ダイワ 「17 Xファイア 2510RPE-H」のファースト・インプレッション。

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釣種専用(シーバス)リールにカテゴライズされるエクスファイアの特徴、どういったリールなのかを解説します。



ダイワ 17 Xファイア 2510RPE-H

さらに軽く・コンパクトに!あらゆるSWルアーシーンで活躍する爽快スピニング

大きく肉抜きされた新型のZAION製軽量コンパクトボディにマグシールド、エアローター、ATDなどの最先端ダイワテクノロジーを満載したハイバリュースピニング。明るめのシルバーボディに鮮やかなブルーを配した爽やかなボディカラーが釣り場で映える。ラインナップは最も使いやすいと定評のある3サイズ。汎用モデルでありながら、様々なジャンルの専用機種に勝るとも劣らない高いパフォーマンスを発揮する。海のルアーフィッシングを本格的に始めてみたい方はもちろん、中~上級者が求める高いレベルの性能をも備え、SWルアーシーンで余すことなく活躍する。

■ 2510RPE-H
3000サイズのボディに2500サイズのローター&スプールを組み合わせたパワー優先のRカスタム・ハイギヤ仕様。

<2510RPE-H スペック>

巻取り長さ ギヤ比 自重 最大ドラグ力 標準巻糸量 ベアリング ハンドル 本体価格
84cm 5.6 220g 7kg PE 1号-200m 7/1 60mm T型ラージ 29,500円

DAIWA : Xファイア – Web site



<付属品>

・リールバッグ
・取扱説明書&パーツリスト
・調整ワッシャー
・RCSスプール対応用ワッシャー



エクスファイアの特徴や各部の重量

「17 Xファイア」は、先に発売された「17 セオリー」をデチューンしたリールとなっています。

ボディは「17 セオリー」のZAION製ボディを流用しています。



<リール総重量>

自重:221g

▼参考重量
・17 セオリー 2510PE-H:190g
・17 セオリー 3012H:220g

セオリーにこのリールと同じRカスタム仕様(2500番スプール&ローターに3000番ボディ)はラインナップになく、近いモデルと比較すると3000番と同重量となります。

ベースであり上位モデルのセオリーと比べるとやや重めなものの、このサイズ感のリールとしては十分に軽い方です。



セオリーからデチューンされた主なポイントがローター。

17Xファイアのローターは、DS5製エアローターを搭載。

セオリーのZAION製ローターから1ランク下がっています。

ローターの重量がやや重くなってしまうため、レスポンスはZAION製に比べてやや劣ります。



ちなみにラインローラーは標準でベアリングが一つ入っており、更にもう一つ追加することで2BB仕様にすることが可能です。

▼参考記事
ダイワ 14 カルディア ベアリング追加 ラインローラー 2BBなど
ダイワ 17 セオリー フルベアリング化 後半 ノブ・ラインローラー



<スプール重量>

自重:約40g

▼参考
15 フリームス 2508R-H アルミスプール:51g
17 セオリー 2508PE 薄肉アルミスプール:35.8g
RCS 2510PEエアII ABSスプール:33g

セオリーの薄肉アルミスプールではないようですが、アルミスプールとしては十分に軽いです。。

ちなみにスプール内とスプール受け(メインシャフト・スプールメタル)にベアリングを追加可能となっています。

参考記事:ダイワ 17 セオリー フルベアリング化 前半 スプール内・受け



ハンドルはねじ込み式ハンドルを採用。

こちらはセオリーの軽量ハンドルの色違いとなります。



<ハンドル総重量>

自重:約24g



その他、セオリーからのデチューンポイントとして、ギアがワンランク落ちています。

セオリー:超々ジュラルミン製マシンカットデジギヤ
Xファイア:デジギヤⅡ(亜鉛ダイキャスト製?)



カルディア以上セオリー未満という微妙な立ち位置

釣種専用リールの中でイマイチぱっとしない印象のXファイア。

そのスペックはカルディア以上セオリー未満という表現がピッタリ。

ベースとなったセオリーとの違いは上記の通りで、カルディア以上というのはリニアシャフト(ローターナットベアリング)の有無の差です。



一応釣種専用(シーバス)とのことですが、シーバスだけでなくSW全般を指すようです。

デザインから最近少なくなったもののソルティスト系のロッドとカラーが合うことでしょう。

個人的に爽やかで好きなデザイン。

スペック厨としては惹かれるものがこれといってなく、デザイン・カラーリングが気に入った方向けのリールといったところです。