ブレーキが強すぎるきらいがある(特に後半) ダイワ 「ジリオン SV TW」。
関連記事:ダイワ ジリオン SV TW 1016SV-SHL Fインプレ 各部特徴と重量
用途から特に飛距離を求めているわけではないので、まぁこれでいいかと思っていましたが、
ブログ読者の方から良さそうなチューンアイテムを教えて頂いたので試してみることにしました。
ダイワ機では珍しい社外品を用いたブレーキチューンです。
RAY’s STUDIO 軽量ブランキングブレーキローター
「ジリオンSV TW」、「スティーズSV TW」用のインダクトローター。
対応機種はSVスプール共通?(未確認)
お値段は1,600円ほど。
手っ取り早い入手先としては、ヤフオクで出品されています。
(ベイトリールカテゴリから「レイズスタジオ」か「ブランキングブレーキローター」で検索)
「RAY’s STUDIO(レイズスタジオ)」という聞き慣れないメーカーですが、海外ではメジャーなカスタムメーカーのようです。
eBayなどで販売されているスティーズやアルファスのフィネススプールを製造しているメーカーとしても有名。
ダイワ公認なのか不明ですが、少なくとも日本国内では認められていないはずです。(ダイワは厳しいので)
<内容・付属品>
・ブレーキローター
・慣性ブレーキ土台パーツ 2個
取扱説明書などはありません。
土台パーツの一つは予備と思われます。
<重量>
自重:1.23g
純正SVスプールとの比較
純正のSVスプールとの比較です。
ご覧の通りローターの厚みが全然違います。
これが最大の特徴でローターが薄くなったことにより、純正のローターと比べて磁力の影響が弱まるようになっています。
純正のマグネットブレーキは強すぎるくらいで後半の伸びがイマイチでした。
これに替えることで後半の伸びが出るようです。
▼ローター自重
・純正 1.48g
・レイズスタジオ 1.23g
薄くなったことにより、重量も僅かに減。
続いて土台パーツ。
左が純正。
こちらも小型化されています。
インダクトローターの交換
それではインダクトローターの交換手順を紹介します。
早速インダクトローターが外れていますが、ローターの外し方については以下の記事を参照のこと。
関連記事:ダイワ ベイトリール インダクトローターの取り外し方・付け方
土台パーツの交換から解説します。
土台パーツはスプールに開けられた2つの穴に突起が嵌まることによって固定されています。
その内一つの突起にはストッパー(カエシ)が設けられており、これを返しながら押し込むことで外れます。
マイナスの精密ドライバーでストッパーを返しながら、別のツール(細い棒状のもの)で押し込むと外れやすいでしょう。
ストッパー側の突起が穴を通ったところで今度は反対側の突起も押して土台を外します。
次に取り付けですが、こちらも片側にストッパーがついているのでこれを返しながら押し込みます。
(そのまま押し込んでも入らなくはないと思いますが、スムーズに入りません)
土台パーツに穴が空いているので、ここに針などを通してストッパーを押さえながら押し込むと入りやすいでしょう。
こちらも外すときと同様に、ストッパーを返す・突起を押し込むのを別々のツールで作業するとやりやすいです。
土台パーツのサイズが純正のものより若干小さいので突起の位置が微妙に合わずキツいです。
あとはインダクトローター、スプリング、ワッシャー、Cリングを取り付けて交換完了。
試し投げが済み次第、使用感をレポートしたいと思います。