ダイワ製スピニングリールの防水機構・シールド技術ネタ 第4弾。

今回はこれまでの記事を踏まえて後から気づいた点などを補完してみました。

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シールドプレートは既存の磁石を除去することで流用可

マグシールドレス化のポイントであるシールドプレート。

磁石の付いていないものを別途取り寄せるより、既存のプレートから磁石を取り除いて流用した方が手軽&低コスト。

磁性流体を取り除くことで既存の磁石付きプレート(マグシールドプレート)は使い道がなくなるので残しておく必要がありません。

この方法ならリールの番手・サイズを問わずマグシールドレス化が可能です。

ちなみに「14 カルディアのマグシールドレス化」記事にて、マグシールドレス機からの部品取り寄せのため2000番以下のみとしましたが、「11 フリームス」のシールドプレートを流用することで一通りのサイズに対応できそうです。



不足していたワッシャーは「11 フリームス」&「17 セオリー」から代用可

次に純正のマグシールドレス機と比較して不足していたワッシャーについて。

あれからワッシャーなしの状態で一度使用し、再度バラしてみたところ、シールドプレードに若干の歪みが確認できました。

ワッシャーのない影響なのか、ネジを締めた際に負荷が掛かり曲がってしまったのかは定かではありません。

その他、ワッシャーの有無のせいか、本来注油しないワンウェイクラッチにオイルを注し過ぎたせいなのか、リールの逆転が多発。
(たぶんこれは後者)

いずれにせよ、ワッシャーはないよりはあった方が良いようです。



そこで流用するワッシャーですが、「11 フリームス」のオイルシールドで使用したワッシャーか、「17 セオリー」に使われているワッシャーが流用できそうです。



まず、「11 フリームス」のワッシャーから。

一番右の厚みのあるワッシャーが該当部品。

部品名:シールドキャッププレートW(B)

これがシールドキャップの溝にピッタリと嵌まります。

ちなみにマグシールドレスのスティーズに使われているシールドキャップには合いません。

写真だと分かりにくいですが、ワッシャーが浮いてしまっています。



シールドキャップとボディが分かれたタイプのマグシールドレス可には、「11 フリームス」の「シールドキャッププレート」と「シールドキャッププレートW(B) 」が最的確か。

現在この仕様で組んでみたので、また何かあればお知らせしたいと思います。



その他、「17 セオリー」に使われているワッシャーについて。

右から2つ目のワンウェイクラッチの上にくるワッシャーが該当部品。

部品名もそのまま「ワンウェイクラッチW」と、いかにもこれっぽい名称。

マグシールドレスモデルの「ワンウェイクラッチW」と違い、こちらは部品注文可能となっています。

これがマグシールドレス機に使われているものと同等か。

こちらはまだシールドキャップ分離型のリールには試していません。

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