リールシート(パイプシート)の塗装方法を紹介します。
<使用塗料>
・ナガシマ/ノンシモン 約500円
・染めQテクノロジィ/ミッチャクロン マルチ 約1,000円
・イサム塗料/エアーウレタン つや消しブラック 約1,600円
塗料は、やや高価ですが、塗膜の強いウレタン系の塗料を使用します。
プラモデルによく使われるラッカー系塗料は塗膜が弱いのでオススメしません。
▼作業工程
<1.リールシートの下地処理>
そのままでは表面が荒いため紙ヤスリで表面を整えます。
紙ヤスリ番手は、だいたい240番→400番→600番→800番くらいの順で。
(綺麗な光沢に仕上げる場合は、1000番以上の目の細かいもので表面を整えます。)
サンディング後は、中性洗剤を含めたぬるま湯、真水の順で
削りカスを落とし、乾燥後、塗料を弾かないようノンシモンで脱脂します。
<2.リールシートの塗装>
手に持てるよう割り箸などに固定し、
ミッチャクロンマルチ→エアーウレタンの順で塗装します。
塗料の食いつきをよくする下地剤のミッチャクロンは1回、
エアーウレタンは3回程に分け吹きつけます。
ミッチャクロンの乾燥時間が気温にもよりますがだいたい30分程なので、
ミッチャクロン
↓約30分
エアーウレタン(1回目)
↓約10分
エアーウレタン(2回目)
↓約10分
エアーウレタン(3回目)
こんな感じで。
半日もすれば触れる程度には乾燥しますが、
完全乾燥するまで最低でも3日はおきましょう。
ちなみに、塗料の吹きつけ方のコツとしては、
1度に吹きつけようとはせず、複数回に分け、薄く塗り重ねていきます。
また、今回のようにトリガーがついたものはトリガーから
吹きつけていきます。(エッジは塗料が乗りにくい箇所なので)
エアーウレタン一缶で約6本分のリールシートを塗装できます。
エアーウレタンは2液性のため、
1度混ぜるとその日のうちに使い切らないといけません。
できるだけまとめて塗装したほうがお得です。
※参考までに
エアーウレタンは基本的に使いきりタイプの塗料ですが、
冷蔵庫(冷凍庫)など低温で保存すればしばらくは塗料の固着を防げますので、
やむを得ず作業を中断しなければならなくなった場合などは
慌てず冷蔵庫で保管しましょう。
改めて使用する際は、お湯で缶を温め、よく振ってから使用すれば
問題なく使えるはずです。