ダイワ ライトソルト用の釣種専用スピニングリール「18 月下美人 MX」のスプール支持部について。

スプールメタルにBB2個配置という他のモデルとは違うスプール受けの構造を調べてみました。

やはりこのモデルのみの仕様のようで、他のリールとはスプールの互換性がないようです。



元祖ハイバリューライトソルト機 ダイワ 18 月下美人 MX

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「18月下美人MX」は、LTコンセプトのエントリーモデル「18フリームス」をライトソルト用にチューンした派生モデルです。

ベースモデルとの一番の違いがドラグ性能アップとみられるスプールメタルへのベアリング配置

■ATD搭載(スプールメタルにBB2個配置)
ターゲットの引きに追従しながら、滑らかに効き続けるATD(オートマチックドラグシステム)を搭載。

今回はこの見慣れない構造について調べてみました。



18月下美人MXのスプール受け構造

実機がないため、SLPのパーツ検索システムから展開図を探してみました。

月下美人:スポーツライフプラネッツ-釣用品のパーツ販売・修理



赤丸が該当箇所。

文字通りベアリングが2個配置されただけのシンプルな構造です。

ベアリングが追加できる構造の「18カルディア」や、追加出来ない簡素な構造の「18フリームス」とも異なります。

どちらかといえば18フリームスタイプの簡素な構造に近く、これに数枚のワッシャーを噛ませてベアリングを配置した感じ。

この分だとやはりどちらのタイプともスプールの互換性はなさそうです。



18月下美人MXは他モデルとのスプール互換性なし

というわけで「18 月下美人 MX」は他のLTコンセプトモデルとスプールの互換性はありません。

同モデル内「LT1000S-P」、「LT2000S-P」、「LT1000S」の3機種のみ互換性があり、スプールの交換が可能となっています。



素人考えであえて別構造をとらなくとも18カルディアと同じタイプにしておけばと思うのですが、そこはコスト面の問題なのか、グレードによる差別化やらいろいろあるのでしょう。

価格帯から、そもそもとしてスプールを交換する・使い回すことを考慮していないのかもしれません。