シマノからフォールレバー搭載リールで最軽量となる「20 バルケッタ Fカスタム」が登場します。
素材・パーツを見直すことでバルケッタプレミアムから30グラム減の自重225グラムを実現。
それでいて、HAGANEボディ、Xプロテクト、レベルワインド連動といった主要な機能はそのまま継承。
LEDバックライト付きICカウンターにエキサイティングドラグサウンドももちろん搭載しています。
シマノ バルケッタ Fカスタム
エサもルアーもフォールで誘え。
フォールレバー搭載のシマノ最軽量モデル。バルケッタFカスタムは上位機種バルケッタプレミアムからHAGANE ボディやXプロテクトなどコアなフィーチャーを受け継ぎながら、素材、パーツ等を見直すことで30g以上の軽量化を果たしたフォールレバー搭載の最軽量モデル。スローフォールが有効な釣り全般をカバーしますが、特にギア比8.1のDHXGモデルはメタルスッテに好適。DHモデルはギア比6.9のダブルハンドルで、鯛ラバなどテクニカル系の釣りに。ノーマルモデルはギア比6.9のシングルハンドルでヒラメやライトジギングなどパワー系の釣りにマッチします。
バルケッタプレミアムの軽量モデル
「バルケッタ Fカスタム」は、既存の上位モデルである「バルケッタプレミアム」の素材・パーツの見直すことで軽量化を図ったフォールレバー搭載リールの最軽量モデル。
バルケッタ・炎月・グラップラーのプレミアムシリーズがベースとなっており、ボディはアルミ製メインフレームのHAGANEボディとなっています。
メインフレームはプレミアムシリーズですが、内部構造は「19炎月CT」に近いものと思われます。
【自重225g】 バルケッタプレミアムから30-40グラムもの軽量化
軽量化モデルということで気になる重量は、自重:225グラム。
ベースとなったバルケッタプレミアム(255-265g)から30-40グラムも軽くなっています。
HAGANEボディを引き継いだままこの軽さはスゴイですね。
素材・パーツを見直したとあり、プレミアムシリーズの技術特性にはなかったCI4+(カーボン樹脂)が追加されたことから、サイドカバーなどがアルミからCI4+製になったと推測されます。
プレミアムシリーズとの違い マイクロモジュールギアは非搭載
プレミアムシリーズからいくつかの技術特性・スペックが削られているFカスタム。
プレミアムシリーズとの一番の違いは、マイクロモジュールギアの有無。
バルケッタFカスタムは、マイクロモジュールギア非搭載となります。
“シルキー”な巻き心地を実現するMMギアですが、一部では「耐久性に不安が~」との声もあるので一概にマイナス要素とは言えないかもしれません。
尚、MMギアは非搭載ですが、X-SHIPは採用しています。
スペック面では、BB数がバルケッタプレミアムの8/1から5/1と3つ減っています。
BB数が19炎月CTと同じため、展開図を見た限りベアリングが入っていないのは、ハンドルに2BB、メインシャフト(ドライブギア軸)の片側(付け根ではなく反対側)1BBでしょうか。
基本機能はそのまま引き継ぎ
削られたのはMMギアくらいで、その他主要技術はほとんど搭載されています。
<技術特性一覧>
・Xプロテクト(防水構造)
・レベルワインド連動
・フォールレバー
・LEDバックライト付ICカウンター
・カウンタースピード表示
・メトロノーム音
・電池交換可能(CR2032)
・エキサイティングドラグサウンド
・セーフティレベルワインド
フォールレバー搭載リールで最軽量
シマノ製カウンターの機能でユニークなのが「フォールレバー」。
制御することが困難だったフォールスピードを容易、かつ正確に制御できる新設計レバー。宙層では高速、ボトム付近では低速など、より戦略的な釣りが可能。
タイラバ用の炎月シリーズに採用されたのが初だったと思いますが、イカメタルにも便利な機能だと思います。
あちらも緩やかなフォールで抱いてくることが多いのでスピード調整機能は有効なはず。
自分はまだ所有していないので使ったことがないのですが、知り合いの漁師のおじさんが便利だと自慢してくるものでずっと気になっていました。^^;
用途に合わせた2タイプのハンドル
■ 55mmロングクランクダブルハンドル
大型ハンドルノブ採用の55mmロングクランクダブルハンドルを採用しました。安定したリーリングでパワフルなやり取りを可能にし、ヒラメや根魚、高負荷での釣りなどのパワーファイトを軽快にサポートします。■ 60mmロングクランクハンドル&CI4+製大型ラウンドノブ
大型ラウンドノブを備えた60mmロングクランクハンドルを採用。効率的なパワー伝達と力強い巻上げを可能にします。掌でしっかりとハンドルノブを握り込めるため、大物とのやり取りや重い仕掛けの回収にもパワー負けせず強力に巻き上げることができ、安心感を増しています。
ノーマルギアの150/151には、シングルハンドルとダブルハンドルの2タイプあり、用途に合わせて適したハンドルを選べるようになっています。
XGはダブルハンドルのみ。
シングルハンドル・・・パワーのいる釣り(ジギングなど)
ダブルハンドル・・・・一定の巻きスピードを維持する釣りやテクニカルな釣り(タイラバ、イカメタル)
ラインナップ・スペック表
ラインナップは、無印:ノーマルギアのシングルハンドル・ダブルハンドルモデル、XH:エクストラハイギアのダブルハンドルモデルの計6機種。
150が右ハンドル、151が左ハンドルとなります。
品番 | ギア比 | 最大巻上長 | 最大ドラグ力 | 自重 | 糸巻量 | ベアリング数 | ハンドル長 | 本体価格 |
150/151 | 6.9 | 69cm | 5.5kg | 225g | 0.8号-400m | 5/1 | 60mm | 31,500円 |
150/151DH | 6.9 | 69cm | 5.5kg | 225g | 1.0号-330m | 5/1 | 55mm | 31,500円 |
150/151DHXG | 8.1 | 81cm | 5.0kg | 225g | 1.5号-200m | 5/1 | 55mm | 31,500円 |
発売は、右ハンドルの150が3月、左ハンドルの151が4月発売予定。
こういうリールを待っていた
昨年は19炎月CTの存在を知らずにCI4+製の18バルケッタを買ってしまい後悔してしまいましたが、よりイカメタル向きなリールが新たに追加となりました。
・アルミ製ボディ
・LEDバックライト付きICカウンター
・フォールレバー
・レベルワインド連動
・ドラグ音
・そこそこ軽い
欲しかった機能・スペックを丸々搭載。
こういうリールを待っていました。
イカメタル用にぴったりなリールとなっています。