BFS本舗のダイワ CTシリーズ用 30φ 超軽量シャロースプールの実釣インプレッション。
「19 アルファスCT SV」に合わせて使用。
小口径φ30mm、最軽量のスプール自重4.4グラムという驚異的なスペックで、軽量ルアーのキャスタビリティにおいてこれ以上の組み合わせはありません。
<11/26 訂正>
最小口径となるφ30mmと記載していましたが、AIRモデルとしてφ28mmという更なる小径スプールが発表されたため訂正しました。
BFS本舗って何?
スプールの紹介の前に、まずはBFS本舗って何ってところから。
「BFS本舗」は、ヤフーショッピング内に出店しているショップ。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/bfshonpo/
製造メーカーというわけではなく、RAY’s STUDIO(レイズスタジオ)などの所謂 “中華” パーツを輸入し、販売しているショップのようです。
Aliexpress(アリエクスプレス)にないものを販売しているので小ロット生産の特注品でしょうか。
ちなみにダイワ公認のカスタムスプールはKTFだけのはずなので非ライセンス品となります。
安心の国内配送で梱包も丁寧
配送は安心の国内発送。
注文したものにもよりますが、今回注文したスプールはこうしたダンボールに入って届けられます。
更に丁寧な手紙と粗品も付属。
正直注文するまでは胡散臭い印象があったのですが、こういうちょっとした気遣いでかなり印象が変わりますね。
後でいろいろ見たところ面白そうなものを多数販売しているのでまた注文してみるつもりです。
肝心のスプールは、汎用のスプールケース入り。
内部にスポンジも入っており、梱包に申し分はありません。
ちなみに価格は、2019年11月24日現在で13,220円。
税込み5,400円以上で送料無料なので送料もかからず、キャッシュレス還元などもありますのでもう少し安くなります。
【BFS本舗】 超軽量 シャロースプール For Daiwa 19CTシリーズ
それでは、肝心の「超軽量 シャロースプール For Daiwa 19CTシリーズ」をみていきます。
これといった正式名称などがないのでこちらで
いかにも軽そうなハニカムスプール。
仕様やスペックなどがこちら。↓
安定したブレーキ力を発揮する固定インダクトローター
インダクトローターは固定式。
常に安定したブレーキを掛けることができます。
CTシリーズの「CT SVスプール」や、KTFの「KAHENスプール」は可変式となっており、必ずしもどちらがいいというわけではありません。
渓流トラウトやエリアトラウトでの軽量ルアーのキャストを想定しているため、固定式を採用というのが購入の決め手の一つとなりました。
レスポンスに優れたマイクロベアリングを搭載
スプールには、マイクロベアリングを搭載。
通常のベアリングより更に小さい小径ベアリングにより、軽量ルアーの軽い力でもスムーズなスプールの立ち上がりを実現します。
【最軽量】 驚異のスプール自重4.4グラム
<スプール重量>
自重:5.33g(BB込)
実際に計測した訳ではありませんが、BBなしの重量が4.4グラムとなっています。
これはダイワ用としては最軽量のはずです。
(ダイワ、シマノ、アブの3社の中でトップクラス)
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【装着】 リール側にもマイクロベアリングを搭載
せっかくのマイクロベアリング仕様なので、リール本体にもマイクロベアリングを搭載してみました。
「アルファスCT SV」のブレーキダイヤル側のベアリングはノーマルなので、これをKTFやヘッジホッグスタジオのマイクロベアリングに交換します。
今回はヘッジホッグスタジオの「AIR BFS」を使用。
(サイズは「830AIR BFS」)
そしてスプールを装着。
ちなみにメカニカルゼロポジション設定で4lb以下のラインがボディとスプールとの隙間に入ることがありました。
実釣で隙間に入ったことはありませんでしたが、ロッドにラインを通す際にふけた糸が入ることがあり、準備時に注意が必要です。
【実釣インプレ】 最高性能の軽量キャスタビリティ
エリアトラウトで丸一日使ってみました。
当日の風が強く、あまり軽いルアーのキャストを試すことはできなかったものの、手応えは十分。
これまで軽量キャスト用途に以下のベイトフィネスリールを使ってきましたが、使用感は間違いなくトップクラス。
<ダイワ>
・PX68+FSS(フィネススペシャルスプール)
・アルファス+ZONDAスプール
・アルファスAIR
<シマノ>
・09 アルデバランMg+夢屋BFスプール
・09 アルデバランMg+アベイル マイクロキャストスプール
・16 アルデバランBFS
・16 アルデバランBFS+アベイル マイクロキャストスプール
これまで一番だった16アルデバランBFS+アベイルスプールの組み合わせに勝るとも劣らないキャスト性能です。
小口径×最軽量の効果は絶大
小口径φ30mmと、自重4.4グラムの最軽量スプールの効果は絶大。
これ以上ない低慣性で通常のベイトフィネスリールでも投げづらい重量も楽々。
これなら本当にアンダー1グラムのキャストもストレスなくキャストできます。
(ある程度ロッドの柔らかさが必要ですが)
また、固定インダクトローターによる安定したブレーキも用途にあっています。
現在主流となっている可変式は、どうも軽量ルアーのキャストにおいては不安定で使いにくい印象。
シマノの可変式ブレーキシステム「FTB」はまずまずでしたが、ダイワの「AIR」は、渓流での使用において不安定に感じることが多々ありました。
その点、固定式なら微妙なキャスト入力でも安定したブレーキ力が望めます。
ただし、どうもブレーキそのものが弱くかかるらしく、通常の設定よりやや強め設定が必要でした。
(人によってはピーキーに感じるかもしれません)
バスフィッシング用途には、可変式のKTF 「KAHENスプール」が良いのでしょうが、アンダー1グラム以下といった、いかに軽いルアーをストレスなくキャストできるか、という用途においてはこちらのスプールが最適です。
このスプールを搭載することで、今ひとつ用途がはっきりしないCT SVシリーズが最高性能のベイトフィネスリールに化けることとなりました。