ダイワ製スピニングリールの防水機構・シールド技術ネタ。
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今回はシールドキャップ一体型タイプのマグシールドレス化方法を紹介します。
このタイプのマグシールドレスモデル 「タトゥーラ スピニングモデル」が発売されてからと思いましたが、忘れない内に済ませておきます。
現時点でボディとシールドキャップが一体となっているマグシールド搭載モデルは、初採用の「17 セオリー」と「18 カルディア」のみ。
今後このタイプのセオリーボディが派生していくと思われますので参考にどうぞ。
シールドキャップ一体型ボディタイプのマグシールドレス化
それでは早速シールドキャップ一体型ボディタイプのマグシールドレス化をやっていきます。
今回もローターを外すところまでは省略。
ここから露出している3本のネジを外し、分解厳禁とされるマグシールド部をバラしていきます。
マグシールドレス化は、この3本のネジを外し、マグシールドプレートを外すのみでOK。
ちなみに外れるところまでバラすとこうなっています。
外していませんが、中央の黒いシールドキャップにOリングが嵌め込まれています。
取り外した「マグシールドプレート」と「クラッチリング」に付着している磁性流体を綺麗に洗い落とします。
磁性流体を落とした「マグシールドプレート」。
以前のシールドキャップ分離型では磁石が取り付けられていないプレートを別途用意しましたが、今回はまだ入手できないため、これに貼り付けられた磁石を取り除いて流用します。
磁石部の除去方法はカッターナイフなどによる切除。
プレートの隙間にカッターの刃を押し当て軽く押すと意外と簡単に外せます。
(軽く熱した方が外しやすいかも)
残っている磁性流体などを綺麗に落として下準備は完了。
あとは綺麗にした「クラッチリング」と「シールドプレート」を取り付けてマグシールドレス化は完了です。
これでマグシールドレスモデルと同等になっているはず。
同ボディのマグシールドレス機である「タトゥーラ スピニングモデル」の展開図が公開されれば答え合わせができます。