スピニングリールの深溝スプールを嵩上げするため、エコノマイザーを自作してみました。
100円ショップで売られている材料で作れ、実用性も問題なし。
下巻きを不要とする自作エコノマイザーの作り方を紹介します。
関連記事:下巻き不要 深溝スプールを浅溝化する シマノ エコノマイザー
必要性を感じない深溝スプール
先日購入した、ダイワ 「19レグザ LT4000D-CXH」。
関連記事:ダイワ 19 レグザ LT4000D-CXH Fインプレ 特徴と各部重量
LT4000 “D” とある通り、D=ディープ:深溝スプールとなっています。
そのラインキャパはPEライン 2号-300mというとんでもない量。
とてもLT4000番に見合った糸巻量とは思えません。
完全にジギング用のラインキャパですが、よりジギングに特化したブラストLTは標準スプールという謎仕様…。
(深溝の方がスプール重量が軽くできるためでしょうか?)
この深溝スプールに1号~1.5号のPEラインを巻こうとすると、下巻きだけで結構なライン量を巻かなくてはいけません。
海水での使用がメインとなるので下巻きにナイロンを巻きたくない、かといって必要なだけの不要なPEラインもなく、ダイワにはシマノのようにエコノマイザーがないので、この際自作してみることにしました。
自作エコノマイザーの作り方
100円ショップで揃えられる材料で簡単に作れる自作エコノマイザー。
その作り方を紹介します。
【必要なもの】 隙間テープとシールテープ
使った材料は以下の2つ。
・隙間テープ(クッションテープ・防音テープ)
・シールテープ
いずれもダイソーなどの100円ショップで入手可能なものです。
隙間テープは柔らかいスポンジ製のものだと潰れて上手く巻けないため、弾力のあるエチレン製(エチレン酢酸ビニル・エチレンプロピレンゴム)のものを選んでください。
厚みは必要に応じて最適なものを。
1. 隙間テープを適当なサイズにカット
まずは隙間テープをスプールの溝に合わせて適当なサイズに切り出します。
カッターナイフで切ってみましたが、テープの素材から思うように切りにくく、普通にハサミの方が切りやすいようです。
一応スプールに合わせて切ったつもりでしたが、カット面が雑になってしまい隙間が…。(汗)
まぁこれくらいは問題ありません。
テープ貼り付ける際の注意点として、
・予め接着面に衣服の繊維などを付着させて粘着力を弱めておくこと。
→後で外す際に接着剤が残りやすくなってしまいます。
・隙間ができないようにテープを引き伸ばすように貼ること。
→エチレン素材に弾力があるため、ある程度はカット面が雑でも隙間を埋めてくれます。
2. シールテープで保護
次にシールテープで隙間テープの繋ぎ目・隙間を埋めます。
隙間テープの外周にまんべんなく巻きます。
隙間テープの繋ぎ目と、スプール本体との僅かな隙間を埋めるようにしっかりと。
段差なく、均一に巻ければ完成です。
メインラインを巻いてチェック
実際に1.2号のPEラインを200メートル巻いてみると・・・
思ったよりまだスプールに余裕があります。
多少少ない程度ならOKとするつもりでしたが、さすがにこれだとまだ嵩上げしたほうが良さそうです。
やり直して今度こそ完成
一旦シールテープを外して、より薄い隙間テープを重ねて貼ってみました。
5mm+3mm+シールテープで約8mmの嵩上げ。
再度1.2号のPEラインを200メートル巻いてみると・・・
今度こそピッタリ。
ちょうどいい巻き量となりました。
下巻きをしていればいったいどれだけの量を必要としたことか、ここまでの深溝だとやはりエコノマイザーは必要不可欠です。