取り付けられるスピニングリールにはすべて装着しているリールスタンド「アオリスタンド」。
これを改造するため、基の2部品(ステンレスとアルミ)に分解してみました。
ほとんど傷を付けず分解できたのでその方法を紹介します。
こんな感じで先端:ステンレス製と本体:アルミ製部品でできています。
成功例の前に失敗例を。
先端のステンレス部をペンチ(ネジザウルス)で掴み、強引に回して外そうとしてみたところ、
先端部分が傷だらけになってしまいました。。
一応保護のためにビニールテープを巻いていましたが、余裕で貫通。
しかもまったく外れる気配がありませんでした。
<使用する工具>
・アルコールランプ
・万力(挟む部分に傷・滑り防止用のゴムが付いていない場合は別途ゴム製のシートも必要)
・ハンマー
・押出用ピン(アオリスタンドの内側に収まる太さ)
→今回使ったのはステンレス製の釘
<分解方法>
基本的には接着剤で固定されているだけなので、
加熱して接着剤を弱め、ハンマーで叩き出すだけです。
1.熱湯で加熱
沸騰させたお湯にアオリスタンドを2~3分ほど浸けて温めす。
アオリスタンド全体が温まったら素早く万力にセットし、
押出用ピン(釘)を入れてハンマーで叩きます。
2,3mmほど押し出せて隙間ができました。
押し出せなかった場合は何度も繰り返してみて下さい。
数ミリ隙間ができたら2へ。
2.アルコールランプで加熱
次はアルコールランプで加熱します。
※参考写真用に事前に撮影したものです。
ライターではなく、アルコールランプを用いるのはススが付かないためです。
また万力に挟んで釘を入れ、ハンマーで叩きます。
2,3回ほど繰り返せば外れます。
アオリスタンドの内側には少し傷が付いてしまいますが、
外側は無傷で取り外すことができました。
ちなみに最初に火ではなく熱湯で加熱したのは、火だけだと押し出せなかったためです。
単純に加熱不足だったのか、それとも熱が全体に行き渡らないためか。
これでスペーサーを入れて延長するなり、フックキーパーを付けるなり、
改造することが可能になります。
それはまた後程。