ダイワ 「20 ルビアス」、定番のフルベアリング化を施してみました。

必要なBB、追加方法を紹介します。

現在ラインナップされているLT2000~LT4000-Cまで共通です。

20ルビアスのベアリング追加改造方法

「20 ルビアス」では、スプール内・受けに1BBずつ、ハンドルノブ内に1BBの計3BB追加可能となっています。

ラインローラーは標準で2BB仕様のため、何もする必要ありません。

標準の9BBから3BB追加でMAX12BB仕様へとカスタム可能です。

注)ダブルハンドルモデルはハンドルノブに+2BBでMAX14BB

必要なBB、改造方法は全サイズ(LT1000~LT4000-C)共通です。

必要なベアリング、ツール

<ベアリング>

▼スプール内用
外径10mm x 内径6mm x 幅2.5mm
 → DDL-1060

▼スプール受け用
外径11mm x 内径7mm x 幅2.5mm
 → DDL-1170

▼ハンドルノブ用
外径7mm x 内径4mm x 幅2.5mm※
 → DDL-740ZZ

※LT2500S-DH:ダブルハンドルモデルは2個必要です。

<ツール>

・六角棒レンチ 0.89mm

スプール支持部のスプールメタルを外すのに必要です。

スプール内へのBB追加 【DDL-1060】

まずはスプール内部へのBB追加から。

20ルビアスのスプールは内部にカラー(メタルブッシュ)が入っており、これをベアリングに交換することができます。

まず、スプール内上部のストッパー(ドラグリング)を外します。

ドラグリング、ドラグディスクWを外した状態がこちら。

以降のドラグWは、単板か複番かで構成が異なります。(写真は単板)

スプール内のカラーが取り外せる状態まで外せばOK。



次にカラーを留めているストッパー(スプールカラーリング)を外します。

飛ばしてしまいやすい部品なので紛失しないように注意。



カラーをスプールの裏側から押し出して外し、ベアリング(DDL-1060)に置き換えます。

あとは元通りに組んでスプール内へのBB追加は完了。

組み込む際、ストッパーの類がしっかりと溝に嵌っていることを確認しましょう。

スプール受けへのBB追加 【DDL-1170】

次にスプール支持部へのベアリング追加。

見えている白いカラーをベアリングに交換します。

スプールメタルを固定しているイモネジを六角棒レンチで外します。

スプールワッシャーが干渉するようなら上にずらしましょう。

イモネジさえ外してしまえば、あとはすんなり取り外せます。

スプールメタル下側のカラーをベアリング(DDL-1170)に交換。

元に戻し、イモネジで固定すれば作業終了です。

ハンドルノブ内へのBB追加 【DDL-740ZZ】

最後にハンドルノブ内へのベアリング追加。

20ルビアスは標準で片側に1BB入っています。

反対側(ハンドル軸側)にもベアリング(DDL-740ZZ)を追加して2BB支持にしてしまいましょう。

ダブルハンドルモデルのLT2500S-DHも要領は同じです。

ハンドルノブキャップは、クリップの先をL字に少し曲げたもので取り外せます。

ノブを固定しているネジがネジ止め剤によって硬いため、ネジ山をナメてしまわないように注意。

押す力:7に、回す力:3です。

20ルビアス フルベアリング MAX12(13)BB仕様

これで20ルビアスがMAX12(13※)BBのフルベアリング仕様となりました。
※LT2500S-DHのみ

費用はベアリング@300円として約1,000円ほど。

追加箇所からベアリングは高価なものでなく、安価なNMB製のステンレスベアリングで十分です。