シマノのDCブレーキ搭載リール「スコーピオンDC」が待望のモデルチェンジ。
滑らかな巻き心地を実現するマイクロモジュールギアに、低慣性MGLスプールを新たに搭載。
XG-エクストラハイギアが追加され、ラインキャパが16lb-100mに増加し、さまざまな釣りに対応するフリースタイルベイトリールになっています。
フリースタイルDC シマノ 21 スコーピオンDC
低慣性スプールでさらなる進化を遂げたフリースタイルDC。
さまざまな釣りに対応するフリースタイルベイトリール。マグナムライトスプールへアップデートすることで、高いキャスト性能を実現しています。さらに深溝化してラインキャパシティを上げることにより、釣種のアジャスト幅を広げました。駆動中枢はパワフルで巻き上げノイズの少ないマイクロモジュールギア。I-DC5ブレーキは急にルアーが失速しても瞬時に適切なブレーキ力を得られます。ギア比も6.2のノーマルギア、7.4のHG(ハイギア)そして8.5のXG(エキストラハイギア)もラインナップし、バスをはじめ、シーバスやロックフィッシュまで楽しめる1台です。
ラインナップ・スペック、価格、発売日
ラインナップは、ラインキャパ:16lb-100mの150番に3タイプのギア比に左右ハンドルで計6機種。
品番 | ギア比 | 最大巻上長 | 最大ドラグ力 | 自重 | スプール寸法 | 糸巻量 | ハンドル長 | ベアリング数 | 本体価格 |
150 RIGHT | 6.2 | 66cm | 5.5kg | 215g | φ34/25mm | 16lb-100m | 42mm | 7/1 | 37,500円 |
151 LEFT | 6.2 | 66cm | 5.5kg | 215g | φ34/25mm | 16lb-100m | 42mm | 7/1 | 37,500円 |
150HG RIGHT | 7.4 | 79cm | 5.5kg | 215g | φ34/25mm | 16lb-100m | 42mm | 7/1 | 37,500円 |
151HG LEFT | 7.4 | 79cm | 5.5kg | 215g | φ34/25mm | 16lb-100m | 42mm | 7/1 | 37,500円 |
150XG RIGHT | 8.5 | 91cm | 5.5kg | 225g | φ34/25mm | 16lb-100m | 45mm | 7/1 | 37,500円 |
151XG LEFT | 8.5 | 91cm | 5.5kg | 225g | φ34/25mm | 16lb-100m | 45mm | 7/1 | 37,500円 |
発売は、右ハンドルが2021年4月、左ハンドルは5月発売予定。
「21 スコーピオンDC」の特徴
「21 スコーピオンDC」の特徴とスペック、採用テクノロジーなどをチェック。
【HAGANEボディ】 「19 スコーピオンMGL」のアルミボディ
NEWスコーピオンDCのベースリールは、「19 スコーピオン MGL」。
φ34mmのスプールを搭載するスタンダードなアルミ製のHAGANEボディです。
【HAGANEギア】 滑らか巻き心地を実現するマイクロモジュールギア
メインギアは超高強度真鍮製のHAGANEギアを搭載。
もちろん、滑らか巻き心地を実現するマイクロモジュールギア仕様です。
【DCブレーキ】 ライン別3モードに5段階の外部ダイヤルを備えた「I-DC5」
DCブレーキシステムは、「I-DC5」を搭載。
N:ナイロン、F:フロロ、P:PEの3モード内部ダイヤルに、5段階の外部ダイヤルでブレーキを調整します。
Wは強風時に対応するウインドモードになります。
【スプール】 φ34mm 低慣性MGLスプール
φ34mmの超々ジュラルミン製 MGL-マグナムライトスプールを搭載。
薄肉化したうえで胴径と側面にブランキングを施し、重くなりがちなDCスプールを軽量化。
飛距離・キャスタビリティの向上に繋がります。
また、ワイドスプール化によりラインキャパが前モデルの14lb-100mから16lb-100mへアップ。
さまざまな釣りに対応するフリースタイル性が向上しています。
【まとめ】 前モデル「17 スコーピオンDC」との違い、進化点
スペック比較 | 17 スコーピオンDC | 21 スコーピオンDC |
HAGANEボディ材質 | アルミ製 | アルミ製 |
HAGANEギア材質 | 超高強度真鍮製 | 超高強度真鍮製 |
X-SHIP | ○ | ○ |
マイクロモジュールギア | – | ○ |
自重 | 215g | 215/225g※ |
ラインキャパ | 14lb-100m | 16lb-100m |
スプール寸法(径/幅) | φ34mm/22mm | φ34mm/25mm |
スプール材質 | 超々ジュラルミン | 超々ジュラルミン |
MGLスプール | – | ○ |
ブレーキシステム | I-DC5 | I-DC5 |
ベアリング数 | 7/1 | 7/1 |
本体価格 | 37,500円 | 37,500円 |
モデルチェンジによる進化点は、以下の4つ。
・XG-エクストラハイギアの追加
・マイクロモジュールギア化
・ワイドスプール化によるラインキャパの増加(16lb-100m)
・MGLスプール化
目を引くような新技術の採用はありませんが、基本スペックが底上げされています。
基本スペックが底上げされたNEWスコーピオンDC
無難にモデルチェンジしたNEWスコーピオンDC。
ベースリールの都合もあってラインキャパが前モデルから増加。
シマノ的にはやはりφ34mmスプールのラインキャパは16lb-100mがベーシックなのか…。
DCブレーキリールはどちらかというとバーサタイルよりロングキャスト向けということもあるのでしょう。
昨年「エクスセンスDC SS」で初めてDCブレーキを体験し、そのトラブルレスだけでなく、重いスプールからは考えられない軽めのルアーへの対応力に驚かされました。
昨年はDCブレーキの最安モデルとして「SLX DC」が発売されましたが、やはりそれなりのグレードを買った方が後々後悔することもないでしょう。