中禅寺湖釣行で気になったルアーのレギュレーションについて。

中禅寺湖のレギュレーションは以下のWebページを参照のこと。

中禅寺湖漁業協同組合 – http://www.chuzenjiko.or.jp/



ソフトルアーはありなのか?

最初のポイントに着いて早々、近くの木の枝に蜘蛛を模したソフトルアーがぶら下がっているのを発見&回収。

バスフィッシングはやっていないので詳細は不明ですが、ブラックバス用のソフトルアーです。

中が中空になっており、浮く模様。

蝉パターンを意識して使っていたのでしょう。

ちなみにちょこんと掛けられたフックのカエシは潰れていませんでした。



更に湖のボトムを探っていて引っ掛かって上がってきたラインにはこんなものが。

ティクトのMキャロ。

糸の先にはマスバリ。

たぶんこれもソフトルアーがついていたのでしょう。



ソフトルアーはルール違反だろと思い、レギュレーションを確認してみると、規約とマナーにはこう書かれています。

遊漁においては、毛ばり釣り及びルアー釣り以外の漁法を用いてはならない。釣針はカエシの無い釣針以外のものを用いてはならない。
※上記事項はヒメマス、ワカサギを除く。

ソフトルアー(ワーム)は特に禁止されているわけではないようです。

トラウトの管理釣り場よろしく、トラウト=ソフトルアーNGだと思っていましたが、まさかの有りという…。

更に調べてみると、禁止していた年もあったらしく、その年によって変わる場合もあるようです。



フックのバーブレス化率

フックのカエシについて。

中禅寺湖ではヒメマス・ワカサギ狙いを除き、カエシのないバーブレスフックの使用が義務付けられています。
(完全なバーブレスフックではなく、カエシをペンチなどで潰したものでもOK)

ところが、いざ釣り場で拾った・回収したルアーの針を見てみると、カエシの潰れていないものをよく見かけました。


こちらは相当古そうなのでバーブレス化が義務付けられる前のものかもしれません。

自作のものから市販のスイミングフックまでいろいろ。

貴重な魚を少しでもバラしたくない、これくらいならバレないだろうという思いがそうさせるのでしょう。



トレブルフックは使用可?

フックのレギュレーションについてよく分からなかったものがトレブルフック(トリプルフック)の扱いについて。

規約とマナーにはカエシの有無のみでトレブルフックについては言及されていません。

ネットで中禅寺湖の釣行記事を見ていると、いくつかトレブルフックを使用されている方がチラホラ。

自分も基本的にはシングルフックがメインですが、一部カエシを潰したトレブルフックを装着したルアーをいくつか持参していました。

後々、「中禅寺湖 トレブルフック」と検索してみると、こんなページがヒットしました。

中禅寺湖漁業協同組合 – 岸釣キャッチ&リリース試行に対するQ&A
(トップページからだと見つからない?)

それにはこう書かれています。

Q:フックはシングル以外でもOKか?
A:シングルフックのバーブレス(カエシ無し)でお願いいたします。ミノーのように数箇所フックが取り付けられる場合
 その部分はシングルフックのバーブレスで取り付けてください。(市販のバーブレスフックでなくてもバーブを潰してあればOKです)

どうやらトレブルフックはNGのようです。

結果的にトレブルフックを装着したルアーで魚は釣れていませんが、レギュレーション違反だったようです。

<2022年4月8日 訂正>

上記内容について訂正致します。

2022年現在のルールでは、バーブレスフックであればトレブルフックも可だそうです。

上記リンク先「岸釣キャッチ&リリース試行に対するQ&A」は旧ページとのことで現行のルールではないそうです。

当ブログ記事を参照したために誤解を招き、それがトラブルの元となっているとのことで関係者の皆様にはご迷惑をお掛けしてしまっていたそうです。

この場をお借りしてお詫び申し上げます。



中禅寺湖のルアーレギュレーションまとめ

ソフトルアーは使用可

フックはバーブレスフックのみ(カエシを潰したものでも可)

バーブレスフックであればフックの形状は問わない

キャッチ&リリース、魚の持ち出しについては厳しいですが、ルアーのレギュレーションについては比較的緩いようです。

ソフトルアーは使用禁止にした方が良いと思うのですが…。