アジング用キャロライナリグとして、有名な某メーカーの「Mキャロ」。
(Mが何の略かは分かりません)
割と消耗品ですし、買うとやや高価なことから自作されている方も多いと思います。
既に多くの方が作り方を紹介されていますが、せっかくなので当方でもご紹介します。
長くなりそうなので、前編:「準備編」と後編:「製作編」の2つに分けてご紹介します。
まずは、使用材料から。
<使用材料>
必要な材料は、以下の4つ。
・バレットシンカー
・発泡材
・FIXPIPE(硬質カラミ止)
・熱収縮チューブ
上の3つは釣具店で、熱収縮チューブはホームセンターで入手できます。
バレットシンカーはルアーコーナー、発泡材は浮きの自作コーナー、
FIXPIPEは仕掛けコーナーにあります。
熱収縮チューブはホームセンターの配線コーナーにあると思います。
材料についてもう少し詳細を。
■バレットシンカー (鉛製)
Mキャロをウエイトを決めるシンカー。
同じ重さ、違う重さを2個組み合わせて使用します。
「Mキャロ」に使用する主なウエイトは、
1/32oz(0.9g)、1/16oz(1.8g)、1/8oz(3.5g)、3/16oz(5.3g)、1/4oz(7g)
※カッコ内はおよその値です。
1/32oz、1/16ozは、「ミニMキャロ」向け。
例:7グラムのMキャロを作りたい場合、1/8ozを2個使用します。
こちらは種類も多く、特に銘柄の指定はありませんが、
なるべくバリの少なく加工精度の高いものがおすすめです。
タングステン、ブラスは加工がし難く、何より高価なので×
価格は、入数にもよりますので、およそ200~300円前後。
(写真のもので252円です)
その他、バレットシンカーの代わりにナツメ型の中通しオモリを2分割すれば、
バレットシンカーより更に安く仕上がります。
(ただし、加工の手間も増え、精度もあまり高くありません)
<1/21追記>
「自作Mキャロの作り方 番外編 更に安く作る方法」
中通しオモリでも作ってみました。
■BLUE FIELD 発泡材穴アキ
沈下速度を調整する、シンカーとシンカーの間に入るボディ材。
太さは、6~8mm前後。
使用するシンカーの外径と同等か、ワンランク小さいサイズが目安です。
発泡材がシンカーより太過ぎると、熱収縮チューブを被せても
衝撃でシンカーが外れてしまう可能性があります。
1/8oz(3.5g)以下なら7mm、3/16oz(5.3g)以上なら8mmがベスト。
7mmが最も汎用性が高く使えますが、入手がちょっと困難です(汗)
参考:「自作Mキャロ素材 発泡材 7mm」
銘柄は写真の「BLUE FIELD 発泡材穴アキ」がベスト。
他にもメーカーは忘れましたがオレンジ色のものがあったかと思います。
価格は130~160円。
■FIXPIPE (硬質カラミ止)
太さは、0.6mmか0.8mm。
本家は0.8mmを使用しているので、それに合わせて0.8mmを使いますが、
0.6mmでも構いません。
0.6mmでも8lb程度のフロロリーダーなら問題なく通ります。
また、シンカーにもよりますが、0.6mmだとシンカーを加工する必要がありません。
銘柄は類似品も少ないので写真のもの一択。
TOHO(東邦産業) 「FIXPIPE(フィクスパイプ、フィックスパイプ)」
購入の際の注意点としては、必ず「硬質カラミ止」と書かれたものを選んで下さい。
記載のないものはフニャフニャです。
カラーは、ナチュラル(クリアー)、レッド、ブラック、夜光の4種類があります。
視認性から本家と同じくレッドか夜光がおすすめです。
価格は、150~180円。
■熱収縮チューブ
シンカーと発泡素材の固定、保護に使用します。
これを被せないと、衝撃でシンカーが外れる、発泡素材が割れることがあるようです。
必要な太さは、7~9mm前後。
発泡素材径の同等か、+1mm以上が目安です。
カラーは、クリアー、ブラックを基本に、次いでホワイトなどがあります。
ホワイトはクリアー、ブラックの倍近く高価です。
価格はクリアー、ブラックが80~160円ほどで、ホワイトは300円前後。
材料については以上です。
最後に使用する工具・ツール。
<使用工具>
左から
・デザインナイフ(アートナイフ)
FIXPIPEのカットに。
・カッター
発泡材のカットに。
・ピンバイス(ハンドドリル) 1.5mm
シンカー、発泡材の穴拡張に。
・瞬間接着剤
FIXPIPEとシンカー、発泡材の固定、隙間埋めに。
・鉛筆削り
発泡材の加工に。
・ハサミ
熱収縮チューブのカットに。
上記のものは100均でも入手可能です。
(ただし、ドリルは数百円します)
瞬間接着剤は、液状だと思わぬところに流れてしまうことがあるので、
作業性からゼリー状がベストです。
鉛筆削りはなくても構いませんが、あるとシンカーと発泡材の密着性向上が図れます。
「準備編」は以上になります。
次回は、「製作編」