先に発売された「FC LT2000S」に続き、今度は「LT2500S-DH」のファースト・インプレッション。
関連記事:13年ぶりのフルザイオン ダイワ 20 ルビアス FC LT2000S Fインプレ
ダイワ 20 ルビアス LT2500S-DHの特徴とスペック
<スペック>
品名:LT2500S-DH
ギヤ比:5.2
巻き取り長さ:73cm
自重:185g
最大ドラグ力:5kg
標準巻糸量:ナイロン 4lb-150m、PE 0.6号-200m
ベアリング:10/1(ボール/ローラー)
ハンドル長:90mm ダブルハンドル
ノブ仕様:I型
<付属品>
・リール本体&ハンドル
・リールバッグ
・調整ワッシャー
・取扱説明書
リールバッグは、下位モデルによくみられるペラペラのナイロン製?ではなく、布製となっています。
13年ぶりのフルザイオン × LTコンセプト
20ルビアスは、07年モデルから実に13年ぶりとなるフルザイオン製リールとして生まれ変わったLTコンセプトモデルです。
カーボン系高強度樹脂素材 ZAION製のモノコックボディを採用しているのが最大の特徴。
同2500番ボディでも、非モノコックボディに搭載されるものより大きなギアを搭載しており、巻き上げ力が強くなっています。
ローターも同じくZAION製で上位モデル「イグジスト」や「セルテート」と同タイプの最軽量エアローターを搭載。
ラインローラーは標準で2BB仕様となっています。
一通りの主要テクノロジーを採用
その他、主要テクノロジーがこちら。
・マグシールド(ピニオンギア上部)
・冷間鍛造 超々ジュラルミン製タフデジギア
・ATD(オートマチックドラグ)
・薄肉アルミ製 LC-ABS スプール(タイプα互換)
・リニアシャフト(ローターナットベアリング)
19バリスティックには採用されなかったリニアシャフトを搭載しているのがポイント。
同番手の18イグジストより5グラム軽量
<リール総重量>
自重:184.9g
ほぼカタログ値通りです。(珍しい)
参考までに
07 ルビアス 2506W・・・約210g
17 セオリー 2508PE-DH・・・197.4g
18 フリームス 2500S-DH・・・222.8g
18 イグジスト LT2500S-DH・・・190g(カタログ値)
ミドルレンジ帯ながら、フラッグシップモデル「18 イグジスト」より軽くなっています。
<スプール重量>
自重:24.83g
参考までに
07 ルビアス 2506W エアスプール・・・30.1g
RCS 2508 エアスプール(旧モデル)・・・33g
15 フリームス 2508R-H アルミスプール・・・51g
17 セオリー 2508PE-DH 薄肉アルミスプール・・・35.8g
18 フリームス 2500S-DH 薄肉アルミスプール・・・29.7g
スプール重量も同じ薄肉アルミ製スプールの18フリームスより5グラム軽く、さすが上位モデルといったところです。
90mmの軽量細軸ダブルハンドル
17セオリーで初採用された軽量・細軸ハンドルの90mmダブルハンドル。
20ルビアスのハンドルは、そのシルバーカラーVerとなります。
個人的にハンドルはシルバーの方が好みなので被ってもこれが欲しかった。
<ハンドル重量>
自重:28.0g
個別で量っていませんが、ハンドル単体で約18グラムの見込み。
初回生産分のみ MADE IN JAPAN 日本製
初回ロットということでメイド・イン・ジャパン 日本製。
以降は中国製となって量産される見込みでしたが、3月現在、どうもコロナショックの影響で生産が遅れそうな予感。
実際に20ソルティガが発売延期となっているので欲しい方は早めのご購入をおすすめします。
2台目の20ルビアス
FC-フィネスカスタムモデル「LT2000S」に続き、2台目の20ルビアスとなるノーマルモデルの「LT2500S-DH」。
番手違いでスプール&ローターはもちろんのこと、特にボディが一回り大きいのが見て取れます。
ダイワの新スタンダード LT2500番のサイズ感と用途
スピニングリールで最も汎用性の高いのが2500番。
LTコンセプト以降のLT2500番は、従来よりサイズ感が変わっています。
ボディは同じ#2500番ボディ。
スプールが従来の2500番でφ48mmだったものが、LT2500ではφ45mmに小口径化。
それに合わせてローターも小型化され、従来の#2500番ローターより小さな#LT2500番サイズが新設されました。
LT2500は、従来機2000番と2500番の中間となる2250番といえるサイズ感となっています。
【剛性】 リールフットが肉厚に
ZAIONを始めとする高強度樹脂製ボディリールの使用時において、強い負荷が掛かった際に気になるボディ(リールフット)の撓み。
20ルビアス LT2000番では、同じZAION製ボディのセオリー系ボディよりリールフットが部分的に細身になっているのが気になっていました。
それがボディサイズが一回り大きなLT2500番では、リールフット全体が肉厚に。
実際に使ってみないことには分かりませんが、重いシンカーを使うイカメタルやティップランに使っても剛性面で不安はなさそうです。
エギング全般、ライトソルトに最適なダブルハンドルモデルのLT2500番
汎用性の高い2500番にダブルハンドルを標準装備した「LT2500S-DH」。
その用途はやはりエギングがメインとなる予定。
陸っぱりからオフショアのボートエギングまで幅広く使えそうです。
小口径化された2500番スプールは、バットガイドが小型化されつつ近年のロッドにマッチし、アジング・メバリング用のロングロッドにもバランスが良く合うことでしょう。