ダイワ 「07 ルビアス」のトーナメントドラグを、
UTD – アルティメットトーナメントドラグにバージョンアップしてみました。
基本的にドラグシステムの違いは、グリスが違うだけということらしいのです。。
(ATDで判明)
もっとこう構造的なものも関係していると思っていたのですが…
ちょっと拍子抜け。。
<必要なもの>
ドラグシステムの変更に必要な物は、専用の「ドラググリス」と「ワッシャー」です。
▼ドラググリス
ダイワ純正のドラググリス
・トーナメント グリス Ⅲ
・アルティメット トーナメント ドラグ 専用グリス
トーナメントグリスⅢは、07ルビアスのドラグシステム「トーナメントドラグ」専用のグリス、
アルティメットトーナメントグリスは文字通りUTD専用グリス。
トーナメントグリスはクリーム色、UTDグリスは綺麗な白色。
トーナメントグリスの方が若干水っぽいです。
今回使うのはもちろんアルティメットトーナメントドラグ専用グリスです。
▼フェルトワッシャー
搭載しているドラグシステムによってワッシャーが異なるようなので3種類取り寄せてみました。
注)現在、15 フリームスのワッシャーは、単品での取り寄せはできません。
実際に取り寄せたのは昨年の2,3月頃です。
比較写真がこちら
左から
「07 ルビアス」:TD(トーナメントドラグ)
「12 ルビアス」:UTD(アルティメットトーナメントドラグ)
「15 フリームス」:ATD(オートマチックドラグ)
パーツ価格はどれも一枚200円です。
部品番号こそ異なりましたが、UTDとATDのワッシャーは同一?
違いがよく分かりません。
その他、素人目で見ても分かる違いが、ワッシャーの厚さ。
写真では分かりにくいですが、黒いドラグワッシャーの方が厚みがあります。
色は違いますが質感は同じようなものなので、耐久性は黒いワッシャーの方がありそうです。
ちなみにグリスとワッシャーの入手について、
専用のドラググリスとワッシャーを別個購入しなくても、
予めドラググリスを浸透させたワッシャーがダイワのアフターサービス部門(別会社)
SLP スポーツライフプラネッツから販売されています。
株式会社スポーツライフプラネッツ – 「ドラグリペアキット/UTDドラグリペアキット」
ワッシャー3枚入りで税抜き500円。
リール、サイズ(番手)毎にものが異なるようなので、まずは適合表をチェックしましょう。
2004や2506などのフィネスドラグ系(ワッシャーが一枚の単板式)は、
一つで3回分メンテができます。
<交換方法>
まずは既存のドラグワッシャーを抜き、スプール内部を綺麗に洗浄します。
一番上のドラグリングがストッパーの役割を果たしているので、これを外すだけです。
(飛ばさないように注意)
外した部品一覧。
外したTDのワッシャーを、UTDのワッシャーに置き換えます。
今回はドラグシステムを変更するので古いワッシャーは再利用しません。
フィネスドラグは単板式なのでドラグワッシャーは一枚、
多板式は3枚+金属製のワッシャーで構成されます。
ワッシャー交換の前に、
外したドラグラチェット(金色の蓋?)と、スプール内部を綺麗に洗浄します。
ついでにブッシュから置き換えたベアリングも洗浄し、グリスアップしました。
新品のドラグワッシャーにドラググリスを塗布します。
グリスの説明には米粒3粒程度とありますが、これだとフェルトワッシャーには少ないです。
ワッシャー全体に満遍なく行き渡るように伸ばします。
反対側も同様に。
先に塗った面にゴミが着かないように、ビニールの上などで作業するとよいでしょう。
あとはグリスを含浸させたワッシャーを組み込むだけです。
ドラグラチェット、リングを取り付けます。
ラチェットにも少量グリスを塗布しておきましょう。
完成。
トーナメントドラグをアルティメットトーナメントドラグにアップグレードできました。
■Amazon
今回はUTDにしましたが、最新のATD(オートマチックドラグ)にすることも可能です。
そちらはまた別の機会に。
→ 「ダイワ ATD オートマチックドラグへのチューン メンテナンス」
ATD – オートマチックドラグへのチューン、メンテナンス方法を投稿しました。