「ダイワ レブロスMX 改造 前半 ラインローラーへのベアリング追加(1BB)」の続き。
後半はローターナットベアリングの追加と、ローターブレーキ(ブレーキパッド)の取り付けです。
ローターナットベアリングの追加方法
改造箇所はローターを固定しているナット。
まずはそれまでのクリックホルダーなどの部品を外します。
ローターナットに手を掛ける前に、ナット横の回り止め防止のネジを外すのを忘れないように。
ナットは12mmのスパナなどで外します。
外した部品一覧
標準のナット(青枠内)にはベアリングが入らないので、ベアリングが入るナット一式(赤枠内)に交換します。
ナット内にベアリング(850ZZ)を入れ、ストッパーを被せます。
ストッパーの突起がナットの溝にしっかりと差し込まれているか要チェック。
あとはこれを取り付けるだけですが、ローターブレーキ取り付けのため、一旦置いておきます。
ローターブレーキ(ブレーキパッド)の取り付け
ローターを外した流れでそのままローターブレーキ(ブレーキパッド)の取り付けに掛かります。
レブロスMXにはローターブレーキが標準装備されいませんが、単に該当部品が取り付けられていないだけで設置箇所はしっかりと存在します。
というわけで、改造も何も単に該当部品を取り付けるだけ。
ブレーキパッドをネジで固定するだけなんですが、ここで少し問題が。
ブレーキパッドのネジで固定する方とは反対側の爪のようになった部位をボディ内に収める(引っ掛ける)必要があります。
ボディ(サイドカバー)を固定しているネジは3本。
この3本のネジを外し、ボディを開きます。
あとはブレーキパッドの爪をボディ内に引っ掛けて元に戻すのみ。
反対側のネジもしっかりと固定。
上で組み立てたBB入りのローターナットでローターを固定すれば作業終了です。
完成。
見た目はまったく変わっていませんが、
ラインローラーが1BB仕様に、ローターナットベアリングとローターブレーキを装備しました。
ハンドルノブはカシメてあるため、ベアリングを追加するどころか、ノブの交換すらできません。
ハンドル毎交換する必要があります。
その他、メインシャフト一式を交換すれば更に改造の幅が広がりそうなので無駄な出費となりそうなのでここまでとします。^^;
ローターブレーキの効果
ローターブレーキは、キャスト時の不意のベール返りを防ぐ働きがあります。
渓流釣行で一度使ったところ、ベール返りによるキャスト切れこそありませんでしたが、キャスト時にローターがクルンッと回って地味にフェザリングがやりにくいのがストレスでした。
今回の改造で一番欲しかった機能です。
効果のほどは明確。
ブレーキパッドを取り付けたことにより、ベールを起こした状態でローターが回らなくなりました。
(今まではあって当たり前の機能だったので、今回の一件で有り難みがよくわかりました)
が、肝心のブレーキが強すぎてハンドルリターンができないという思わぬ誤算。。^^;(汗)
調整すれば何とかなるか。