シマノ 「15 ストラディック」2500Sと、「16 ストラディックCI4+」2500HGSの
ボディ(ギアボックス)内にベアリングを追加しました。
スプール受けとハンドルノブにはベアリングを追加済み。
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今回は面倒なギアボックス内の2箇所にベアリングを追加します。
必要なもの
ベアリング交換に必要なツールと、ベアリングのサイズ。
<ツール>
・トルクスドライバー T6 T8
・めがねレンチ 12mm
・六角棒レンチ サイズ:M2 0.89mm
その他、プラス・マイナスドライバーなど
<ベアリング>
ウォームシャフト軸受け後方
・NMB(ミネベア)型番:DDL-630ZZ サイズ:内径3mm x 外径6mm x 幅2.5mm
ウォームシャフトピン軸受け
・NMB(ミネベア)型番:DDL-520ZZW52 サイズ:内径2mm x 外径5mm x 幅2.5mm
リール1台につき、それぞれ1つずつ計2個のBBが必要になります。
また、外径4.5mmほどの厚めのワッシャーがあった方が良いです。
→ スクワット 630ベアリングシム
交換手順
ベアリングの追加手順を順を追って掲載します。
ボディ(ギアボックス)の開封
まずはスプール、ハンドルなど、作業の邪魔になるものを外します。
続いてローターを外します。
外し方はスプール受けにBBを追加した際の記事を参考に。
次はローラークラッチ(ワンウェイクラッチ)なんですが、、
外すネジに注意。
ボディに固定している3本の長いネジのみを外します。
というのも、写真赤丸のネジを抜くとローラークラッチが分解されて
中のローラーがポロポロと外れやすくなってしまいます。
そのため、写真赤丸のネジは外さず、
3本のネジだけを外して、そぉーっとローラークラッチ一式を外しましょう。
ローラークラッチを分解、または中のローラーが動いてしまった場合。
ローラーが左寄せになっているのが正しい状態です。
外れてしまった場合は、外側に付いているスプリングを位置をみて
ローラーが右寄せになるように配置しましょう。
次にボディ後方のカバー(ボディガード)を外します。
ネジはT-6一本のみ。
続いてボディ(ギアボックス)の開封。
ボディガードで隠れていた部分は普通のプラスネジ、露出している部分はT-8です。
4本のネジを外し、いよいよ開封。
ベアリングを追加するのが写真赤丸の2箇所です。
ウォームシャフトピン
まずはウォームシャフトピン軸受けへのベアリング追加。
摺動子ガイド(シルバーの棒)を抜くと、メインシャフト組が外せるようになります。
ベアリング追加とは関係ありませんが、摺動子ガイドにOリングが嵌っています。
コアプロテクトの一貫でしょうか。
少なくともダイワでは見たことがないです。
メインシャフト組上部を分解し、内部の白いブッシュをベアリングに置き換えます。
ベアリングだけだと隙間が空いてしまうのでワッシャーを入れておきましょう。
手持ちのスクワット 「630ベアリングシム」がぴったり嵌まりました。
ウォームシャフト
ウォームシャフトの軸受け(後方のみ)にベアリングを追加します。
ボディ後方のネジを外し、カバーを外すことでウォームシャフトが抜けるようになります。
ベアリングを追加するのは後方のみ。
前方は1/3ほど欠けた形状をしているため、ベアリングに交換することはできません。
今回は参考までに抜きましたが、
ベアリングに交換するのは後ろ側だけなのでウォームシャフトは抜かなくても追加できます。
白いブッシュをベアリングに置き換えて作業終了。
完成
元に戻せばベアリング追加作業は完了です。
これで更に2BB増え、標準の6BBから10BBへとなりました。
一応これでフルベアリングと言えなくもないですが、
もう一箇所、ラインローラーを2BB仕様のものに交換することで11BB仕様にすることもできます。
今のところはラインローラーに異常はないので当分は弄ることはないでしょう。