スパイクがすり減って機能しなくなったフェルトスパイクソールのウェーダー。
ソールを交換すればまだ使えそうなのでソールを張り替えてみました。
使用するフェルトはこちら。
■プロックス フェルトソールリペアキット M
実売1,800~2,000円ほど。
フェルトソールから接着剤まで、ソール交換に必要なものがすべて揃っています。
(写し忘れましたが、120番の紙ヤスリも2枚入っています)
プロックスのウェーダー専用のリペアキットですが、
たぶん流用できるだろうということでこちらを使ってみることに。
<ソールの除去>
ソールを張り替える前に、既存のソールを剥がす必要があります。
まずブーツとソールの間にマイナスドライバーを差し込んで少しずつ剥がしていきます。
(リペアキット付属のヘラでも可)
ある程度剥がせたらペンチで掴んで強引に剥ぎ取ります。
温めながらやると接着剤が緩んで剥がしやすくなります。
反対側も同じ要領で古いソールを剥がします。
あとはブーツ底に残った接着剤のカスをサンドペーパーで取り除けば下処理は終了。
接着剤の残りカスはすべて取り除くのは面倒なのでだいたいで構いません。
<ソールの下準備>
あとはソールを貼り付ければいいだけなんですが、
専用品ではないのでこのままではソールとブーツのサイズが合っていません。
ソールをブーツに当ててみると、同じMサイズでもこんなにも差が。
↑踵を合わせています。
ちょっと大きいくらいならそのままでもいいかなと思っていましたが、
ここまで違いがあるのはまずのでブーツに合わせてカットすることに。
マジックで印をつけ、カッターで切り取ります。
ちょっと雑ですがまぁ1シーズン凌げれば良いので適当で。^^;
このソール、踵部分にもう1枚フェルトが貼り付けてあります。
このままだと踵だけが余計に浮いてしまい、
ブーツとの間に隙間もできてしまうのでカッターで切り取りました。
これでソールの下準備も終了です。
<ソールの接着>
いよいよソールを貼り付けます。
フェルト、ブーツの両面に接着剤を均一に塗布します。
キット付属の接着剤を片足それぞれに1本ずつ使用。
ソールとしっかり合わさるようブーツ内に新聞紙を詰めておき、ソールと貼り合わせます。
貼り合わせ後は強く押さえ込み、クランプで固定するか、
写真のようにテープでぐるぐる巻きにして固定します。
後は乾燥を待てばいいだけですが、
今の時期気温の低い環境下では乾燥に時間が掛かり、
最悪硬化不良を起こしてしまう可能性があります。
そこでエアコンで室温を上げるか、
石油ストーブの前に置くなりして貼り合わせ後最低でも数時間は温めてあげましょう。
↑写真を撮るために必要以上に近付けてあります。
2日ほど乾燥させればソールの張り替えは完了です。