サクラマスや渓流用のミノー、スプーン用のシングルフックの他、
小型青物までに耐えうるアシストフックの作り方を紹介します。
ちょっと長くなりそうなので、「準備編」と「製作編」の2回に分けて掲載。
まずは「準備編」。
<必要なもの>
■マテリアル
・アシストライン
アイを作るための糸です。
ジギング用アシストフックに使われるものの低番手の他、
フライのパッキングライン、太いPEラインなどでも代用できます。
(PEは張りがないため、絡みやすくあまりオススメはしません)
入手しやすいものでは、写真のYGKよつあみ 「シーハンター」8号など。
(渓流用の小さなフックにはやや太い)
・フック
フックの詳細については後述。
・熱収縮チューブ or エポキシ接着剤
チモト(針の根元)部分の保護に使います。
サイズは2mm or 3mmが目安。
小さなフックにはなくても構いません。
■ツール
・バイズ
なくてもできなくはないですが、あったほうが便利です。
2,000円前後の安物でOK。
・ハサミ
・スレッド(セキ糸)
百均のミシン糸(ポリエステル100%)でも可。
・ボビンホルダー(セキノッター)
1,000円しない安物でも構いませんが、
スレッド切れを起こしにくいセラミックタイプがオススメです。(1,600円前後)
・ウィップフィニッシャー
巻いたスレッドを留めるツール。
なくても構いませんが、あると非常に便利です。(安物でOK)
・瞬間接着剤
巻いたスレッドの固定、保護に使います。
(液状のもの、ゼリー状は×)
フックについてですが、
主に使うフックは、この手の自作フックでは定番の「チヌ針」(左)と「丸セイゴ」(右)。
「チヌ針」はミノー用に、「丸セイゴ」はスプーン用のフックに使用します。
サイズは、
5cm前後のミノー・・・2号
7~10cm前後のミノー・・・6~8号
14前後のスプーン・・・17,18号
が目安です。
できるだけ安く作れるように徳用のものがお買い得です。
オススメは「かわせみ針」のバラ針、100本入って300~400円ほど。
その他、よりターゲットに合わせた専用の針などがあるのでこちらはお好みで。
準備編は以上、製作編に続きます。