3月27、28日

雪代が期待できない今、雨による増水は貴重なチャンス。

どんよりとした天気の中やってきました。

今回はサクラマスでベイトタックルを使う理由を少し解説。

27日 雨の恩恵に期待

小雨が降る中、昼前11時過ぎスタート。

まずは下流からチェック。

水温14℃

まだそこまで雨は降っていなので水位はぼちぼちですが、前回と比べるとかなりマシになりました。

要所だけチェックして次へ。



2箇所目はお気に入りの際打ちポイント。

また小ヤマメが出てくれないものかと期待しましたが、無反応で次へ。



上流の3箇所目に入ってみましたが、風が強くなってきたため、軽くチェックしてこの日は終了することに。

天気予報によると、数日は雨が降る予報。

雪代が期待できない今、雨だけが河川のコンディションを上げる貴重な要因です。

28日 上流で・・・

どんよりとした天気の中、朝8時スタート。

前回より増水していることに期待して今シーズン初の上流のポイントに向かうも、あえなく先行者ありで入れず。

ありがちなことなので気にせず少し下っていつものエリアからスタート。

水温11℃

定番ポイントを軽くチェックし、少し下流の際をチェック。

こういった際はあまり大きな個体がいるイメージがありませんが、狙う人は少ないため、サイズに期待しなければ一匹が少しでも近くなるはず…?

ベイトタックルが活きるシチュエーションなのでやっていて楽しいというのもあります。

ただし、水面に伸びた枝だけには要注意で、今のところ引っ掛けても回収できていますが、木の枝に絡めてしまうのと気分も萎えてしまいますね。

一通りチェックするも何もなく終了。

帰りがけ、先ほど上流に入っていた方に呼び止められ少しお話。

やはり全体的に釣れていないらしく、銀鮭もまた出回っているようです。



次は入ろうと思っていた上流のポイントへ。

橋脚に魚が着いているのに一瞬ドキッとしたものの、正体は安定の鯉でした。

水温が上がってくると鯉が動き始め、まぁ紛らわしいのと不意のヒットにビビりますね。

サクラマスを始めて最初にヒットした謎魚はやはり鯉だったのでしょう。



対岸の岩石帯をダウンで探っていると、シュガーディープを根がかりでロスト。

何となくやりそうな気はしていたんですよね…(汗)

さすがに岩の隙間にミノーが挟まると太糸だろうがどうしようもありません。

キリもよいので?今回はこれで終了です。

午後から雨が強まり、河川は更に増水することでしょう。

【タックル】 ベイトタックルを使う理由

ロッド:ダイワ ラブラックス AGS 77LMLB
リール:ダイワ ジリオン SV TW 1016SV-SHL + RAY’s STUDIO 軽量ブランキングブレーキローター
ライン:山豊テグス PEレジンシェラー 1.5号
リーダー:デュエル カーボナイロン CN500 4号

以前からちょくちょく使っていましたが、今シーズンはベイトタックルメインでいこうと思っています。
(昨年はこのタックルでバラしてしまったのでそのリベンジも兼ねています)

今回はじぶんがサクラマスでベイトを使う理由をご紹介。

【ベイトタックルのメリット】 飛ばし過ぎないこと

本題のベイトタックルを使う理由の前に、よくメリットとして挙げられるのがこちら。

・パワー、巻き上げ力の強さ
・キャスト精度
・手返し
・クラッチのオン/オフによるラインの送り出しやすさ(スプーンに最適)
・太いラインが使える
・見た目 etc…

いろいろありますが、まず一番に挙げられるであろうパワー・巻き上げ力の強さですが、自分はまったく意識していません。

よく大型を急流・ストラクチャーから引き剥がす云々いわれますが、そもそもとしてそんな大物を釣ったことがないのでそこまでの必要性がよく分かりません。^^;

また、パワーを活かすとなると、ラインやフックにもバランスを考えて気を配らないといけないため、本当に経験豊富な上級者向け要素でしょう。

急流をダウンでディープダイバーを通すという面は、そういったシチュエーションがホームではほとんどないため割愛。

そして、自分がサクラマスでベイトタックルを使っている一番の理由が、“飛ばし過ぎないこと”

広義でキャスト精度手返しです。

自分が通っている川は川幅が広くなく、大半のポイントで遠投の必要性がありません。

むしろスピニングでは飛ばし過ぎないように注意しないと対岸に突き刺さって草木に引っ掛けてしまうほどです。

そこで便利なのがベイトタックル。

スピニングと比べると、フェザーリング(サミング)が容易で飛距離の調整が圧倒的に楽です。

スピニングでは慎重にキャストしなければならなかった場面がベイトでは楽々。

集中力も維持できますし、もうスピニングを使う理由の方が少ないくらいです。

また、手返しも良いので一箇所で粘るよりもポイントをランガンすることが多いホームでは非常に効率的。

ベイトタックルの一番のデメリットとして挙げられ、懸念されるであろうライントラブル バックラッシュは、ダイワのSVリールならほとんど気になりません。
(もちろんある程度はベイトタックルに慣れていることが前提)

特に遠投を意識しなければ尚更です。

【ロッド】 7フィート半というレングス

キャスト精度、取り回しを考慮すると、ロッドの長さは7フィート半くらいがベスト。

これくらいが取り回しを確保した上で最もロングロッドにあたるレングスだと思います。

8フィートを越えてくると、やはり取り回しが悪くなり、ベイトタックルの良さ(キャスト全般)が活かされません。

ロングロッドは、クラッチオン・オフを活かしたスプーニング向けでしょう。

基本的に遠投性が求められるならスピニングタックルがベストです。