最寄りの釣具店に予約注文していたシマノのNEWゾディアスが入ったとのことで受け取ってきました。

カーボンモノコックグリップにソリッドティップを採用したミディアムパワークラスのベイトロッド「20 ゾディアス 167M-S」。

バスロッドですが、オカッパリからのロックフィッシュ用に使うつもりです。

【グローバルスタンダードバスロッド】 シマノ 20 ゾディアス

冴え渡る感度を手にしたグローバルスタンダード

それはまるで手元に走る稲妻の如く。水中の異変を素早く感知するカーボンモノコックグリップは、パワーを内に秘めたブランクとの相乗作用で感度がさらに磨かれる。世界が認めたグローバルスタンダード、新生ZODIASがアングラーを次なるステージへと導いていく。

出典:ゾディアス [ZODIAS]|バスロッド|シマノ -SHIMANO-

エントリーモデルだけあって安い

今年フルモデルチェンジされたNEWゾディアス。

目玉であるカーボンモノコックグリップに惹かれたこともあって早速一本買ってみました。

ネットでは予約注文時点でほぼ定価だったため、実店舗での予約時にいくらになるか不安なところもありましたが、いざ受け取った際に金額を提示されると12,738円と思ったよりだいぶ安かったです。

定価19,300円+消費税1,930円なので何といきなりの4割引。

ちょうど釣具店のセール時だったからだと思われますが、まさか新製品がいきなりこの値引きとは実店舗で注文して正解でした。

【グリップジョイントシリーズ】 167M-S ソリッドティップベイトモデル

167M-S
ベイトフィネスとの中間的性格を持つソリッドベイト
ミディアムのバットパワーに、水中の変化を視覚的に感知するソリッドティップを搭載。ソリッドティップの「喰い込み」の良さを活かしつつ、飛距離も確保しました。

選んだ番手は、汎用性の高いミディアムパワークラスにソリッドティップを搭載したベイトモデル「167M-S」。

ルアーウェイト:4~15g、ライン:6~12lbで、ベイトフィネスとバータイルとの中間的なロッドとのことです。

カーボンモノコックグリップと合わせてボトム感知に優れていそうですね。

本来のバス用途ではなく、オカッパリからMAX1/2ozまでのシンカー(またはルアー)を使うライトロックフィッシュを想定しています。

近年流行しているベイトチニングにも良さそうです。

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NEWゾディアス 167M-Sの細部をチェック

新型ゾディアス 167M-Sのファースト・インプレッションとして、細部をみていきます。

【グリップ】 ゾディアスらしい赤×黒のEVAセパレートグリップ

まずはグリップから。

前モデルと同様にブランク&EVAのブラックベースにレッドがアクセントとなったセパレートグリップ。

大きな違いとしてリアグリップにあたる部分がグリップ部のカーボン(ブランク)と一体となったカーボンモノコックグリップとなっています。(後述)

<グリップ長>

リアグリップの長さは、トリガーの付け根付近から255mm。

カタログスペックの235mmはリールシート後端からの長さのようです。

【リールシート】 パーフェクションシートXT

リールシートはシマノオリジナルのカーボン強化素材CI4+製「パーフェクションシートXT」を採用。

前モデルから微妙に形状が変わってバージョンアップ…?

一応前モデルも所有していますが、「176MH-G」という個性的な番手でリールシートのサイズが他のものとちょっと違うんですよね。

【新採用】 カーボンモノコックグリップ

新規採用され今回のモデルチェンジで一番の目玉である「カーボンモノコックグリップ」。

リアグリップがカーボン一体成型の中空構造となっており、従来比30%UPの高感度を実現とのこと。

側面にゾディアスと品番が印字されています。

【ティップ】 ハイパワーXソリッド

167M-Sの特徴であるソリッドティップ。

トップガイドから3番ガイドまでの約25センチほどがソリッドとなっています。

特殊なのが167M-Sのみソリッドティップの技術特性が他のモデルと異なり、「ハイパワーXソリッド」という聞き慣れないものを採用しています。
(スピニングのソリッドティップモデルは定番のタフテックαを採用)

これはどうやら一部のハイエンドモデルに採用されているソリッドのようです。

技術特性は以下の通り。

■ ハイパワーXソリッド
柔軟なソリッド部を極細カーボンテープで強化。ソリッドの魂ともいえる喰い込み性能、繊細な曲がりを阻害することなく、ブレやパワーロスを抑制。キャスト精度、操作性、感度を飛躍的に高めました。

出典:シマノ

道具オタクとしては惹かれるものがありますね。^^;

【ガイド】 ステンレスフレームKガイド

ガイドはステンレスフレームのKガイド仕様でPEラインにも対応。

バット側のダブルフットガイドもKガイドのKWだと思うのですが、KWってこんなにフレーム細かったかなぁ…と。

<4/4 追記>
KWガイドのライトモデル「LKW」のようです。

今はこんなガイドが出ていたのですね。

見慣れないフレーム色なのが気になるところ。

リングもSiC表記がないところをみると、前モデルと同じくアルコナイトリングの可能性が高いです。

性能的にはSiCと遜色ないのでご安心を。

ただし、SiC-Sとは重量的な差が生じます。
(少なくともNEWゾディアスはSiC-Sではありません)

グリップジョイントシリーズ

NEWゾディアスは「グリップジョイントシリーズ」と「2ピースシリーズ」の2タイプあり、純粋なワンピースはありません。

今回購入した167M-Sはグリップジョイントシリーズとなっています。

仕舞が約172センチということでほぼほぼワンピースと変わりありません。

所有している1ピース・グリップジョイントのロッドがヘビーなものばかりなので、今回のようなソリッドティップモデルは気を使いますね。

アンダー100グラムの軽量ロッド

重量はほぼカタログスペック通りの97.5g。

やや長めの6フィート7インチ(2.01m)としては、100グラムを切って十分軽量な部類ですね。

カーボンモノコックグリップ自体は軽量化というより、反響感度アップの意味合いが強いです。

前モデル同様バカ売れしそうなバスロッドのエントリーモデル

近年のエントリーモデルで最も売れたであろう「ゾディアス」。

このNEWゾディアスもカーボンモノコックグリップという分かりやすいアピールポイントが加わり、バカ売れ必死でしょう。

バスロッドのエントリーモデルとして、ゾディアスの地位は崩れそうにありません。