白イカ・イカメタル入門
第4回は、タックルの選び方 ライン編
イカメタルに最適なラインについて解説します。
ラインに求められる3つの要点
水深の深いオフショアの釣りですので、ラインは伸びのない「PEライン」一択。
ラインセレクトは以下の3点さえ押さえておけば問題ないでしょう。
・0.6号以下のPEライン
・150~200メートル巻
・マルチカラー&マーキングライン
潮流の影響を受けにくい極細PEライン
まず一番重要なのが太さ。
潮流の影響を受けにくい極細ラインが必須です。
ラインの水切れが良いと、仕掛けの投下が速い、より軽い鉛スッテが使えるなど良いこと尽くめ。
特に潮が速い場合において顕著に差が出ます。
号数の目安としては、0.4~0.6号。
釣り場の水深、使用するオモリが重い場合は0.8号以上を使うことも。
一般的にスピニング:0.4号か0.5号、ベイト:0.5号か0.6号が最適です。
更に細いものもありますが、これ以上細過ぎるとピーキーになるためオススメしません。(上級者向け)
オフショアの釣りでこの細さだと強度に不安を覚える方もいるかと思いますが、イカの引きで切られることはまずないのでご安心を。
また、極細ラインは単に釣りがしやすくなるというだけではありません。
遊漁船(乗合船)の場合、一人だけ潮の影響を受けやすい太いラインを使うと同船者と”おまつり”しやすくなってしまいます。
“おまつり”は複数の釣り人が乗り合う船釣りではある程度避けられないトラブルですが、気持ち良く釣りをするためにもラインは周りに合わせて細いものを使いましょう。
リールに巻く長さは最低でも150メートルは欲しいところ。
一般的な目安は水深の2倍程度と言われています。
トラブルに備えてラインだけ別途用意しておくのもアリです。
タナ取りに不可欠なマルチカラー&マーキングライン
スピニングリール、カウンターの付いていないベイトリールには必須のマルチカラー。
10メートル毎に色が分かれており、1メートル毎にマーキングされているものがベスト。
イカメタルは棚取りが重要な釣りですので、カウンターの付いていないリールでのタナ取りはライン頼りとなります。
色の変化が分かりやすい視認性の良いものを選びましょう。
ドラグ設定は緩め
号数が号数ですので、シャクリ切れやフッキング時にイカの身切れを防ぐためにドラグ設定は締めすぎないように注意しましょう。
特に気をつけておきたいのがベイトリール。
ベイトリール=ドラグフルロックのイメージがあると思いますが、ベイトのドラグ設定ももちろん行う必要があります。
15号程度の錘をシャクった際に少し滑る程度に設定しておけば問題ありません。
安価でオススメなマーキングPEライン
最後に自分が使っているラインを紹介します。
・シマノ 「セフィア G5 PE」
・YGKよつあみ 「G-soul エギ&メタル WX4」
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・イカメタル専用ライン YGKよつあみ G-soul エギ&メタル WX4
よつあみの方は安価で良いラインなのですが、視認性は今ひとつ…。
ラインカラーに頼らざるを得ないスピニングには視認性の良い「セフィア G5」がオススメです。