ハイコストパフォーマンスエリアロッド、「トラウトワン エリアスペシャル」のインプレ。
▼シマノ トラウトワン エリアSP 66UL
実売1万円そこそこ(1万~1万3千円ほど)で、
・ネジレを排除する『ハイパワーX構造』
・軽量で高感度な中空構造の『シマノオリジナルリールシート』
・オールステンレスKガイド(SiC)
・アクティブフェルール(印籠継ぎ)
と、かなりコスパの高いロッドとなっています。
▼シマノ トラウトワン エリアスペシャル 66UL
ラインナップは、レングス「56」(SULのみ)、「60」、「63」、「66」に、
「XUL-F」、「SUL」、「UL」パワーアクションの計10種。
それぞれのパワーアクションの解説としては以下のようになっています。
以下、メーカーサイトより引用
<XUL-F> キャストウェイト:1-3.5g
オートマチックに魚を掛ける乗せ調子の「XUL-F」モデル。
ティップは繊細で、掛かってからのバラシを防ぐしなやかなバットを持つ。
軽量スプーンはもちろん、クランク等にも最適。
<SUL> キャストウェイト:1.5-4.5g
フィールド・ルアーを問わずオールラウンドに使える「SUL」モデル。
「ハイパワーX」で全身を強化しシャープで操作性が高く、魚の乗りも良いブランクスを実現。
スプーンはもちろん、ミノーやクランクなど様々なプラグにも対応する。
<UL> キャストウェイト:2-6g
積極的に魚を掛けにいくスタイルにおすすめの「UL」モデル。
ルアーの操作性に優れ、確実にアクションを与えることが可能。
また、重量のあるスプーンも扱えるパワーを備え、大規模エリアにもおすすめの一本。
-引用終わり-
ちなみに「XUL-F」の「F」、ファーストアクションの略とありますが、
ファーストテーパーではありません。
村田基さん曰く、ややバットを強くしたものだそうです。
テーパーは基本通りのレギュラー~スローテーパーになっています。
この中から購入したのが「66UL」
釣り場(嵐山・通天湖)の条件に合わせ「66UL」を選びました。
(66ULしか店頭になかったということが大きいですが^^;)
▼釣り場の条件
・規模が大きく、遠投できる。
・水深も深いので重めのスプーンを投げることができる。
・50cmオーバーの大物が釣れるのでそれなりにパワーが必要。
<2014 4/3 追記>
新たに60ULを追加購入しました。
66ULとの違いですが、バットガイド位置、リアグリップの長さは同じでした。
<グリップ全体>
割と質の良いコルクグリップ
デザインもシンプルなストレートタイプになっています。
<リールシート>
この価格帯で中空構造のシマノオリジナルリールシート採用しています。
さすがに上位機種のようにウッド製ではありません。
(樹脂製・無塗装?)
よくメディアで村田さんが「僕が(原型を)削りました」って言ってるアレですね。
メーカー、ロッドによりけりですが、大抵の場合は中空構造といった風にはなっていません。
(コルクアーバーやら何やらが詰まっています)
自分もロッドを作る際はアーバーの間隔を開けて中空構造にしていますが、
コンッといった反響系のアタリがよく伝わるように感じます。
<ガイド>
オールステンレスフレームのKガイド仕様。
リングはもちろんSICです。
ガイド総数は6個、リング径はトップ4.5~バット20と、
最近のエリアロッドとしてはガイド数少なめです。
使用ガイド一覧
PLGST 4.5
PKTSG 5
PKTSG 5.5
PKTSG 7
PKTSG 10
PKLSG 20
ガイドこそKガイドを採用していますが、セッティングとしてはやや古めな印象です。
多点ガイド、マイクロガイド化が進んでいるエリアロッドが多い中、
こういったセッティングを施す辺りが良い意味でシマノらしいですね^^;
<付属品>
15cmのロッドベルトが2本付属
地味に便利です。
<総評>
初めてのエリアロッドなので細かなインプレ等はできませんが、
使いやすく十分に満足しています。
ガイドセッティングからして、ラインはPEやナイロン・フロロの極細ラインよりは
標準的なナイロン2.5~4lbが向いています。
感度も十分に良いですが、前途のガイドセッティングからしてトーナメント向けではありません。
「Xトルク」についてはよくわからないというのが正直なところです^^;(汗)
比較対象もないですし、特にブレがないとかシャキッとしているだとかは実感できません。
(ブレる、ダルいということではありませんよ)
強いて言えるのは見た目がカッコイイことですね^^;(適当)
ガイドの写真にチラッと写っていますが、X状に巻かれたカーボンテープがカッコイイです。
(こういったものは大抵中級以上のロッドに採用されますから)
あと、これは自分の選択ミスなんですが、「66UL」はちょっとオーバーパワー気味だったかなと。
嵐山、通天湖は確かに大型が釣れるものの、あくまでメインは20~30cmほど。
レギュラークラスのマスだとトルクがありすぎてドラグが出ることもほとんどなく、
すぐに寄ってきてしまってあまり引きが楽しめません。
基本シマノは表記上のパワーが他メーカーより強い(硬い)傾向にあります。
別にパワーアクションに明確な基準があるわけではないので間違ってはいませんが。
50、60を超える大型のみしかいない釣り場ならまだしも、
レギュラーサイズに大型が混じっている程度なら「SUL」で丁度良さそうです。
とまぁいろいろと書きましたが、クセがなく扱いやすくて入門に最適なロッドです。
最初の一本に買うなら「60SUL」を買っておけばまず間違いはないでしょう。
長さは数インチ長いくらいでは大して飛距離は変わりませんので、
よほど釣り場が広いということもなければ「60」か「63」が取り回しもよくベストです。
▼ナチュラム
シマノ(SHIMANO) トラウトワン エリアSP 60SUL
●フィールド・ルアーを問わずオールラウンドに使える「SUL」モデル
定価:17,115円→3割引→11,980円
▼Amazon