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ライトタックルゲームにおけるハイギヤという選択

近年、巻感度が高いなどとやたらゴリ押しもとい注目を集めているハイギヤ(ハイギア)リール。

メバル、アジ、トラウトなどをターゲットとしたライトタックルゲームに
ハイギヤリールは有効なのか自分なりに考察を。

注意点として以下の2つ。

1.2000番クラスのスピニングリール限定での話です。

2.「ハイギヤ」と「ノーマルギヤ」の比較になります。



現在、ライトゲーム用に使っている手持ちの2000番リールは以下の3つ。

■ダイワ 07 ルビアス 2004
20140122-3
一部では名作と名高い?07モデル。

当時はハイギヤというラインナップはありませんでした。



■ダイワ 13 セルテート 2004CH
20140122-1
珍しく奮発して買ったハイエンド?リール。

これはハイギヤモデルのスプールデザインが好みだったという単純な理由で(笑)



■シマノ 12 アルテグラ C2000HGS
20140122-2
初シマノリールであり、初ハイギアリールでもあります。(スピニングにおいて)

「糸フケを回収する釣りなら、ハイギヤが有利だろう」という理由で、
アジングに使うつもりで購入しました。

今では、ほぼエリアトラウト用になっています。



3つの内、2つがハイギヤ。
(購入した順番は「ルビアス」→「アルテグラ」→「セルテート」の順)

特にハイギヤが好きというわけではなく、
物は試しにということで検証的な意味合いを含めてハイギヤを選択してみました。



実際にアジング、管釣りメインで使ってみた感想は微妙・・・。

はっきり言ってハイギヤを選択したことを後悔しています。。

理由は明白、“巻き始めが重い”のです。

「2004H」に「C2000HGS」、どちらも共通して“巻き始めの重さ”が気になりました。

巻き始めにのみ限定して言えば、グレードに関係なく
ハイギヤがノーマルギヤに比べて明らかに重い。

釣具店で他の機種を触ってみても特に2000番クラスの小型リールだと、
サイズ上、ギアのサイズを大きく出来ないこともあってか、その差が顕著です。

普通に考えてみれば構造的にハイギヤの巻き始めが重くなるのは仕方ないこと。

しかし、売る側はこれには触れず、
あたかも技術の進歩でまるでノーマルギヤと変わらないような印象を植え付けます。

個人ブログのインプレでも、あまり巻き始めの重さについて言及しているものは少なく、
大抵は空回しでの巻き心地がノーマルとあまり変わらず気になりません程度。

空回ししてみると確かに巻き心地(巻き始めではない)はそこまで気になりません。

しかし、実際にルアーを引いてみると巻きの重さが違うことがよく分かります。
(特に抵抗の大きいルアーを引いた場合)

巻きの重さ(抵抗の強さ)の大小について感じ方は人にもよりますが、
基本的にハイギヤは巻きが重いものだと思って下さい。

ハイギヤの特徴は、

巻きが早い、巻取り量が多い

代わりに

巻きが重い(特に巻き始め)



また、これはあくまで主観ですが、
ハイギヤはノーマルギヤに比べてリールの個体差(外れ個体)が多い印象を受けます。

いくらハイギヤでもこれはないだろってくらい巻きが重かったり、
巻き心地にザラつきがあったりなど、
セルテートは分解できないので交換、アルテグラは自分でオーバーホールしました。

ネットを巡回してみると同様の症状を見かけることも多いです。

ギヤの歯数が増える分、グリス量などノーマルギヤ以上にセッティングがシビアなんでしょうね。




<実釣での使用感>

実際の使用感をメリット、デメリットを交えてインプレしてみます。



ライトゲームに限らず、リール操作の基本は、
リトリーブを主とする巻きの釣りと、
アクション主体でラインスラッグを回収する釣りの2パターン。



まずは、巻きの釣り。

アジング、メバリング、トラウトにおいてリトリーブの基本はスロー。

特にメバル、トラウトは更に遅いデッドスローで引くことも多いと思います。

早巻きが有効な場面もありますが、あくまでも基本はスローです。

「ハイギヤでもゆっくり巻ける」と言われますが、所詮は机上の空論。

人間は機械じゃないんですから、そう簡単にはいきません。

実際にやってみるとよく分かりますが、“ゆっくり巻く”という動作はなかなか難しいもので、
自分ではスムーズに巻けているつもりでもどこかぎこちなかったり、
無意識の内に早くなってしまいがちです。

これをハイギヤでノーマルギヤの巻速度と同等のスピードで巻こうとすると、
リーリングは普段以上にぎこちないものになってしまいます。

ぎこちない→安定しない、ブレが出てしまう。

リトリーブの釣りで重要なのは、ブレなく安定した巻き速度で巻くこと。

ノーマルギヤでたまに早巻きをすることはそう難しくありませんが、
ハイギヤでゆっくりと巻き続けるのは抵抗の強さもあって疲れますし安定しません。

ある程度は慣れの問題ですが、
ゆっくり巻くという動作には圧倒的にノーマルギヤ、ローギヤが快適です。



そして謳い文句の「感度」。

ハイギヤは荷重変動(抵抗の過負荷)に敏感なので巻感度が高い。

ボトム、障害物に当たったときなど、確かに変化には敏感で高感度と言えます。

これがちょっと難しいところで、
「巻感度が優れる≠アタリがより多く取れる」とは限りません。

ことメバルやトラウトといったライトゲームにおいては、
巻きの軽さの方が重要だと考えております。

上手く説明できないのですが、体感的に繊細なアタリは巻きの軽い方が取りやすい。

イメージとしてノーマルギヤ(ローギヤ)の巻感度をクリアとするなら、
ハイギヤはノイズも多く巻きの重さから全体的にぼんやりとした感じ。

反対に、ローギヤのスカスカとした巻きの軽さの方が
アタリが分かりにくいという方がいることも事実。

けっきょくのところ、(これを言ってしまったらおしまいなのですが)
感じ方は人それぞれなんですよね。

自分は今のところライトゲームでは断然ノーマルギヤ(ローギヤ)派です。



ちなみに最近の管釣りではセルテートとアルテグラを使うことが多いですが、
これは「シマノロッドにはシマノリールを」、「あまり使っていないので」
といったどうでもいい理由からです。

スプーンの巻きオンリーなら断然ノーマルギヤの「07 ルビアス」を使います。

ハイギヤを使うようになってから今まで特に何とも思っていなかった、
ノーマルギヤの「07 ルビアス」の巻きの軽さを実感しました。



次に、糸フケを回収する釣り。

「糸フケを回収する釣りなら、ハンドル1回転あたりの巻取り量が多いハイギヤが有利」

なんて思っていた時期がありました。。^^;

これはスラッグの回収量にもよりますが、
アジングのJH単体で軽いトゥイッチ?ワインド?や、管釣りでのボトムバンプ、デジ巻きなど、
比較的少量のスラッグを回収する釣りの場合、そうでもありません。

実際に使ってみると巻き始めの重さからどうもやり辛く、
極端な話ハイギヤで半回転させるならノーマルギヤで一回転させるほうが遥かに楽でやりやすい。

ハンドルを“静止した状態からちょっと巻く”という動作に、
ハイギヤの巻き始めの重さは不快です。

そういう訳でアジングのJH単体の釣りでは、
けっきょくノーマルギヤの「07 ルビアス」を使用しております。

少量の糸フケを回収する釣りならノーマルギヤの方が快適ですが、
反対にキャロを使った釣りならラインスラッグ量も多いので、
回収スピード(手返し)の早さも相まってハイギヤに分があります。



ここまでの内容は、ほぼ巻きの重さによるデメリットを述べました。

今度は反対に巻きの早さによるメリット。

まず、ハイギヤのメリットにルアーの回収スピードが上がることが挙げられます。

しかし、ライトゲームにおいては投げるものの軽さ(飛距離があまり出ない)、
引くスピードもあって、あまりメリットにはなり難い。
(あるとすればミスキャストした際のリカバリーの早さ程度)

ハイギヤリールを使ってみて感じたメリットは、
回収量の多いリフト&フォールでのラインスラッグ回収、
巻合わせの容易さ、そして魚を掛けてからのアドバンテージが大きいこと。

ラインテンションの維持、ストラクチャーから引き剥がす、魚を寄せるなどは、
圧倒的にハイギヤが有利。

あとは頻繁にあることではありませんが、
ファイト中に魚が自分に向かって真っ直ぐ走って来た場合など。

こういった場合どう対処するのが適切なのかは分かりませんが、
だいたい魚の泳ぐスピードより速く巻くことで対処しているのでハイギヤに助けられます。



長くなりましたが、あくまで言いたいことは単純にどちらが優れているかということではなくて、
目的、スタイルに合った使い分けが肝心”ということです。

個人的にスローな釣りの多いライトゲームには、
総合的にみてノーマルギヤ(ローギヤ)が最適だと思っています。

ハイギヤとノーマルギヤで迷った場合は、明確な意図があるなら「ハイギヤ」、
そうでないなら「ノーマルギヤ(ローギヤ)」をおすすめします。

既にノーマルギヤをお持ちなら、“試す”という意味合いで選んでみる価値はあると思います。

そうでないのならいきなりハイギヤは汎用性に欠けるのでオススメしません。

ともかく、メーカー、メディア、他人のインプレ(この記事を含めて)を鵜呑みにせず、
実際に使ってみることが一番です。

私の考えは上記の通りですが、これが絶対に正しいとは思っていませんし、
反対の意見も共感こそ出来ないものの、なるほどなと思うこともあります。

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