今までダイワばかりだったので、スピニングでは初のシマノリールです。

アジングで使用するつもりで「C2000HGS」を購入したものの、
今ではエリアトラウトでの使用がメインとなりました^^;

ラインローラー、ハンドルノブにベアリングを追加しての使用。

インプレにあたり、ハンドルノブをノーマルに戻しました。

■シマノ 12 アルテグラ C2000HGS
20140205-1

メーカー製品ページはこちら

「X-SHIP」、「マグナムライトローター」、「AR-Cスプール」、
「イージーメンテナンスシステム」、「ネジ込み式ハンドル」など、
一通りの機能を備えたハイコストパフォーマンスリール。

マグナムライトローター搭載のリールでは一番安いモデルです。

ちなみに生産国は、マレーシアでした。



インプレの前に各部詳細と重量を。



▼スプール
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「AR-Cスプール」

同じ条件で試してないので、ダイワとの差はよく分かりません。

今のところ、AR-Cスプールだからよく飛んだという印象はありません。

後述のフリームスと比較して重くなく、スプール自体の価格も安価。

ただし、別機種との互換性はありません。



▼ベール周り
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他のシマノリールと比べて形状が異なっているベール周り。

コストカットなのか、かなり安っぽいです。

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ラインの受け?も若干悪いような気がしました。

ラインローラーは1BB仕様。

2BB仕様に改造できますが、やらなくても十分使えるでしょう。

ちなみにハンドルを回してもベールが返せます。



▼ハンドル
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この価格帯では珍しいねじ込み式ハンドル。

供回りと違い、ガタつきにくいのでこの差は意外と大きいです。

反対側にアオリスタンドなどのリールスタンドが装着可能です。
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写真のスタンドは廃盤になったシマノの「アオリスタンド」
ヤフオク、一部ショップではまだまだ販売されています。(500円程)


<重量測定>

▼本体
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約193g

標準が190グラムなので概ねカタログ通りです。



▼スプール
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約36g



▼マグナムライトローター
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ベール込みで約31g


■付属品
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・箱
・取扱説明書
・展開図
・調整ワッシャー
・保護シール(リールフット用?)
・布袋


<インプレ>

購入直後は、外れを引いてしまったようであまりの巻きの重さにガッカリでした。

↓関連記事
続・シマノ 12 アルテグラ C2000HGS
続々・シマノ 12 アルテグラ C2000HGS

グリス量が多かったようで、自分でオーバーホールしてからは重さもなくなり良好です。

ハイギアですが、巻き始め以外あまり気にならず、思ったよりは軽快に巻けました。

ライントラブルについては、ダイワの方がトラブルが少なく感じます。
(単純にラインローラーのベアリングの差ではなく、形状の問題)

ドラグは価格相応ですが、アジング、トラウトでの使用にはそこまで問題なく、
十分に使えました。

マイナス面では、性能には直接関係ないもののデザインがやはり酷いですね。

あまりにも地味過ぎていまいち所有感が湧きません。




<ダイワ 「11 フリームス」との比較>

価格帯が同じのライバル機種であるダイワ 「11 フリームス」と比較してみます。

まず、ボディ、ローターの材質比較。

フリームス:ザイオンボディ、樹脂エアローター
アルテグラ:樹脂ボディ、CI4+マグナムライトローター

見事に反対ですね。

強度面ではフリームスの方が若干上でしょうか。



ラインローラーのベアリングは、アルテグラが1BB仕様でフリームスはなし(カラーのみ)

無改造ならアルテグラの方がラインローラーの回りは良いです。



続いて自重。

重量は2500番以上はほぼ変わりませんが、2000番では30gもアルテグラが軽量です。

フリームス 2004:220g
アルテグラ C2000S:190g



「12 アルテグラ」と「11 フリームス」どちらか選ぶのなら、
2000番クラスだと断然「12 アルテグラ」を推します。

理由は、本体自重の軽さ、スプールの軽さ、替えスプールの安さの3つ。

特にスプールの重量差が大きく、フリームスはスプールが重いため、
重心バランスが悪く、前のめりになりがち。

ライトタックルではこの差が大きいです。

フリームスのアルミスプールはネットで調べてみたところ2004で30後半近くあるらしく、
アルテグラの2000番と約10gも差があるようです。

そしてスプールの単価。

フリームス 2004:3,800円
アルテグラ C2000:2,200円

断然アルテグラが安い。
(フリームスに至っては重いこともあり、わざわざこれを選ぶ必要はありませんが)

ただし、フリームスを始め、ダイワのスピニングは互換性が高いため、
別機種のエアスプールがあればこれらの差も縮まるでしょう。

予備スプールがあると一々ラインを巻き替える手間もなくなり、釣りの幅も広がります。
20140205-11
写真では片方巻いていませんが、以前はPEとナイロンをそれぞれ巻いて使い分け、
管釣りで使用していました。

アジング・メバリングならPEとフロロ(エステル)といったように使い分けれると思います。

それとハイギア、ノーマルギアの選択ができることもポイント。
(フリームスにはハイギヤの2004Hがありません)



2000番ならアルテグラですが、2500以上なら上記のメリットも薄れるので、
「11 フリームス」と「12 アルテグラ」どちらか好みでいいでしょう。

巻き心地については個体差もあるので何とも言えません。

実際に回してみてフィーリングの好きな方を選べば良いでしょう。

機能面では、ダイワの「オイルシールド」、シマノの「イージーメンテナンスシステム」。

個人的にはそこまで「オイルシールド」にメリットを見出せず、
どちらかと言えばシマノの方が分解もできるのでメンテナンス性は高いです。


<総評>

地味過ぎるデザイン、安っぽいベールなど、やや残念な点もありますが、
その他は特にこれといった欠点もなく、価格を考えると概ね良いリールと言えます。

自分の場合、リール自体に不満はあまりありませんが、
ハイギアのC2000HGSではなくて、ノーマルギアのC2000にしておけば良かったです。

ダイワの「13 セルテート」2004CHを買ってしまったので、
最近は出番も減り気味になってしまいました。

ギア比の問題についてはこちらの記事を参照下さい。
ライトタックルゲームにおけるハイギヤという選択



<関連記事>
・「シマノ 12 アルテグラ 改造 ラインローラー 2BB化
・「シマノ 12 アルテグラ 改造 ハンドルノブ 2BB化
・「シマノ 12 アルテグラ オーバーホール 分解編
・「シマノ 12 アルテグラ オーバーホール 組立編

■ナチュラム
シマノ(SHIMANO) 12 アルテグラ C2000HGS

シマノ(SHIMANO) 12 アルテグラ C2000HGS



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