この前のUTDチューンに関連して、
今度はATD – オートマチックドラグへのバージョンアップです。
関連記事:「ダイワ トーナメントドラグをUTDにアップグレード」
今回はダイワ 「08 プレッソ」の1003スプールをATDへアップグレードします。
ちなみに、ATDへのチューンはメーカーが公式に実施しております。
▼SLP WORKS ATDチューン
対象機種:12 イグジスト、12 ルビアス、13 セルテート、14 カルディア、10 ソルティガ など
料金:小型スピニング フィネス(1枚) 2,500円、小型スピニング(3枚) 3,500円
詳細はこちら → 「SLP WORKS:ATD TUNE」
こちらもワッシャーを替えるだけのようなので自分でやってみることにしました。
SLPワークスのATDチューンは、
UTDからATDのチューンなのでそれ以外の機種は対応しておりません。
今回の「08 プレッソ」のようにUTDですらないドラグは自分でやる他ないようです。
<必要なもの>
■SLP スポーツライフプラネッツ ATDワッシャー
株式会社スポーツライフプラネッツ – 「メンテナンス用ATDワッシャー」
今回はこれだけ。
と言うより、これ以外の方法が今のところありません。
オートマチックドラグ専用のグリスは販売されていないため、
スポーツライフプラネッツのグリス含浸済みのものしか入手できません。
「15 フリームス」発売直後はワッシャーのみ取り寄せ可能でしたが、
それが取り寄せ不可になり、現在は、ドラグW(1マイ イリ)とパーツ表に記載されています。
ATD採用機はすべてこの仕様となっているので、
このドラグWはおそらくこのSLP ATDワッシャーと同じものでしょう。
ATDは自分でメンテナンスできないと思っていましたが、
どうやら自分でもメンテナンスできるようです。
ワッシャー毎交換という、ややお金の掛かる方法ではありますが。
▼SLP ATDワッシャーのラインナップ
・ATDワッシャー 10-20フィネス 1枚入り 500円
・ATDワッシャー 25フィネス 1枚入り 500円
・ATDワッシャー 25 3枚入り 1,500円
・ATDワッシャー 30-40 3枚入り 1,500円
このATDワッシャー、地味に高価です。
TD、UTDのドラグリペアキットが3枚入りで500円なのに対し、
このATDワッシャーは1枚で500円…
なんと3倍もします。。(汗)
ソルティガ用のATDワッシャーに至っては一枚で@1,000円。
(まぁこちらは大物用なので仕方ない気がしなくもないです)
今回はフィネスドラグ用なので1枚で済みますが、
通常のドラグは3枚必要なのでそちらの方は1,500円と割高です。
▼ATDワッシャーの内容物
ATDワッシャーを開封してみました。
ワッシャーが入った密閉されたパックと、取扱説明書が付属します。
パックの封を切ると、専用グリスが含浸されたワッシャーが
2枚のピニールに包まれて入っていました。
けっこう厳重ですね。
個人的にチャック付き袋のチャックで潰れやしないかと心配になる梱包です。
<交換方法>
それではATDへのチューン方法です。
まずは既存のドラグワッシャーを抜き、スプール内部を綺麗に洗浄します。
一番上のドラグリングがストッパーの役割を果たしているので、これを外します。
(飛ばさないように注意)
外した部品一覧。
古いグリスが付着しているドラグラチェットとスプール内部を洗浄します。
クリーナーで落とし、綺麗になりました。
あとはATDワッシャーを埃や油分が付かないようにピンセットで取り出し、
スプール内に嵌めるだけ。
ドラグラチェット、ドラグリングを取り付ければ改造は終了です。
完成。
フィネストーナメントドラグから最新のATDフィネスドラグにアップグレードできました。
一応これでATD搭載ということになりましたが、
ワッシャーの厚みが変わったことによる隙間が少し気になるので、
実際に使ってみて問題がないかどうかチェックしたいと思います。
問題の有り無しに問わず、再度ご報告します。