今期の渓流釣行でよく使っているスプーン。
一部のスプーンは標準フックのまま(バーブは削ってます)使っているものもありますが、
基本的には自作のスイミングフック(シングルフック)に換えて使っています。
今のところは問題なく使えていますが、少し改良したいところがあって、
今回新たにスイミングフック Ver2を作りました。
シングルフックの作り方については、以下を参照のこと。
・自作シングルフックの作り方 準備編
・自作シングルフックの作り方 製作編
フック自体は同じものです。(丸セイゴ)
<改良点>
Ver2、一番の変更点がこちら
■バッキングライン 30lb
アイに使うラインをフライフィッシングに用いるバッキングラインというものに変更しました。
(何でも下巻きに使うラインらしいです)
市販されているスイミングフックにもこのバッキングラインが使われています。
太さ(強度)は、20ポンドか、30ポンドが目安。
フライ関連の製品は手に入れにくいことが多いですが、
こちらはヤフオクで思ったより安く販売されています。(2個で1,000円ほど)
カラーは写真のオレンジとイエローの他にホワイトがあります。
▼YGKよつあみ 「ケプラート」4.5号と比較
これまで使っていたケプラートと比較すると、太さは一目瞭然。
この太さがVer2一番の改良点です。(後述)
■エポキシコート
従来品のコーティングは瞬間接着剤のみでしたが、今回はエポキシでガッチリとコーティング。
瞬間接着剤のみだとあまりコーティングの意味がないようだったので。
■バーブレス化
こちらは前のものと同様、ハンドリューターでカエシを削りました。
針一本ならバーブありでも良いかなぁなんて思ったんですが…
まぁ今まで通りこれで通すつもりです。
■完成 自作スイミングフック Ver2
一応試作ということであまり量産はしていません。
フック単体でもアピールになるように色にも少し拘っています。
金メッキフック・・・アイ:オレンジ、スレッド:レッド
銀メッキフック・・・アイ:イエロー、スレッド:ライトオリーブ
▼従来型(Ver1)との比較
左:Ver2、右:Ver1
コーティングの肉盛り、アイの太さが違います。
前より厚くなった分、更に抵抗が増してルアーのアクションに影響しそうです。
一番改良したかったアイの太さ。
強度はケプラート 4.5号で十分でしたが、アイの細さに不安がありました。
▼細いアイの問題点
スミスのヘブンなど、肉厚のスプーンはスプリットリングを取り付ける際に
どうしてもリングが開いて隙間が空いてしまいます。
ケプラート 4.5号の従来型フックだと、リングから勝手に抜けてしまう恐れがありました。
その点、太いバッキングラインを用いたVer2なら抜ける心配はありません。
<実釣テスト>
先日の釣行で実際に使ってみました。
関連記事:渓流釣行 木製ラバーネットを試す
大して釣れなかったのであまりテストになりませんでしたが…
短時間の使用で早速アイ部分が毛羽立っています。。
安物だから?
これならアシストフック用のラインの方が良かったかも知れません。