ダイワ イカメタル専用ロッド「エメラルダス IM イカメタル 76ULB-S」のインプレッション。
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白イカ(ケンサキイカ)釣りを始めるにあたり、最初に購入した一本。

実売一万円ちょっとで買えるエントリーロッドです。



■ダイワ エメラルダス IM 76ULB-S

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メーカー製品ページはこちら↓
DAIWA : エメラルダス IM – Web site

以下、製品ページより一部転載。

商品説明

ダイワのエギング最高峰ブランド「エメラルダス」がおくるイカメタルゲーム専用ロッド

従来の複数のスッテを用いた胴突き仕掛けではなく、メタルスッテを単体で使用することでよりダイレクトにイカのアタリを感知し、「掛ける」面白さを楽しむルアーテイストあふれる新しいイカ釣り。
「ひとつスッテ」とも呼ばれ、ダイワがいち早く「イカメタルゲーム」と命名したこのスタイルは、ルアー感覚の面白さはもちろん、リフト&テンションフォール・ロングステイといったテクニックで胴突きでは獲れないイカも攻略できるアドバンテージもある。
しかも使用するタックルがライトタックルなため、よりダイレクトにその駆け引きや引き味を楽しむことができる。

2016年、ダイワが誇るエギングのパイオニアブランド「エメラルダス」から、満を持してイカメタル専用ロッドが登場。
イカメタルゲームを快適に楽しむためのこだわりの仕様やダイワテクノロジーを随所に搭載し、他のロッドの流用とは一線を画する専用ロッドならではのパフォーマンスを発揮する。
上級者はもちろん、イカメタルゲーム入門にも最適なハイバリュー・ハイパフォーマンスロッドとなっている。

▼ベイトモデル – 76ULB-S、76LB-S
比較的軽めのメタルスッテを繊細に操り、聞きアワセ時の違和感とも言えるほどの小さなアタリを取り、掛けにいくソリッドティップロッド。
OBAMARIG(オバマリグ)での操作性を重視し、やや長めのレングス設定。
ベイトモデルはラインの出し入れを自在に行うことができるのでイカのいるレンジを丁寧に探ることができる。



スペック

標準全長:2.29m
継数:2本(逆並継ぎ)
仕舞寸法:119cm
標準自重:98g
先径:0.8mm
元径:9.9mm
エギサイズ:10-60g
ライン:PE0.4-1.0号
カーボン含有率:96%
メーカー希望本体価格:16,500円



付属品

付属品など。
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穂先の取り扱い注意がいかにもって感じですね。



シンプルな竿袋が付属。
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この価格帯だと免責・保証書などはないようです。



特徴など

グリップやガイドなどの各部特徴。



<グリップ>

EVA素材のセパレートグリップ。
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リアグリップの長さはシート後端からエンドまで34センチ。
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小脇に挟める長さです。

今まではこの手の長いリアグリップに違和感がありましたが、
がっつりやってみると必要性がよく分かりました。

長時間の釣行だと肘に当てて固定するより疲れません。



■ダイワ オリジナルリールシート
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個人的に気に入っているダイワオリジナルのロープロ・薄型幅広のリールシート。

同社のロープロファイルリール「アルファス」と相性はバッチリです。

が、やはりそこはダイワオリジナル。

どうもシマノのリールとは微妙に相性が悪いようで、
キツめに締めても良型が掛かり強い負荷が掛かるとガタつくのが気になりました。
(使用リール:シマノ 「バルケッタCI4+」)



<ガイド、ティップ>

ガイドはステンレスフレームKガイド。

記載されていませんがオールSiCリングです。

SiCリングKガイドなので極細のPEラインを使うイカメタルでも安心です。

とはいえ、ベイトモデルは上側にガイドが位置するため、
どうしてもスピニングより糸絡みが起こりやすくなります。

ティップを折らないためにラインが絡みやすいシェイクなどは避けた方が無難です。



ソリッドティップ部は、シルバー塗装にオレンジのスレッド。
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ティップの変化でアタリをとる釣りに欠かせない視認性の良いティップ。

この手のティップの塗装はホワイトが多いですが、
シルバーはシルバーで光が反射して意外と視認性が良いです。



<テーパー>

テーパーは典型的な先調子のエキストラファーストテーパー。
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ティップは当然ながら柔軟なものの、バットは良型が掛かってもあまり曲がりません。

スッテの操作性を確保した上で、
ある程度良型が掛かるとベリー~バットが追随してくれるような曲がりが理想なんですが、
そこをエントリーモデルに求めるのは酷ですね。

良型が掛かった際はあまりロッドを立てて負荷を掛け過ぎないよう注意です。(身切れ防止)



<その他>

■重量
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自重:95.7g



その他、バット部のみ?カーボンテープをX状に締め上げ、
ネジレを抑制する「ブレーディングX」を採用。

ここ数年で一気にエントリーモデルにまで採用されるようになったカーボンテープのX巻きですが、
効果の方は今ひとつよく分かりません。

ネジレを抑えるというよりは、単純に補強という形で張りが強くなったといった感じでしょうか。



インプレッション

最初の一本ということであまり深くは考えず選んだ一本。
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可もなく不可もなく、価格相応なロッドかと思います。

もう1つ上のランクも候補には上がりましたが、
基本ティップの荷重変化でアタリをとる「イカメタル」。

最低限のところ(先調子+ソリッドティップ)を押さえておけば、
感度・アタリの出方に大差はないかなと。

上位モデルと比較した訳ではありませんが、結果的にこのロッドでも十分アタリはとれました。



使用したスッテの重さは10号(38g)~15号(56g)。

ULだと、ドロッパーの重量・抵抗も加味した上で12号(45g)までが限界に感じました。

15号は扱いにくく、最適なのは10号程度。



その他、他メーカーより比較的長めのレングスなのでリグが長くなっても取り込みやすいです。



時期、釣り場によって使用するスッテの重さが異なる「イカメタル」。

いきなり高いロッドを買ったはいいが合わなかった、なんてことになりかねません。

とりあえず何を買っていいかよく分からないという方に、最初の一本として最適なロッドです。





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