久しぶりにやり始めたロッドビルド。

よく作っていた時期から年単位で間が空いてしまったので使っていたウレタン塗料やエポキシコーティング剤が・・・

保存に気を使ってはいたものの、やはり経年劣化は避けられません。



ウレタン・エポキシの保管方法

ウレタン塗料/エポキシコーティング剤は、まとめてケースに入れて保管しています。

湿気対策に除湿剤を入れて暗所保管。

保管時に気を付けることといえば、
・直射日光(紫外線)
・高温多湿
を避けることくらいでしょうか。



ウレタン塗料、コーティング剤の劣化具合

主にブランクやリールシート、ルアーのコーティングなどに使用しているウレタン塗料。

パナロックの二液性のものを使っています。

ホワイト、ブラック、クリアーの3色を所有しており、ホワイトはロッド用に使いやすく調合されているらしいZEST(ゼスト)のもの。

パナロックの方は問題ありませんでしたが、ゼストのものは硬化剤が固まって使えなくなっていました。

小さな便に入っており、残り少なかったせいでしょうか。

前回のブランク塗装時に気づいて、代わりにパナロックの硬化剤を使ってみたところ問題なく使え事なきを得ましたがこれを機にウレタン塗料はパナロックのみに絞ろうと思います。

関連記事:オリジナルロッド 62ULB-G リビルド Part1 解体&ブランク塗装



他に、しごき塗り用のナガシマ製ウレタン塗料は、未使用品・使用品共に問題なし。

メタルジグのコーティングに使っていた1液性のウレタンは硬化して使えなくなっていました。

一応使った後に表面にうすめ液を少量入れておいたつもりでしたが、それだけでは不十分だったようです。

やはり1液性のものは早々に使い切るに限りますね。



エポキシコーティング剤の劣化具合

最後にエポキシコーティング剤。

ご覧の通り、硬化剤が劣化したのか変色しています。

左2つが定番のフレックスコートで、右がマタギのバーリーコート(未使用)。

一番左のものはまだ使えそうですが、残りは止めておいたほうが良さそうです。

エポキシの寿命・使用期限は明確に決まってはいないはずですが、主剤が一部結晶化したり、硬化剤が黄色からオレンジ色気味になっている場合は諦めて捨ててしまった方が懸命です。

<追記>
少し調べてみると、結晶化は低音によるもので温めれば使用可能、色が濃く変化しても品質にほとんど問題ないとの情報も。

参考リンク:よくある質問と回答 (ヒロウッデンカヌーショップ/エポキシ)

ロッドビルド用のエポキシの話ではないものの、エポキシはエポキシ。

まぁもう捨ててしまったのでどうしようもありませんが、気になるなら本番前に少量で試してみるのもいいかもしれません。



ご利用は計画的に

使えなくなったものを処分して改めて収納。

コーティング剤などは地味に高価なので、今後は計画的に使っていくつもりです。