シマノ 「20 ヴァンフォード」ベアリングカスタム。

今回はラインローラーに1BB追加し、標準の1BBから2BB仕様にしてみました。

必要なベアリングにツール、追加方法を解説。

こちらも前モデル「16 ストラディックCI4+」から構造が変わり、上位モデルの部品を移植しなくても簡単に追加できるようになっています。




ラインローラーにベアリングを追加する方法

シマノ 「20 ヴァンフォード」のラインローラーにベアリングを追加する方法を紹介します。

必要なベアリングにツール、追加方法を解説。

お約束ですが、リールの改造はくれぐれも自己責任でお願いします。

必要なベアリング&ツール

必要なベアリング、ツールは以下の2つ。

<ベアリング>

DDL-740ZZ

外径7mm x 内径4mm x 幅2.5mm

NMB(ミネベア)のステンレス製ベアリングならいずれも300円しない程度。

<ツール>

マイナスドライバー

幅5mmのもの。




1.ラインローラーを分解

ラインローラーの分解は比較的簡単、見えているネジをマイナスドライバーで外すだけです。

分解する際、反対側(ベールアーム側)の軸を押さえながらネジを外しましょう。

ネジを外したらアームカムを手前に倒し、手前に見えている黒い樹脂製カラーをベアリングに交換します。

やたら粘っこい白いグリスは、最近よく用いられるようになった防水性の高い特殊グリスでしょう。

ベアリングの外側のみに塗布されているようで、回転に影響を与える内部には入っていないようです。

ちなみにラインローラー一式の部品構成がこちら。
(ベアリングを追加するのにここまで分解する必要はありません)

前モデル「16 ストラディックCI4+」から構造が変わっています。

無印ストラ、ストラCI4+のラインローラーを2BB化するには上位モデルの部品を移植する必要がありましたが、「20 ヴァンフォード」では簡単に追加できるようになりました。

黒い樹脂製カラーをベアリング(DDL-740ZZ)に交換するのみ。

ちなみにラインローラーも一新されています。

内側には防水性、保持力を高めるため?のOリングが嵌め込まれています。




2.ラインローラー内のカラーをベアリングに交換

黒い樹脂製カラーをベアリング(DDL-740ZZ)に交換。

ベアリングへの注油は、オイルかグリスどちらでも可。

回転性を取るか、持ちを取るかで使い分けてください。

内部にはオイルを注油して、外側に水分・ゴミの侵入を防ぐためのグリスを塗布するのもオススメです。

組み直す際は軸側の向きに注意。

2箇所の突起をアームカム側の窪みに合わせます。

ネジを締めて作業完了。

確認のため、ラインローラーを回してみてください。

回らない、回転が悪いようであればどこか組み込みが間違っているか、ネジの締め込み過ぎが原因です。