磯竿から各種ルアーロッド、OEMも手掛けていた老舗ロッドメーカー
『ダイコー』が撤退を表明しました。
詳細は以下リンクより
DAIKOスタッフの釣行記 – 「フィッシング事業撤退のお知らせ」
何年か前にも経営破綻し、一時は存続が危ぶまれましたが、親会社に再編され、
近年では大阪に展示場を出したりもしていましたね。(現在は閉鎖しているみたいです)
この辺りはWikipediaを参照のこと。
ダイコー (釣具) – Wikipedia
ダイコーと言えば、バスロッドなら「カリスマスティック」、
シーバスロッドなら「アルテサーノ」あたりが有名でその頃が全盛期だと記憶しております。
ブランクから製造する数少ない窯メーカーで、
とりあえずここのロッドを選んでおけば間違いないという印象でした。
自分はロッドの大半を自作するので購入することはありませんでしたが、
ここのカタログには非常にお世話になりました。
グリップ長からガイドの種類、数、大まかな間隔と、
ここまで詳細に載せているメーカーは他にありません。
思えば近年雑誌などのメディアであまり見掛けなくなりましたね。
一消費者として好き勝手なことを言っちゃいますと、
ヤマガにポジションを持ってかれちゃったなぁという印象です。
(一部生産拠点を海外に移したことも影響か)
それとやはりメジャークラフトの存在が大きいですね。
(再編の際に辞めた主に広告担当スタッフが立ち上げたとか何とか)
今回の件を一言で言えば「“商売”が下手だった」ということになるのでしょうか。
時代のニーズに則していない点も挙げられますが、
人気の方も以前と比べると格段に落ちてしまったような。
けっきょくのところ釣具も品質より人気商売なところが強いようで、
人気アングラーが使っていて、
取り巻きが大勢いて、
なんちゃってテスターを増やして囲っていれば、
よほど品質が悪くない限り売れるって算段なわけで。。
ともかく、こういった堅実な、それも数少ない窯メーカーが消えていくのは残念でなりません。
(じゃあ買えよって話ですね 汗)