ダイワ 「17 セオリー 1003」のファースト・インプレッション。
最小サイズとなる1000番の特徴と各部重量をチェックします。
従来モデル1000番と2000番の違い、互換性なども解説。
DAIWA 17 THEORY 1003
クラスを超えた軽さ。多機能搭載ハイバリューモデル
マグシールド、ZAION製超軽量エアローター(3500・4000サイズはDS5製)、ATDなど最先端のダイワテクノロジーを盛り込んだモデル。新型コンパクトボディ+ZAIONローターが実現した185g(2506/2506H)。アングラーのベストパフォーマンスを引き出す。
<1003-スペック>
ギヤ比 | 巻取り長さ | 自重 | 最大ドラグ力 | 標準巻糸量 | ベアリング | ハンドル長さ | ノブ仕様 | 本体価格 |
4.8 | 60cm | 155g | 2kg | ナイロン 3lb-100m | 7/1 | 40mm | I型 | 31,000円 |
ZAION製ボディ&エアローターに主要なテクノロジーを満載
ザイオン製コンパクトボディに同ザイオン製のエアローターを搭載。
スプールは軽量な薄肉アルミ製スプール、ATDにマグシールドといった主要なテクノロジーを採用しています。
セオリー 1003番の総重量に各部重量
まずはリールの総重量から。
<総重量>
自重:159.8g
157,8グラムらしいとは他の方のインプレで見聞きしていましたが、まさかこれほどとは…。
さすがにここまでだと掛け値なしで160グラムとすべきでしょう。
カタログスペック値の155gはサバ読み過ぎです。
参考までに昨今の軽量リールと比較。
▼参考重量
15イグジスト 1025・・・165g
15ルビアス 1003・・・175g
17セオリー 2004・・・175g
18イグジスト FC LT1000S-P・・・150g
19バリスティックFW LT1000S-P・・・160g
こうして比較すると160グラムでもトップクラスで軽量なことが分かります。
<スプール重量>
自重:22.05g
参考までに
07 ルビアス 2004 エアスプール:25.2g
08 プレッソ 1003 エアスプール:21.5g
17 セオリー 2004 薄肉アルミスプール:27.4g
18 カルディア LT1000 薄肉アルミスプール:19.15g
<ローター重量>
同セオリー2004と同サイズのため未測定。
1000-2000共通のZAION製エアローターが自重:32.4gになります。
<ハンドル重量>
総重量:15.5g
▼内訳
ハンドル本体:
ハンドルノブ:
※内訳は後ほど掲載します。
セオリーで初採用された軽量な細軸ハンドル。
1000番と2000番のノーマルギヤ比モデルのハンドル長は40mmとなっています。
1000番と2000番の違い
LTコンセプト前の従来モデルの1000番と2000番の違いは、スプールサイズとボディサイズの違い。
1000番のスプール径がφ40mmに2000番がφ43mmとなっています。
ローターサイズは共通ですがボディサイズが異なり、1000番は最も小さい1000番ボディ、2000番は一回り大きい2500番と同じボディサイズとなっています。
ボディサイズこそ異なりますが、1000番と2000番でスプールの互換性があります。
上の写真では1003のリール本体に2004スプールを装着した状態。
1003番(リール本体)に2004スプールを装着すれば「2004C」、
2004番(リール本体)に1003スプールを装着すれば「1003R」ということになります。
ファースト・インプレッション
セオリーが発売された2017年の翌年、2018年に追加された1003。
同セオリーの2004からカタログスペック値で20グラムもの軽量化が図られ、気にはなっていたものの手を出せないでいました。
それが今頃になって急に欲しくなり、勢いで購入。(理由は後述)
セオリーは初期出荷モデルの品質があまりよろしくなく、スプールのブレといった不具合など、自分の中では地雷リールな印象でした。
それが何やかんやで計3台所有することに。^^;
セオリーをベースとしたモデルを含めると計5台になります。(2019/4/10現在)
後期生産モデルはこれといって不具合などなく、品質は安定してきているようです。
(やはり新型の初期出荷モデルは避けるのが無難ですね)
1003番購入のきっかけとなった「19 バリスティック FW」。
これがセオリーのLTコンセプト化&マグシールドレス、上位ZAION製エアローター搭載の完全上位モデルかと思いきや、まさかのリニアシャフト(ローターナットベアリング)非搭載というスペック厨の道具好きとしては今ひとつ満足できないリールでした。
今回購入したセオリー1003は、バリスティックFWで不満に感じたところを埋めるための改造素材とする予定です。