今年(2019年)モデルチェンジした第三世代となるパームスのネイティブトラウトロッド 「エゲリア ネイティブパフォーマンス」。

以前紹介したスピニングモデルに続き、今回はシリーズ唯一の渓流ベイトモデル「ETNC-51XUL」をチェック。

第二世代のESNC-411ULと比較して全体的にしなやかになり、ルアーの重みをティップに乗せてキャストしやすい調子となっています。

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パームス エゲリア ネイティブパフォーマンス ETNC-51XUL

新たなステージへ、“エゲリアネイティブ”第三世代始動

次世代アングラーへ向けた提案としてスタートをしたエゲリアシリーズ。
日本には多彩な流れがあり、そのシチュエーションごとのアングラースタイルでベストマッチなレングスを自由に選択できます。
エントリーモデルとしてのポテンシャルはもちろん、エキスパートを目指すアングラーを確実に後押しできると確信しています。
シャープなキャストフィーリングを追及したブランク。ブランク性能を損なわない独自のガイドセッティング。
ブランクカラーは、シックなダークグリーン。
フィット感をより向上させるハイクオリティのグリップ。
フルグラスモデルを新たに加えることで、アングラーの個性・可能性・自由度を広げます。
革新的なテーパーデザインによりグラスロッドを進化させました。
軽量化による持ち重りの軽減はもちろん、繊細で綿密なキャストコントロール。
ルアーを操る楽しみや的確にショートバイトを見逃さない基本性能。
グラス特有の粘り強さだから味わえるトラウトとのやり取りを堪能して下さい。
妥協をしない強い信念と、探求心が具現化された新たなエゲリアネイティブ第三世代。グラファイトモデル・グラスモデルのふたつが作り出すパフォーマンスは、アングラーへの信頼に繋がると信じています。

■ ETNC-51XUL

フリップキャストが生み出す低弾道のプレゼンテーション
軽量ルアーを攻め抜くベイトフィネス。ショートレングスから得られる手返しの良さと、心地よいキャストを実現したXUL設定。プレッシャーの高いフィールドでも正確なプレゼンテーションできる最良のブランクに仕上げました。ベイトフィネスに興味があるアングラーからエキスパートの方まで存分に楽しんでもらえます。

5ft.1inc. 2pc. Power:XUL 1.5-5g Lures 1-4lb Line Rod Wt.81g
本体価格 ¥18,500

Egeria NATIVE PERFORMANCE |PALMS | 株式会社パームス



ウッドシート&コルクグリップ

丁寧に磨き上げられたなナチュラルウッドと、落ち着いたカラーリングのアルミで構成されるオリジナルリールシートはクラシカルなデザインのなかに新しい風を感じることができます。ピッチの細かなアルミスクリューシートとダブルナットはさまざまなリールフットに対応。アルミフードの内側に樹脂をインサートすることでリールフットのダメージも低減します。

定番の木製リールシート&コルクのストレートグリップ。

一部異なる部分はあるものの、前モデルと同じ仕様・レングスとなっています。



ステンレスフレームKガイド

ガイドはPEラインに対応したステンレスフレームのKガイドを採用。

リングはやはりアルコナイトだと思われます。



第二世代 ESNC-411ULと比較

メインで使っている渓流ベイトフィネスロッド、第2世代のエゲリア「ESNC-411UL」と比較。

上:ESNC-411UL
下:ETNC-51XUL



グリップはほぼ共通

グリップはほぼ共通でリアグリップの長さも同じです。

違いはフロントのアルミコネクターのカラーと、

エンドキャップのみ。



パワーに合わせたガイドセッティング

グリップを同じ位置に合わせた状態でのガイド位置がこちら。

「ETNC-51XUL」の方がバットガイドが手前に寄っています。

これはULからXULになり、バットまで入りやすくなったためでしょう。
(ブランクにラインが当たらないように)

トップガイドの種類が変わった以外は特にリング径・セッティングに変化はありません。



【UL→XUL】 第三世代はキャスト性を重視したモデル

前モデルとの決定的な違いが、ロッドの硬さ

XULとある通り、前モデルより全体的に柔らかくなり、特にティップ~ベリー間がしなやかに曲がるため、ルアーの重みを乗せやすくなっています。

渓流ベイトフィネスロッドは、こういった投げやすさを重視したモデルが主流・人気があり、この「ETNC-51XUL」はそちらに合わせたキャスト性を重視したモデルとなっています。

前モデルのULも決して硬い調子ではないものの、どちらかといえばルアーの操作性を重視したモデルでした。

また、XULといってもエリアトラウトロッドのXULほどペナンペナンな柔らかさではないのでご安心を。



ちなみにこのロッドは例のごとく自分のものではなく身内が購入したもの。

手持ちにこういった柔らかめの投げやすいロッドがないので、被ってもいいので欲しいくらいです。