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インターラインロッド考察

<12/12 一部修正・加筆>

先日のインプレで書き切れなかったインターラインロッド全般のインプレや、
問題点などをまとめてみました。

20130527-1

現在、実用レベルの中通し竿を作れるのはダイワ、シマノの2社のみです。

▼中通し竿の名称
ダイワ:「インターライン」
シマノ:「インナーガイド」

中通し竿の性能については、贔屓目に見てもダイワの方が上だと思いますので、
ダイワのインターラインメインで話を進めていきます。

現在所有している(いた)インターラインロッドは、
先日インプレ記事を書いた「エメラルダス INF 86MI」と、
「帆影」という船竿の2本。帆影は訳あって海の底ですが(笑)

実質エントリークラス1本使ったのみでここまで言うかってくらいの内容ですが、
大筋で合っていると思います。
(先日のインプレと一部内容が重複しています)


インプレの前にインターラインロッドのテクノロジー的なことを何点かご紹介。

<参考サイト>
DAIWA : エギングロッドの科学

※以下、グレー字はメーカー説明になります。

■リニアインターライン構造
linear
耐久撥水を施したロッド内面に、山形状の突起をスパイラル形状に設けた構造で、
これは言わばロッド内部に多数のガイドが入っているのと同じ状態。
これにより、ラインと水滴が接触しにくくなることでブランク内面にベタつかず、
スムーズでスピーディなライン放出を実現している。

最低限なくてはならない中通しの基本構造。

これがないとラインがべったり張り付いて使い物になりません。

■超撥水ドライ加工
dry
ブランク内面にほとんど水滴が触れない接触角165°を実現した驚異の撥水性能と、
ラインのスムーズな放出を可能にするリニアインターライン構造を組み合わせた加工技術。
ラインと共に内部の水滴まで一気に排出されるため、
インターラインロッドとは思えないほどのスムーズなライン放出性能を発揮する。

インターラインロッドの性能を左右する重要な要素(後述)

最上級の「超撥水ドライ」は、ミドルレンジ以上のモデルに採用されています。

先日インプレした「エメラルダス INF」を含め、エントリークラスは「耐久撥水」ですが、
ケア用品の「超撥水ドライスプレー」を使用すれば上位モデルと変わらない撥水性能に。

■スーパーフレックストップ
flex
細さとしなやかさ。振り抜けスピードが向上し、キャスト後のブレが大幅に軽減。

こちらもミドルレンジ以上のモデルにのみ採用。

太く、ダルくなりがちなトップ~ティップ周りを改善?

使ったことがないので何とも言えませんが、太いより細い方が振り抜けが良さそうです。


テクノロジー的なことは以上です。

その他、インターラインロッドの売りである、

・トラブルレス
・飛距離
・高感度

の3つについて。

■トラブルレス

これについては言うまでもありませんね。

ガイドがないので物理的に絡みようがありません。

風の強い日、暗闇でラインが見えない場合には非常に助かります。

ただし、過信してラインスラッグを出し過ぎると
PEライン同士が結べてコブが出来てしまうこともあるので油断は禁物です^^;



■飛距離

「意外と飛ぶ」、「アウトガイドと変わらないくらい飛距離が出る」

↑よく見かける文面ですね^^;

使い始めは本当にこの通りです。 使い始めは…^^;
撥水性能が落ちると、途端に飛距離が激減します。。(後述)

アウトガイドに比べて明らかに飛距離が出なさそうに感じますが、
PEラインだとほとんど変わりありません。

これは「KRコンセプト」など最近のガイドセッティングにヒントがあります。

その辺りは「KRコンセプト」等のワードでググって貰えばよくわかると思います。

要するにリールから放出されるラインを素早く収束させることでラインがバタつかず、
スムーズにラインが出ることによって飛距離が出るということ。



■高感度

「アウトガイドでいうと無数のガイドリングに触れているようなもので感度が良い!」云々・・・

当然ですが、これはロッド内に水分がほとんどない状態での話。

いくら撥水性能が高かろうが100%ではありませんし、使っていけば撥水性能も落ちてきます。

使っていく内にロッド内部は少なからず水分が溜まってラインに纏わりつきます。
海水なので真水以上にベタつきます。

ラインに水が纏わりつき、抵抗が増えれば間違いなく感度は落ちていきます。

確かに使い始めは感度が良く感じたような気もしましたが、
ある程度使ってみると・・・微妙。。

感度については過剰に期待しない方がいいです。


■インターラインロッドの問題点(欠点)

1シーズン、インターラインロッドを使って一番感じたことは、
インターラインロッドの性能は“撥水性能ありき”と言うこと。

撥水コートは使えば使うほど徐々に落ちていきます。

撥水コートが落ちていくと・・・

・飛ばない
・糸が出ない
・感度低下

の三重苦・・・。

特に飛距離が出なくなったことと、糸がスムーズに出なくなってしまう点が顕著です。

キャスト時にロッド内部で抵抗が掛かっているのが実感でき、飛距離が目に見えて落ちました。

フリーフォールさせようにもラインがロッド内部に張り付いて糸が出ません。

仕方がないのでロッドを煽って無理やりラインを送るしかありません。

抵抗が増したせいか、心なしかシャクリも重く感じます。



撥水コートがある程度機能していても、飛距離、感度共に優れているのは、
釣り開始から1~2時間くらい。

それ以降は内部に水分が溜まっていき、ラインに水が纏わりついていきます。



■撥水コートの塗布について

市販のメーカー純正「超撥水ドライコート」が1本で約3,000円。

付属の説明書によると、
撥水スプレーの塗布は、釣行8~10回に1回が目安。

スプレー1本でエギングロッドなら約6回分塗布できるので、
一回あたりの撥水コートに500円近く掛かります。

ちょっと高いですね(汗)


これらをまとめると、、

▼メリット
・ガイドに絡むことが物理的にない
・アウトガイドに比べて空気抵抗が少ない
・アウトガイドモデルと同等の飛距離が出る※
・感度が良い※
※撥水コートが十分に効いている場合

▼デメリット
・撥水性能が落ちると極端に性能が下がる
・準備、後始末がアウトガイドモデルに比べてやや手間が掛かる
・性能の維持に手間とコストが掛かる

これらを踏まえて、、

あえてインターラインを選択する必要があるのか、
撥水処理の維持に掛かる手間、コストが気にならないかが選択のポイントですかね。

ナイトゲーム(暗闇での釣り)がメインの方、風が強いとき用のサブロッドにおすすめです。

逆にアウトガイドロッドでライントラブルの不満がなければ
あえて選択する必要はないと思います。

特に釣行頻度の高い方には、ロッド内部の乾燥が追いつかない、
撥水コートの塗布回数が増えるため、向かないかと思います。

自分の場合、釣行は朝まづめがメイン。
風の強い日はそもそも釣りに行きませんし、インターラインの必要性はありませんでした^^;

「スーパーフレックストップ」採用のモデルを使ってみたい気持ちもありますが、
次にまたインターラインは選択することはたぶんないでしょう。


とりあえず使ってみたいという方には、
エントリークラスの「E-GEE(エーギー)」か「エメラルダス INF」シリーズ。

どうせ使うのならそれなりのモノをという方には、
ミドルレンジの「エメラルダス MX」か、
現在は廃盤の「エメラルダス ST」をおすすめします。

ダイワ(Daiwa) E-GEE 86MI・F
ダイワ(Daiwa) E-GEE 86MI・F

PEライン:0.6~1.0号、エギサイズ:2.5~3.5号
定価 15,400円(税込16,170円)
35%OFF10,009円(税込10,509円) + 300ポイント
※2013年12月7日時

ダイワ(Daiwa) エメラルダス INF 86MI
ダイワ(Daiwa) エメラルダス INF 86MI

PEライン:0.6~1.0号、エギサイズ:2.5~3.5号
定価 22,400円(税込23,520円)
30%OFF15,680円(税込16,464円) + 470ポイント
※2013年12月1日時

ダイワ(Daiwa) エメラルダス MX 85MLI SHORE
ダイワ(Daiwa) エメラルダス MX 85MLI SHORE

一番おすすめできるミドルレンジモデル
定価 29,500円(税込30,975円)
31%OFF20,148円(税込21,155円) + 604ポイント
※2013年12月7日時

ダイワ(Daiwa) エメラルダスST 81M-MD
ダイワ(Daiwa) エメラルダスST 81M-MD

MXの登場により、廃盤になったミドルレンジモデル
十分なスペックを満たしており、大変お買い得です。
定価 33,800円(税込35,490円)
半額16,895円(税込17,740円) + 506ポイント
※2013年12月7日時

ダイワ(Daiwa) 超撥水ドライスプレー
ダイワ(Daiwa) 超撥水ドライスプレー

「超撥水ドライ」スーパーインターラインロッドのメンテナンス用スプレー
定価 3,200円(税込3,360円)
20%OFF2,552(税込2,680円) + 76ポイント
※2013年12月1日時


インターラインと言えばもう一つ。

今年発売されたインターラインのシーバスロッド

モアザン IL (インターラインモデル)90ML ←クリックでメーカーHPへ
morethan-IL

シーバスはほとんどといっていいほどやらないので大きなことは言えませんが、
あまりメリットがあるような気がしません。。

太内径トップ
morethan-IL-top
20lb.クラスのリーダーもラクラク通る1.6mmの太内径のシーバス専用トップ。

先径が2.8mmと一般的なアウトガイドのシーバスロッドと比べて、
1mm近くも太くなってしまっています。

さすがに1mm近くも太くなってしまうと、
硬いかダルいような調子になってしまいそうですが、
どうなんでしょう。

インターラインシーバスロッド、、
1本くらいはラインナップにあってもいいとは思いますが、
いつの間にか消えていたなんてことになりそうな予感。

ダイワ(Daiwa) MORETHAN IL(モアザン IL) 90ML
ダイワ(Daiwa) MORETHAN IL(モアザン IL) 90ML

ルアー:7-35g、PEライン:0.6-1.5号
定価 59,500円(税込62,475円)
20%OFF47,600円(税込49,980円) + 1428ポイント
※2013年12月7日時


オマケ

■インターラインロッドの可能性

エギングではそれなりの需要があるインターライン

他のジャンルではどうよと言うと、正直微妙です。。

基本的にインターラインロッドは、内径、抵抗の点から
太いライン、軽量ルアーは向きません。

また、アウトガイドに比べてどうしてもティップが太くなるので、
ティップに繊細さを必要とするライトな釣りにも向きません。

実質PEライン専用、投げるルアーはある程度重いものでないと使えないので、
他のジャンルでは厳しいでしょうね。

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