今回使用するブランクはMHX社の安物ブランク 「PF542L-MHX」。
これで小渓流・源流域用のショートロッド(スピニング)を作っていきます。
まずは、Part1 グリップ製作。
(その前にブランク塗装をしているので正確にはPart2ですが)
使用パーツ一覧。
渓流用なのでグリップはコルク、他のメタルパーツ類はちょっとケチってシンプルに仕上げます。
リールシートはアキュラシー性能を追求した新型のTVS(タイトVスピニング)シート。
正直言ってあまり好きではないタイプのゲテモノシートなのですが、
物は試しにということであえてコレを採用してみました^^;
(渓流くらいしかキャスト精度を必要とする釣りをしないので)
一部のパーツを短く加工します。
Justaceのエンドキャップ 「EC-23C08」を5mmほどショート化。
シートの方もTVSはスクリュー部分が少し長いので10mmほどカットしました。
(これ以上切るとストレートグリップの場合、リールを取り付けられなくなります)
アーバーは13mmと15mmのコルクアーバーを最低限の数設置。
先にカーボンパイプを接着してからパイプシート本体を接着します。
内径15mmのTVSに外径15mmのカーボンパイプを入れるわけですが、
ほとんどのカーボンパイプの実測径が0.数mm小さいため、若干の隙間が出来てしまいます。
隙間が空いたままだとそこから水が入るのであとで接着剤で塞ぎます。
最後にフロントグリップ。
TVSはブランクタッチできるよう先を短く切り詰めた形状をしています。
そのため、フロントグリップレスがデフォな設計だとは思いますが、
何かしら取り付けないとキャストの際に親指が乗り切らず、
操作性も悪いので取り付けることにしました。
取り付けるパーツはジャストエースの「TRG21-02C08」。
そのままだとシートとの間に段差が出来てしまうので、これを紙ヤスリで少し削って埋めます。
120→320番の順でなるべく均一になるよう慎重に削ります。
段差がほぼなくなりました。
表面を削った分、コルク内部の粗が目立ってしまいましたが、
ある程度使って汚れがついてからコルクパテで補修するつもりです。
ワインディングチェックと一緒に接着して、グリップは完成。
(エンドキャップはまだ接着していません)
リアグリップはリールフットから18cmと、渓流ロッドとしてはたぶん少し長めだと思います。