「シマノ 12 アルテグラ オーバーホール 分解編」の続き、組み立て編です。
前回書き忘れていましたが、リールの分解・組み立ては自己責任でお願いします。
基本的には、分解した際の逆の手順で組み立てていけばいい訳ですが、
分かり辛い点もあるので付属の展開図の参照しながら組み立てます。
手元にない場合は、シマノHPから閲覧可能です。
シマノ トップページから、
アフターサービス→パーツ価格表-スピニングリール→アルテグラ→PDFで価格表を見る
まずはシャフト、ウォームシャフト周りの組み立てから
特に難しいところはありませんが、強いて挙げるとすれば、
メインシャフトの固定ボルトの向きに注意。
上の画像が正しい状態ですが、下のボルトと同じ面に頭が来るとドライブギアに干渉します。
続いて、ストッパーの取り付け
先にバネをボディ側に嵌めてからカムを取り付ければ作業がやりやすいと思います。
取り付けた状態。
次にボディ内部の組み立て
まず、画像には写っていませんが、ボディ前面にウォームシャフトブッシュ(前)を取り付け、
ウォームシャフトギア、ウォームシャフト、座金、ウォームシャフトブッシュ(後)の順で
組み込みます。
続いて、先ほど組み立てたメインシャフトを入れ、摺動子ガイドを2本挿して固定します。
摺動子ガイドは一見同じもののように見えますが、それぞれ微妙に異なっており、
上側に細くなった部分が長い方、下側に短い方を取り付けます。(細くなった部分が前側です)
そして、ウォームシャフトカバーで蓋をし、ボルトで固定します。
忘れない内にフリクションリングとストッパーレバーカバーを取り付けておきましょう。
次はピニオンギアの取り付け
先に小さい方のBBをボディに嵌めてから、ピニオンギアとBBを組み込みます。
続いてドライブギアを2個のBBで挟み、ボディに組み込みます。
これでようやくボディ内部は終了です。
あとはボディに蓋をして3本のボルトで固定。
続いてボディガードも2本のボルトで固定します。
次はメインシャフトにカラー?(ベイトリールでいうとインナーチューブのようなもの)と、
座金を組み込みます。
(↑ローラークラッチとセットになっているのか、
展開図から見つけることができませんでした。)
ボディに48番「内ゲリ当タリ」をボルトで固定。
続いてローラークラッチを3本のボルトで固定します。
ストッパーカムがローラークラッチに引っかかるように取り付けます。
画像のローラークラッチの下部にストッパーを嵌めます。
次にローターを取り付けて、ナットで固定します。
ナットは真っ平らな方(角が面取りされていない面)が上向きです。
あとは、スプール受ケ(A・B)と座金を取り付ければもう終わったも同然。
スプール、ノブ、ハンドル、キャップを取り付ければ完成です。
まだグリスが馴染んでいませんが、分解前よりは巻きが軽くなりました(^^)
ちなみに使用オイル・グリスは、
シマノ純正スプレーオイルと、同じく純正のDG10 パーマブルグリスです。
写真を撮りながら作業をしていたので時間はかかってしまいましたが、
思ったよりは簡単に組み立てることができました。