渓流解禁に伴い続々と発売される2020年のNEW渓流トラウトルアー。
今回はスミスの「Dコークス 51」に、ティムコの「ラクス 60S」の2つ。
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スミス D-コークス 51
じっくり誘う技巧派の為の重心移動ヘビーシンキングミノー D-コークス
D-コークスは重心移動。その狙いは2つ。キャストでテールに重心を集中させ、 すばやいフォールスピードを獲得。
狙ったレンジで1アクション→タングステンウエイトをセンターに移動させ、微入力による 流れまとわりつくような水平姿勢でのヒラ打ち慣性スライドでターゲットを誘惑する。
ボディーのフラットサイドにより“ギラリ”感を強調。超がつくほどのフラットベリーが フォール抵抗になりアクション中の急激な沈下を防ぎ、根がかりをも軽減する。
じっくり誘う技巧派の為の重心移動ヘビーシンキングミノー誕生。
出典:SMITH|D-COAX
Dシリーズで初となるタングステン重心移動機構を内蔵
Dコークスは、Dシリーズ初となるタングステン重心移動機構を内蔵しています。
重心移動システムは、ジップベイツのマグドライブシステムのような凝った構造ではなく、至ってシンプルな構造。
一般的に渓流トラウトでは立ち上がりが悪くなるため採用されにくい重心移動ですが、Dコークスは飛距離アップだけでなく、素早い沈下も狙っての採用とのこと。
商品説明にもある通り、着水後はテールに寄った重心で素早く沈め、狙ったレンジでロッドアクションを入れて重心をセンターに戻し、その後は水平姿勢でのヒラ打ち慣性スライドでアピールするというのが使い方の基本だそうです。
Dコンタクトと比較
定番の「Dコンタクト50」と比較。
Dコークスのフォルムは、どちらかと言えばDコンより「F-セレクト」に似ています。
ボディのフラット面がDコンより拡がったことでヒラを打った際の “ギラリ感” が強くなるようです。
<スペック比較>
ルアー | レングス | ウェイト | タイプ |
D-コンタクト | 50mm | 4.5g | ヘビーシンキング(固定重心) |
D-コークス | 51mm | 4.6g | ヘビーシンキング(重心移動) |
長さ、重さともにDコンとあまり変わりありません。
スペック面だけでみると、固定重心か、重心移動かの違いといった感じです。
いろんな意味でヒットなるか? 水平姿勢でのヒラ打ち慣性スライドで喰わす!
これまでに発売された平本仁氏開発のルアーがこちら。
・D-コンタクト 50
・D-インサイト 53 44
・D-コンパクト 45 38
・D-コンセプト 48MD
・D-Sライン
・F-セレクト 51
ヘビーシンキングミノーの先駆けとなった「Dコンタクト」で大当たりし、その後の「Dインサイト」、「Dコンパクト」も評価が高く、個人的に気に入ってよく使っています。
(実績も上々)
ただ、その後の「Dコンセプト」以降はあまり売れ行きはよくない様子…。
(セール時によく見かけますね)
決して悪いルアーではないものの、あまり万能に使えるタイプではないためか、今ひとつぱっとしない印象です。
今回の「D-コークス」はどうなのでしょうか。
最大の特徴である重心移動は、いざ使ってみるとあまり有用性を感じられず、Dコンタクトで良くない?ってなりそうな予感がします。
まぁ実際に使ってみないことには何とも言えないので、謳い文句のアクション「水平姿勢でのヒラ打ち慣性スライド」に期待です。
ティムコ ラクス 60S
様々なシチュエーションでトラウトを魅了する攻撃的シンキングミノー
様々なフィールド・シチュエーションで性能を発揮できるように徹底的にテストし、結果を出すための要素を詰め込んだシンキングミノー。アップストリームではフラットサイド面を活かしたキレの良いヒラウチでターゲットに強烈にアピール。クロスからダウンへのアプローチでは流れから飛び出しづらいバランスに設計。湾曲したボディとオリジナルリップ形状、ウエイト位置の合わせ技によって様々な河川状況でも対応可能です。
Length: 60mm Weight: 5.8g Type: Sinking
Laks ノルウェー語で鮭の意
これまで使ったことのなかったティムコの新製品。
「Laks」 ノルウェー語で鮭の意だそうで、フォルムに表れていますね。
このハンドメイドミノーにありそうなフォルムに惹かれて衝動買いしてみました。
見た目だけでなく、その性能も優れているようで、
・渓流のサイズアップ
・中流域のベストサイズ
・本流のサイズダウン
と、様々なシチュエーションを意識して造られているようです。
60mmというと、自分は本流用のサイズという認識でいてまず使わないサイズですが、このルアーを機に渓流でも使ってみたいと思っています。