シマノのシーバス専用リール「エクスセンス」がモデルチェンジ。
クイックレスポンスシリーズの最上位モデル「19 ヴァンキッシュ」をベースに、シーバス用に最適化された「21 エクスセンス」。
素早いドラグ調整を可能とするラピッドファイアドラグを新たに搭載し、CI4+製からアルミ製ハンドルに変更することで力強い巻き上げを実現します。
シーバス用ハイエンドモデル シマノ 21 エクスセンス
求める全てがここに。シーバス用ハイエンドモデル。
次世代シーバス専用リール誕生！前モデルから20g以上軽量化。さらに、軽やかで滑らかなフィーリングを生むマイクロモジュールギアⅡ､キャスト性能を向上させるロングストロークスプール、機構部のガタつきを抑制するサイレントドライブ、信頼の防水性Xプロテクトといった最新機構を搭載。シーバスゲームに求められる強さと繊細さを絶妙なバランスで両立したハイエンドモデルを是非体感して欲しい。
ラインナップ・スペック、価格、発売日
シーバス用ということでラインナップは、「C3000M」、「C3000MHG」、「3000MHG」、「4000MXG」の4種。
| 品番 | ギア比 | 最大巻上長 | 実用/最大ドラグ力 | 自重 | スプール寸法 | 糸巻量（PE） | ハンドル長 | ベアリング数 | 本体価格 |
| C3000M | 5.3 | 78cm | 3.5/9.0kg | 180g | φ47/17mm | 1.2号-150m | 50mm | 11/1 | 60,000円 |
| C3000M HG | 6.0 | 89cm | 3.5/9.0kg | 180g | φ47/17mm | 1.2号-150m | 55mm | 11/1 | 60,000円 |
| 3000M HG | 5.8 | 86cm | 3.5/9.0kg | 195g | φ47/17mm | 1.2号-150m | 55mm | 11/1 | 61,000円 |
| 4000M XG | 6.2 | 101cm | 6.0/11.0kg | 220g | φ52/19mm | 1.5号-200m | 55mm | 11/1 | 62,000円 |
M：ミディアムスプール仕様
サイズ感としては、以下のリール構成となっています。
| サイズ感 | ボディ | ローター | スプール | スプール互換 |
| C3000 | #2500 | #2500 | 3000 φ47mm | #2500系※ |
| 3000 | #4000 | |||
| 4000 | #4000 | 4000 φ52nn | #4000系 |
※#2500系グループ（2500、C3000、3000）
発売は、2021年4月発売予定。
「21 エクスセンス」の特徴
「21 エクスセンス」の特徴とスペック、採用テクノロジーなどをチェック。
「19 ヴァンキッシュ」がベース
「21 エクスセンス」は、MGL（クイックレスポンス）シリーズの最上位モデル「19 ヴァンキッシュ」をベースとしています。
・ロングストロークスプール
・サイレントドライブ
・マイクロモジュールギアⅡ
を備えた最新規格のリールです。
【クイックレスポンス】 CI4+製マグナムライトローター
左右非対称のローター構造を採用し、操作性と感度の向上を求めて、異次元の回転軽さを実現したマグナムライトローター。さらにラインローラーの軽量化、ベールのチタン化、ローター肉厚の最適配置を行い回転慣性の低減に成功しました。
MGL（クイックレスポンス）シリーズの要となるローターには、CI4+製の最新型マグナムライトローターを採用。
軽量・低慣性のマグナムライトローターにより、巻き出しの軽さ、軽やかな回転レスポンスを実現します。
【HAGANEボディ】 マグネシウムとCi4+のハイブリッド
軽量で剛性の高いアルミニウムやマグネシウムなどの金属を使うことで、リールのたわみや歪み、ネジレをしっかりと抑制。繊細なギアの噛み合わせを守り、スムーズなリーリングを可能にする。
ボディは、マグネシウム合金とCI4+のハイブリッドHAGANEボディ。
所謂 “半プラ” と呼ばれる構成ですが、強度・剛性面で問題はないようです。
素早いドラグ調整を可能とするラピッドファイアドラグ
ドラグノブの回転数に対するドラグ力の変化が大きく、ストラクチャー周りで魚を止めたいとき、足元で急に突っ込まれたときなど、瞬時にドラグ調整をしたいシチュエーションで非常に有効な機能です。
こちらはドラグノブを回した際の調整幅・変化幅が通常より広く設定されており、少ないノブの回し具合で瞬時にドラグを調整することができます。
ドラグを一定に調整したまま使うのではなく、状況に合わせてアングラー側でドラグを操作するマニュアル的な使い方に有効なシステムです。
「21 エクスセンス」を比較
「21 エクスセンス」を前モデル「17 エクスセンス」、ベース機である「19 ヴァンキッシュ」と比較。
スペック、採用テクノロジーなどをまとめてみました。
| 比較 | 17 エクスセンス | 21 エクスセンス | 19 ヴァンキッシュ |
| ボディ材質 | マグネシウム | マグネシウム/CI4+ | マグネシウム/CI4+ |
| ローター | MGL（16’） | MGL（19’） | MGL（19’） |
| ハンドル材質 | アルミ | アルミ | CI4+ |
| HAGANEギア | ○ | ○ | ○ |
| マイクロモジュールギア | ○ | ○（MMⅡ） | ○（MMⅡ） |
| Xプロテクト | ○ | ○ | ○ |
| ロングストロークスプール | – | ○ | ○ |
| サイレントドライブ | – | ○ | ○ |
| リジッドサポートドラグ | ○ | ○ | ○ |
| ラピッドファイアドラグ | ○ | ○ | – |
| 自重（C3000M） | 200g | 180g | 170g |
| 価格（C3000M） | 60,000円 | 60,000円 | 58,000円 |
「17 エクスセンス」からの進化点
前モデル「17 エクスセンス」から
・マイクロモジュールギア → マイクロモジュールギアⅡに進化
・ロングストロークスプール
・サイレントドライブ
を新たに採用しています。
また、ボディがフルマグネシウムからMg/CI4+のハイブリッドボディになり、C3000番で20グラムの軽量化を遂げています。
「19 ヴァンキッシュ」との違い
ベースモデル「19 ヴァンキッシュ」からは、
・CI4+製ハンドルからアルミ製ハンドルに変更
・ラピッドファイアドラグ
を新たに採用しています。
ハンドルがCI4+からアルミ製となったことでハンドル剛性が上がり、力強い巻き上げを実現。
反面、軽いCI4+からアルミ製になったことで重量がC3000/3000番で10グラム、4000番で15グラム増えています。
（ハンドルだけでこれほど重量増となると思えないのですが、カタログスペックからは判断できません）
価格は2,3千円上がっていますが、ほぼ誤差みたいなものでしょう。
シーバス用に最適化されたヴァンキッシュ
モデルチェンジされたNEW「エクスセンス」。
ベースがハイエンドモデルなだけあってスペック不足は一切感じません。
シーバス用としてヴァンキッシュを選ぶのであれば、専用モデルだけあってこちらがベストでしょう。
ラピッドファイアドラグはユーザーが有効に使うかどうかであって搭載されていて損なことはありません。
また、ハンドルがアルミ製になったこともシーバス用途には効果が高いです。
