専用のDコンタクトフック、
リュウキはST-11かSTBL-1.56、シルバークリークシャッドにはST-21を取り付けてみました。

しばらくはこの状態で使ってみて様子をみたいと思います。



■ナチュラム



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