源流域、山岳渓流に最適なショートロッド、
メジャークラフト 「ファインテール FTS-382UL」のインプレ。
注)自分のロッドではなく、借りて使ってみての感想です。
源流域で2回使用しました。(内1回はボウズでしたが)
<関連記事>
・3/3「初渓流」
・7/24「源流ルアー釣行 痛恨のバラシ・・・」
■メジャークラフト ファインテール FTS-382UL
<スペック>
レングス:3フィート8インチ(約110cm)
継数:2ピース(逆並継ぎ)
パワー:UL
アクション:ファーストテーパー
キャストウェイト:1-8g
ライン:2-6lb(ナイロン)
それではいつも通り各部詳細とインプレ。
<グリップ周り>
コルクグリップ&ウッドリールシートと、如何にもトラウトロッドといった感じのグリップ。
この価格帯でこのグリップは良いですね。
ダブルナットでリールを固定します。
リールフットを固定するメタルフード内は、傷防止の樹脂パーツ入り。
全長が全長だけにグリップも短く、
リアグリップに至っては申し訳程度の長さで、かなりのショートグリップになっています。
<ガイドセッティング>
ステンレスフレームSiCガイド
PEライン対応のKガイド仕様です。(KRコンセプト)
使用ガイド、リングサイズは以下の通り。
LGST 4.5
KTSG 4.5
KTSG 4.5
KBSG 4.5
KL-M 5.5M
KL-H 10H
KL-H 16H
KガイドなのでPEライン使用による糸絡みなどのトラブルはほとんど気になりません。
ただし、バットガイドが16と小さめのため、
ダイワ 2000番クラスのリールにナイロン4,5lbの組み合わせだと
放出されたラインがバットガイドを叩き飛距離の低下がみられます。
<その他>
仕舞寸法は59cm。
おなじみの竿袋が付きます。
<インプレ>
全長約1m10cmとネタかよってくらいかなり短いショートロッド。
もちろんおふざけな訳はなく、源流域での使用に考えられた大真面目なロッドです。
周囲を木々に覆われ、キャストスペースの限られる源流域では
ロッドが長いと非常に投げ辛く、もっと短ければと思うことが多々あります。
極端に短いので最初はキャストに戸惑いましたが、
慣れてくればサイド、アンダーでもスムーズにキャストできるようになり、
下手くそながらコントロールもまずまず。
ロッドの張りは割と強めで、レングスと相まってコントロールをつけやすく、
ヘビーシンキングミノーも楽々アクションをつけられました。
レングスによるルアーの操作性は、足下ギリギリまでルアーをトレースできる反面、
岩などのストラクチャーをかわしてのトレースは苦手とします。
他に強いて欠点をあげるとすれば、ナイロンラインの使用を考慮してバットガイドのサイズを
もうワンランク大きくしてほしいかった。(16H→20H)
さすがにここまで短いと汎用性には欠けますが、
源流域ではこれ以上ないというくらい使いやすいロッドです。
こういったニッチな製品はどうしても高価になりがちなので、
1万円代で出してくれるのは非常に有難いですね。
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