以前行ったマグシールドレス化改造に関連して、今回は別のシールド技術への応用。
「11 フリームス」のみに採用されたマグシールドの下位互換「オイルシールド」。
今回はこのオイルシールド化への改造方法を紹介します。
オイルシールド化に必要なリール部品
参考:11 フリームス 2004
写真左から
No.40 部品名:シールドキャッププレート 部品コード:160747 価格:200円
No.42 部品名:シールドキャッププレートOリング 部品コード:10J097 価格:100円
No.43 部品名:シールドキャッププレートW(A) 部品コード:190956 価格:100円
No.44 部品名:シールドキャッププレートW(B) 部品コード:190957 価格:100円
上記は2000番のオイルシールド化に必要な部品になります。
基本的にはオイルシールド化したいリールの番手と同じ番手の「11 フリームス」の該当部品を取り寄せれば問題ありません。
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オイルシールド化できるリールの構造
オイルシールド化できるリールについてですが、基本的にはマグシールド搭載モデルとマグシールドレスモデルの現行リールに限ります。
それ以前の古いリールには対応しません。
更にマグシールド(レス)モデルの中でも、上記写真のようにボディとシールドキャップが分かれているものに限ります。
ボディとシールドキャップが一体となっている「17 セオリー」や「18 カルディア」には対応しません。
オイルシールド化部品の組み込み方法
それでは、「14 カルディア」を使って実際にオイルシールド化していきます。
ローターを外したところまで省略。
ここからはマグシールド部に手を加えることになるので、既存のマグシールドは除去することになります。
基本的に元に戻すことはできませんのでご注意を。
▼マグシールド部品とオイルシールド部品の違い
上段が取り外すマグシールド部品、下段が組み込むオイルシールド部品になります。
今回は新品を用意しましたが、Oリング(パッキン)はそのまま流用可能。
シールドキャッププレートは磁石部分を外せば流用することができます。
そのまま使う部品として、クラッチリングはマグオイルで汚れているのでパーツクリーナーで綺麗にしておきましょう。
錆びているようにも見えますが、クリーナーで除去してやると簡単に綺麗になります。
マグシールドプレートを外した状態のシールドキャップに「シールドキャッププレートW(A)」をセット。
次に「シールドキャッププレートW(B) 」と、それを囲むように「シールドキャッププレートOリング」を嵌め込みます。
このとき、「シールドキャッププレートW(B) 」にはオイルを十分に染み込ませておきます。
このドラグワッシャーのようなフェルトに染み込ませたオイルがオイルシールドの主な役割となるようです。
あとはOリングがきちんとワッシャーの周りに嵌っていることを確認してシールドキャッププレートを取り付ければ完成です。
マグシールドはオーバーでも、かといって完全なマグシールドレスはちょっと不安、という方にいいのではないでしょうか。
マグシールドのように磁力・磁性流体の影響を受けないので、回転性能はマグシールドレスとほぼ同等を思われます。
肝心の防水性能も何もないよりは断然マシか。