またサボってしまったのでぼちぼち再開します。

前回の自作エコノマイザーに関連して下巻きネタ。

スピニングリール・ベイトキャスティングリールのスプールに彫られた溝・ラインの意味について。

下巻きの目安になるハーフライン・ワンサードライン?の活用方法を紹介します。



スプールに彫られた溝の意味 「ハーフライン」・「ワンサードライン」

一部のベイト・スピニングリールのスプール内壁には糸巻量の目安となる溝・ラインが彫られています。

ベイトキャスティングリールのハーフライン

ベイトキャスティングリールのスプールには基本彫られていないのですが、ダイワのSV(ストレスフリーバーサタイル)シリーズには総ラインキャパの半分となるハーフラインが刻まれています。

ベイトリールはラインの巻き量によってスプールの立ち上がり・ブレーキの利きが変わります。

ダイワ SVスプールの場合、このハーフラインまでを目安にラインを巻けば、ベイトフィネス用途(軽いルアーのキャスト)にも対応できますよという意味となっています。



スピニングリールのハーフ・ワンサードライン

次にスピニングリールのスプールに彫られたライン。

基本的に浅溝スプールにはなく、ノーマル・ディープスプールに下巻きの目安として1本か2本彫られています。

こちらは深溝スプールのダイワ「LT4000D」。

線が3つ刻まれており、ワンサードラインと呼称すればいいのでしょうか。

総糸巻量の1/3、2/3を表しています。

また、線が一本はハーフラインで1/2となります。



【参考例】 ダイワ LT4000Dへのライン巻き

自作エコノマイザーを使ってラインを巻いた際の参考例を紹介します。

関連記事:深溝スプールの嵩上げに百均素材で作る自作エコノマイザー



<使用リール・ライン>

スプール:ダイワ LT4000D

ライン:8本撚りPEライン 1.2号-200m(クレハ/シーガーR18 完全シーバス)



1つ目のラインを少し超えて自作エコノマイザーを装着。

この時点でPEライン 1.2号-200mを巻くとまだ巻き量に余裕があります。

今度は2つ目のラインを目安に少し下回るラインまで自作エコノマイザーをかさ増し。

これでまたPEライン 1.2号-200mを巻くと、全体の9割となる “ちょうど良い巻き量” となりました。

LT4000DのラインキャパがPEライン 2号-300m。

単純に1つ目が100m、2つ目が200mの目安となるはず。

ラインキャパ:PE 2号-100mをPE 1.2号に換算すると、約166mとなります。

ちょっと計算が合わないところもありますが、そこはラインの種類(直径)にも影響するのであくまで大まかな目安として参考程度に。