各部重量の測定、ファーストインプレッションを予定していましたが、
その前にこれまでのシマノ製スピニングリールにあって
このストラディックに採用されていない機能・技術などについて
購入前に知っておきたいことをいくつか紹介します。
<ストラディック購入前に知っておきたい4つのこと>
1. ストッパーレバー
ストラディックには逆転ストッパーレバーがありません。
ガイドにラインを通すときにローターを逆転させて糸を出すなど、
地味に使っている方もいるはず。
個人的に写真を撮るのにローター位置を調整しにくくて不便でした。。^^;(汗)
今まで当然のようにあったものがなくなると最初は戸惑うかと思いますが、
すぐに慣れると思います。
実釣で使うことはまずないのでなかったらなかったでそこまで困るものではありません。
(村上さんのようにドラグ代わりには使っているならは別ですが)
<訂正>2016年6月10日
できないと思っていたハンドルリターン、できました。
関連記事:【訂正】 シマノ 15 ストラディック ハンドルリターンできました
2. ハンドルリターン(オートリターン)機能
これまで当たり前のようについていたハンドルを回すことによってベールが自動的に戻る
ハンドルリターン機能ですが、このストラディックにはついていません。
ストッパーレバーと違い、ほとんどの方が使わない機能だとは思いますが、
ハンドルリターンを使うことのある渓流用に考えている方はご注意を。
購入後すぐは何度試してもできなかったと記憶しているのですが、、
ハンドルを回す力が弱かったのか、使っていく内に当たりが取れたのか、
いずれにせよ、間違った情報を記載し申し訳ございません。
お詫びして訂正致します。m(_ _)m
3. イージーメンテナンスシステム
分解することなくオイル・グリスを注油できるように
ラインローラー部とボディに設けられていた注油口(オイルインジェクション)ですが、
防水性を高めるためか非採用となりました。
従来より防水性・気密性が上がったことにより、
マメにオイル・グリスアップする必要がなくなったということでしょう。
4. マグナムライトローター
タフさが売りなためか、
軽量な「マグナムライトローター」ではなく、より撓まない高剛性ローターが採用されています。
ライトゲーム用などに巻き始めの軽いフィーリングを求めている方は注意が必要です。
その他 スプールとリール本体の表示に注意
今回購入したのは「2500S」なので関係ありませんが、
このリールはこれまでと違ってスプールとリール本体の表示が異なるものがあります。
例えば「2500HGS」の場合、
リール本体(リールフット部)には「2500HGS」と表示されていますが、
スプールは「2500S」となります。
2500HGSを買ったのに2500Sのスプールがついていてもそれはメーカーの不手際ではありません。
最後にこの「15 ストラディック」ですが、
スペックだけみると上位の「15 ツインパワー」と大して変わらないように思えるほどの
ハイコストパフォーマンスっぷりです。
ただし、このリールの売りはあくまで”タフさ”。
メタルボディのリールとしては軽い方ですが、
カーボン樹脂系(Ci4)のリールと比べるとどうしても重量があります。
それでいてローターは非マグナムライトローター。
ラインナップに小型番手の「1000S」、「C2000HGS」がありますが、
お世辞にもライトゲーム向けとは言えません。
リールに何を求めるかは人それぞれですが、
一般的に2000番以下の使用が想定されるライトゲームにタフさは必要ないと思います。
よってストラディックを買うなら2500番以上が最適でしょう。
ライトゲーム用に安価なシマノリールをお求めなら
クイックレスポンス(マグナムライトローター採用)機の
「12 アルテグラ」や「ソアレ BB」あたりをオススメします。
関連記事:「シマノ 12 アルテグラ C2000HGS インプレ」
■Amazon
■ナチュラム