シマノ 「17 ソアレCI4+ C2000SS PG」のファースト・インプレッション。
自分のものではありませんが、触れる機会があったのでいろいろとチェックしてみました。
SHIMANO 17 Soare CI4+ C2000SS PG
<スペック>
品番:C2000SS PG
ギア比:4.3
最大ドラグ力:3kg
自重:160g
スプール径:42mm
糸巻量:フロロ 3lb-95m、PE 0.6号-140m
最大巻上長:57cm
ハンドル長:35mm
ベアリング数:9/1(ボール/ローラー)
本体価格:34,200円
NEW ソアレ CI4+[Soare CI4+]|スピニングリール|リール|製品情報|シマノ -SHIMANO-
<付属品>
・リール本体
・外箱
・取扱説明書 分解図セット
・スプール糸止めシール
・スプール調整座金
・リール袋
ソアレCI4+ C2000SS PGの特徴と各部重量
「17 ソアレCI4+」は以前最小番手となる「500S」を短期間ですが所有していました。
その時のインプレなどはこちら↓
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同じソアレCI4+といっても500Sは採用技術とも仕様の違う特殊なリール。
ある意味この「C2000SS PG」の方が本来のNEWソアレCI4+といえるのかもしれません。
それでは、ライトゲームの定番サイズである「C2000SS PG」をチェック。
まずは外観から。
ボディカラーはブラウンがかったガンメタ?
新規ボディの500番には逆転ストッパーレバーがありましたが、この「C2000SS PG」と「2000S HG」にはストラCI4+ベースのためありません。
<リール総重量>
自重:161.0g
自重は前モデル「13 ソアレCI4+」と変わりません。
次にドラグ、スプール、ローター周りをチェック。
優れたドラグ性能を発揮する「ラピッドファイアドラグ」&「リジッドサポートドラグ」。
ドラグノブ自重:6.5g
軽量な「AR-Cスプール」。
C2000番 – Φ42mmの軽量スプール。
“SS”とある通りシャロースプール仕様で”S”より更に浅溝になっています。
<スプール重量>
自重:25.2g
CI4+製「NEWマグナムライトローター」。
同じNEWマグナムライトローターですが、ストラCI4+とはベールアームの角度が異なります。
比較対象はストラCI4+ 2500S。
1000・C2000番のみ角度が違うのかもしれません。
<ローター重量>
自重:29.3g
参考までに旧マグナムライトローターの重量が30.9グラム。(12 アルテグラ C2000S)
「CI4+軽量ハンドル」。
500Sと同じ35mmのショートハンドル。
巻き感度を得やすいリトリーブ重視の長さなので早巻きには不向きです。
<ハンドル重量>
自重:16.6g
内訳
・ハンドル本体 約12g
・ハンドルノブ 約4g
その他、ベアリングなど(2BB)
ハンドルキャップ自重:約0.8g
最後にいろいろと外したリール本体重量。
自重:78.3g
ファースト・インプレッション
「16 ストラディックCI4+」ベースの釣種専用(ライトソルト)リール。
ストラCI4+の小型番手にソアレ風なカラーリングを施し、ドラグ性能を強化。
強度の低いライトラインを使用する釣りに最適なチューンとなっています。
個人的に短すぎるショートハンドルがネック。
これはこれで有りなのかもしれませんが、短めのダブルハンドルが理想。
写真は83mmのダブルハンドル ZPI 「ソルティーバライト」。
バカ高い社外品のハンドルを装着する方も多いので、どうせなら標準でダブルハンドルという設定もほしいですね。
(18 ステラにはショートダブルハンドルモデルあり)
メーカーとしてはスペック上の重量増を気にして採用しにくいのかもしれません。
初体験のギア比:4.3のパワーギア(ローギア)モデル。
リールそのものの軽さはもちろんのこと、巻き始めの軽さもなかなかのものです。
といっても初動の軽さは断然07 ルビアスが上。
巻き取り長の短さを活かしたデッドスローリトリーブ主体の釣りや、ハンドルを巻く・止めるを繰り返す糸フケを取る釣りに向いたギア比設定となっています。
反面、やはり巻き取りが遅く、遠距離の回収や魚とのファイトに時間が掛かりそうですね。
そういうわけで、近距離のジグ単・スローリトリーブ中心の釣りには「C2000SS PG」、
遠距離のキャロやフロートリグの釣りには「2000S HG」がオススメです。