グローバルスタンダードモデルのバスロッド、シマノ「ゾディアス」がフルモデルチェンジ。

なんとこれまでハイエンドモデルにのみ採用していた軽量&高感度のカーボンモノコックグリップを搭載。

初回ラインナップは、定番どころから2ピースのグラスモデルなど全30機種。

前モデルが57機種もあっただけに続々と追加モデルが登場することが予想されます。



冴え渡る感度を手にした シマノ 20 ゾディアス

冴え渡る感度を手にしたグローバルスタンダード

それはまるで手元に走る稲妻の如く。水中の異変を素早く感知するカーボンモノコックグリップは、パワーを内に秘めたブランクとの相乗作用で感度がさらに磨かれる。世界が認めたグローバルスタンダード、新生ZODIASがアングラーを次なるステージへと導いていく。

出典:ゾディアス [ZODIAS]|シマノ -SHIMANO-

常識を覆したグローバルスタンダードモデル 『ゾディアス』

2015年に登場した初代ゾディアス。

これまでエントリーモデル=初心者が使う安価な低スペックロッドというイメージを払拭させたロッドではないでしょうか。

プロが実際にトーナメントで使っている

多様な状況、釣法に対応できる豊富なラインナップ(57機種)

グラスコンポジットといった個性的なモデル

およそこれまでのエントリーモデルでは考えられなかったことです。

【軽量&高感度】 カーボンモノコックグリップを採用

このままでもまだまだ売れ続けそうなゾディアスがなんとカーボンモノコックグリップを搭載してフルモデルチェンジ。

最近のハイエンドモデルにのみ採用されていた技術がミドルレンジ帯を飛び越えて実売1万円台のエントリーモデルにまさかの採用です。

本当にシマノは時々ぶっ飛んだことをしますね。



肝心のカーボンモノコックグリップの特徴が軽量&高感度

メガホンのように拡がった中空構造が水中の振動を増幅して捉え、高感度を実現。

軽量化については、各機種を平均して10%程度の軽量化に貢献しているそうです。

ちなみにロッドビルド関連メーカー「Justace」からカーボンモノコックグリップが単体で販売されているのですが、そちらはグリップだけで7千円近くはする代物。

いかに安価なエントリーモデルに搭載されるのが考えられないかが分かると思います。

初回ラインナップは全30機種

初回ラインナップは、1ピース:15機種、2ピース:15機種の計30機種。

<1ピース>
・スピニングモデル・・・5機種
・ベイトモデル・・・10機種(内グラスモデル1機種)

<1ピース>
・スピニングモデル・・・6機種
・ベイトモデル・・・9機種(内グラスモデル1機種)

前モデルが57機種もあっただけに、このNEWゾディアスも続々と追加モデルが登場することでしょう。

それにしても1ピースより2ピースモデルの方が軽い機種が多い謎。

1ピースばかりだったグラスコンポジットモデルに2ピースが登場したのは有り難いですね。

【注目モデル】 ハイパワーXソリッドティップ 167M-S

出典:2020ゾディアス NEW ZODIAS | 黒田健史の「いろはにほへと」



基本的に前モデルから引き継いだと思われる定番が多い中、異彩を放っているのが「167M-S」。

黒田さん監修モデルってことでいいのかな?

ソリッドティップのMアクション、ベイトフィネス寄りのテクニカルベイトロッドだそうです。

気になるのが他のソリッドティップモデルがタフテックαなのに対し、これだけハイパワーXソリッドという聞き慣れない技術特性のソリッドティップを採用しています。

少し調べてみると、どうやらこれもハイエンドモデルに搭載されているソリッドティップでした。

■ ハイパワーXソリッド
柔軟なソリッド部を極細カーボンテープで強化。ソリッドの魂ともいえる喰い込み性能、繊細な曲がりを阻害することなく、ブレやパワーロスを抑制。キャスト精度、操作性、感度を飛躍的に高めました。

この167M-Sについては、追ってブログにアップするとあるので詳細は黒田さんのブログ待ちです。

黒田健史の「いろはにほへと」



2020年の新製品で完全にノーマークだったゾディアス。

異常なまでの力の入れっぷりに、シマノがこのクラスで絶対に負けないという意気込みを感じます。