最近発売されたメイホウのルアーケース 「リバーシブル F-86」。
明邦の「リバーシブル」シリーズは「85」と「145」を愛用しているので
気になって早速買ってみました。
<9/20追記>
実際に使ってみました。
■MEIHO リバーシブル F-86
メーカー製品ページはこちら
以下、製品ページより引用。
対面トライアングル構造で、スペースを効率的に使用できる両面収納タイプ。
ライトゲーム用プラグ・ジグなどの収納に便利です。
ランガンシステムBOXの上段スペースに重ねて2枚収納可能。
サイズ:140×104×22mm
素材:PP(ポリプロピレン)
メーカー希望小売価格:810円(税込)
同じ「リバーシブル」シリーズと比較しながらインプレを。
<同シリーズとの比較>
左から
・「リバーシブル 85」
・「リバーシブル F-86」
・「リバーシブル 100」
思ったより小さいです。
大きさもさることながら手に取って一番驚いたのがケースの厚み。
薄っ!
両面収納だというのにこんなに薄くなっています。
▼参考サイズ
85:31mm
F-86:22mm
100:36mm
このケース、同社のランガンシステムBOX 「VW-7055」、「VW-2055」、
「VS-7070」、「VW-2070」の上段にピッタリ嵌るようサイズ設計されています。
(写真は「VW-2070」)
「F-86」がやけに薄いのは、この上段に2つ重ねて収納できるようになっているためのようです。
見て分かる通り「ランガンケース W」シリーズと横幅がほぼ同じ。
参考 – 「ランガンケース W」:175×105×38mm
<ケース詳細>
ケースの内寸は、奥行き:86mm、深さ:17mm
同じリバーシブルシリーズの「165」、「145」、「100」は
底にフック(エギならシンカー)を収めるスリットが設けられY字形をしていましたが、
「F-86」は「85」と同じく単純なV字型です。
また、「85」にはなかった水切りダクトが設けられています。
他に「85」との違いとして、本体と蓋の接合がヒンジになりました。
フタのロックは小さな2つの突起で固定。
軽い力で開け閉めできるのはいいのですが、少々心許ない。
あまり長くは使えそうにないですね。
<収納例>
適当にトラウトミノーを入れてみました。
左から
・アンレーズ アレキサンドラ 50HW
・スミス D-コンタクト 50
・スミス D-インサイト 44
・スミス D-インサイト 53
・ダイワ シルバークリークシャッド 5SP
・デュオ スピアヘッド リュウキ 50MDF
この状態でフタを閉めてみると・・・
閉まりません。。
まぁこうなることはルアーを入れた時点で予想がついていましたが。(汗)
閉まらない原因は、右3つのルアー。
どれもケースからはみ出してしまっています。
「Dインサイト 53」は完全にはみ出しているので閉めようがありません。
あとの2つはルアーを斜めに傾ければ何とか蓋を閉じることができました。
(フタが多少浮きます)
「Dコンタクト 50」なども同じようにギリギリ収まります。
サイズアップして「Dコンタクト 63」だと閉まりません。
(シングルフックにすれば蓋が多少浮いてしまいますが、何とか閉められそうです)
ネックは”深さ”。
トレブルフックだと尚更高さがでてしまうため、
5センチクラスのプラグですらギリギリなものが多いです。
特にこの「F-86」は更にスペースが狭いので
85ではできた一つのスペースに2個のルアーという入れ方もあまりできません。
ちなみにリバーシブルシリーズはエギの収納に便利でしたが、
この「F-86」はエギの収納は想定されておらずまったく入りません。
パッケージにもエギの記載はありません。
<総評>
このケース、使えません今ひとつです。
×ではなく、△といったところ。
空間の有効活用がこのケースのコンセプトですが、
せっかく奥行きが86mmあってもこの深さではまったく活かせません。
細くて長いメタルジグのようなルアーならうまく収納できそうですが、
肝心のプラグ類がこれでは・・・。
ランガンボックスに2つ重ねて収納できるという謎設計さえなければ
十分活用できたと思います。
小型プラグの収納なら「リバーシブル 85」の方が優秀です。
<9/20追記>
実際に使ってみました。
ケースに収まりさえすれば十分に使えます。
まぁ”収まりさえすれば”ってのがけっこう難しいんですけど。。
従来の「リバーシブル 85」は横に長い形をしています。
そのため、渓流ベストのポケットにギリギリで出し入れしにくいのが少々難でした。
その点「F-86」はコンパクトなので”出し入れ”は容易です。
あとはもう少し深さがあればなぁ…
Amazon
※写真は85になっていますが、実際は100です。
ナチュラム