ダイワのNEWスピニングリール 「18 カルディア LT1000S-P」のファースト・インプレッション。

いつもの外観・特徴と各部重量をチェックしてみました。



DAIWA 18 CALDIA LT1000S-P

<スペック>
品名:LT1000S-P
ギヤ比:4.8
巻き取り長さ:60cm
自重:170g
最大ドラグ力:5kg
標準巻糸量:ナイロン 2.5lb-100m、PE 0.3号-200m
ベアリング:6/1(ボール/ローラー)
ハンドル長:40mm
ノブ仕様:I型
価格:21,900円*

CALDIA(カルディア) | DAIWA 60YEARS SPECIAL SITE(60周年スペシャルサイト)



<付属品>

・リール本体
・リールバッグ
・スプール調整ワッシャー
・取扱説明書 3冊(内2冊は外国語版)

「18 フリームス」にはなかったリール袋が付属。

フリームス同様、パーツリスト・展開図はありません。



18 カルディアの特徴と各部重量をチェック

「18 カルディア」の外観と特徴、各部の重量をみていきます。

まずは外観から。

本体色は若干ガンメタがかったシルバーベース&ブラック。

カラーリングは前モデル 「14 カルディア」とほとんどかわりません。

若干の違いとして、「14 カルディア」のローターは青みがかっていましたが、この「18 カルディア」はZAIONに似たマーブルカラーになっています。

またセオリーと共通ボディですが、疑似エンジンプレートの色がゴールドからブラックになりました。



また、生産国は MADE IN CHINA 中国製になります。



▼総重量

自重:170.5g

前モデルから2000番で35グラムもの軽量化。

ちなみに「18 カルディア」1000番と2000番はカタログスペックで同重量となっています。

一方のセオリーは1000番と2000番で20グラムも違うようですが、この差は何なんでしょう。

<参考重量>
14 カルディア 2004 自重:205g
15 ルビアス 1003 自重:175g
17 セオリー 1003 自重:155g



続いて、ローター&スプール周り。

LTコンセプトによる新技術 「大口径ドラグノブ」に「薄肉アルミスプール&ロングキャストABS」。

ドラグノブ自重:6.37g



軽量な薄肉アルミ製スプール。

スプールエッジは、従来のABSと比べて5%の飛距離アップ効果のある「ロングキャストABS」。



▼スプール重量

自重:19.15g

とんでもなく軽いです。

脅威のアンダー20グラム。

<参考重量>
ダイワ 08 プレッソ 1003 スプール自重:21.5g
シマノ 17 ソアレCI4+ 500S スプール自重:21.0g



DS5製エアローター。

カラーはZAIONっぽく見えますが、ローターの厚みが全然違います。

ラインローラーは標準で1BB仕様。

前モデルと変わっていないので同様に2BB化が可能と思われます。



▼ローター重量

自重:38.66g

<参考重量(1000-2000ローター)>
ZAION製ローター(07 ルビアス):約30g
ZAION製エアローター(17 セオリー):約32g
DS5製エアローター(14 カルディア、15 ルビアス、18 カルディア):約38g
DS4製エアローター(15 フリームス):約45g



40mmアルミマシンカットハンドル。

セオリーと共通の細軸ハンドル。

ハンドルノブは「ハイグリップI型ライトノブ」。



ハンドル重量

総重量:14.9g
・ハンドル本体:10.4g
・ハンドルノブ:3.7g

同じハンドルで長さ違いのセオリー2004Hのハンドルとほとんど変わりません。



ハンドルキャップのサイズはもちろん「17 セオリー」や「14 カルディア」と共通。

アオリスタンドなど、広く流通している各種リールスタンドは対応しません。



フリームスでがっかりさせられたスプール受け部。

「18 カルディア」ではこれまで通りのカラー支持。

今後の主流であるLT機の上位モデル(または派生モデル)とスプールの互換性があります。

ちなみに定番のベアリング追加について、カラーをBBに交換可能と思われますがこれまでとサイズが異なるようです。
(これについてはフルベアリング化記事にて)



最後にスプールやローターなどを外したリール本体重量。

自重:87.7g

同ボディのセオリー 2004Hの重量が84グラム。

ボディサイズは僅かながら1000番のカルディアの方が小さいはずですが、セオリーの方が軽い結果に。

ギヤ素材の差でしょうか。



ファースト・インプレッション

期限間近のポイントがあったので試しに購入してみた「18 カルディア」。

正直言って必要ない番手ではありますが、まぁネタになりそうなのと、セオリーと共通の1000番ボディに興味がありました。



セオリーと同じボディということで気になるスプールのブレですが、2000番のセオリー同様に僅かながらブレがみられます。

といってもほとんど気にならないレベルなので、この件については2000番以下は問題ないでしょう。

サイズの上がる2500番以上は店頭にしてよく確認してから購入することをオススメします。



巻き心地については変なノイズなどもなく良好。

シマノっぽい滑らかさのあった「18 フリームス」より巻きは軽いです。

ハンドルノブ内のシム調整不足でガタが気になりますが、こちらは自分で調整可能なので問題ありません。



初のLOW SPEED 4.8:1のパワーギヤモデル。

とのことですが、実態は従来機でいうところのノーマルギヤ比。

LTコンセプトにより、従来のノーマルギヤ比が実質的なローギヤという扱いになりました。

LTコンセプトとによる仕様変更で地味に嫌な変更点かもしれません。
(技術の進化と共にギヤ比は上がっていくわけですが、現在のレベルではまだ少し早いかも…)



劇的な進化がみられた「18 フリームス」と比べると、どうしても地味な印象の「18 カルディア」。

「18 フリームス」では一部退化がみられたものの、「18 カルディア」は順当に進化しています。

従来機と互換性はないものの、今後のLT機とスプールの互換性があるのは大きいでしょう。

LT機への切り替えを検討しているダイワユーザーには悪くないリールだと思います。
(スプールの使い回しを考えると、このカルディアが最低ランク)



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